「ハンバーグステーキ」と「ハンバーガー」が自慢の隠れ家的カフェ/カフェ ベクトル 小松汐里さん


カフェ ベクトル
小松 汐里 さん

カフェ ベクトル 小松汐里さんインタビュー
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「ハンバーグステーキ」と「ハンバーガー」が自慢の隠れ家的カフェ

東急大井町線「等々力駅」から「上野毛」駅方向へ歩いていくと、左手側にある「vector」(ベクトル)は、10年前のオープン以来、地域の人々に愛され続けている小さなカフェ。肉汁があふれだす「ハンバーグステーキ」と、特注バンズに「ハンバーガー」が二枚看板だ。お客さんは通い慣れた付近の常連さんがほとんど。落ち着いた雰囲気でゆったりとくつろぐことができる。料理も本格的なものが出てくるということで、口コミで人気を集めている。今回はこちらを訪ね、ホールスタッフの小松汐里さんにお話をうかがった。

まず、お店のコンセプトと特長について教えてください

カフェ ベクトル 小松汐里さんインタビュー
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ここは2004(平成16)年にオープンしました。小学校や等々力の住宅地に囲まれている場所ですので、「地元に住んでいる方に愛されるお店」ということと、「年代や性別を問わず、幅広い方が気軽に立ち寄りやすいお店」ということをコンセプトにしています。

名物はハンバーグとハンバーガーだそうですが、どんなこだわりがあるのでしょう?

カフェ ベクトル 小松汐里さんインタビュー
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まず、「ハンバーグステーキ」については、300グラムというかなり大きなものになっています。基本のデミグラスソースのほかにも、香草エスカルゴバターソース、ローズソルト、和風仕立てなど、いろいろな味があるんですよ。今回写真に撮っていただいたのは、「ハンバーグステーキ 自家製デミグラスソース」(980円)です。

手で捏ねるところから全部手作りしていて、焼く時にも低温でじっくりと、肉汁をたっぷり閉じ込める焼き方をしていますので、ナイフを入れただけで「ジュワ」って肉汁が出てくると思います。もちろん、デミグラスソースも自家製でして、店のキッチンで手間ひまをかけて、じっくり煮込んで作っています。

確かに肉汁が溢れ出てきて、とっても美味しいハンバーグでした。ハンバーガーも同じ肉なのでしょうか?

カフェ ベクトル 小松汐里さんインタビュー
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そうです。ハンバーガーについては、ハンバーグと同じ肉を150グラム使ってパテにしていまして、こちらも「クラシックバーガー」(880円)をベースに、チーズバーガーやアボカドバーガーなど、いろいろなバリエーションがあります。

 

 

その中でも人気が高いのは、クラシックバーガーに目玉焼きと厚切りベーコンをトッピングした「世田谷バーガー」(1,180円)です。かなり豪華で、食べごたえがありますよ。ハンバーガーのバンズは、パン屋さんに特注で頼んで作ってもらっているもので、「胚芽バンズ」というものにしています。ほんのり甘くて、とっても歯切れが良いのが特長です。

それ以外だと、どんなおすすめメニューがあるのでしょう?

カフェ ベクトル 小松汐里さんインタビュー
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ドリンクですと、カフェラテなどは人気です。ラテアートもやっていますし、スイーツも全部手作りでやっていますので、ぜひセットにして召し上がってみたください。

昼、夜、それぞれどんなお客さんが来られますか?

カフェ ベクトル 小松汐里さんインタビュー
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目の前が小学校ということもあって、やっぱり、お子さんのいらっしゃるママさんが多いですね。女性客が圧倒的に多くて、ランチタイムが一番混みますが、ほかの時間はゆったりしていただけると思います。夜は深夜0時までやっていますから、穴場だと思いますよ。

 

 

カフェ ベクトル 小松汐里さんインタビュー
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夜にはやっぱり、ご家族やご夫婦、またはグループでいらっしゃる方が多くなりますね。うちは昼間のメニューはそのまま夜でも食べられるんですが、それとは別にディナーメニューもあって、パスタやオムライスなどが、夜の人気メニューになっています。テーブルにろうそくを置いて雰囲気作りをしているので、昼間とはちょっと違う感じで楽しめて、カップルの方にもおすすめですよ。お酒はビール、ワイン、カクテルなどが人気です。

ランチについては、15時までのランチライムには、スープ、サラダ、ドリンク、ミニデザート(平日のみ)が付くセットメニューを設定しているので、9割ぐらいの方はランチセットで頼まれますね。

テラス席も気持ちよさそうですが、いつでも開放されているのですか?

カフェ ベクトル 小松汐里さんインタビュー
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テラス席はいつでも、天気の穏やかな日であれば開けています。道路もそんなに車通りが無いですから、テラス席から先に埋まっていくくらい人気が高いんですよ。テラス席は犬と一緒でも大丈夫ですし、禁煙にはしていませんから、どなたでも気軽に使っていただければと思います。

小松さんご自身、仕事をされていて「嬉しい」と感じる瞬間はいつですか?

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自分はホール担当をしているんですが、やっぱりお客様と楽しく会話ができたり、お客様から「ありがとう」「美味しかった」など嬉しい言葉をいただけた時は、「やっていてよかったな」って思います。このお店はほとんどのお客様がリピーターか、お客様の紹介で来られた方ですので、スタッフとお客様の距離がとっても近くて、仲がいいんですよ。

最後に、等々力エリアのここがおすすめ、というポイントを教えてください。

カフェ ベクトル 小松汐里さんインタビュー
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私も世田谷区内のほかの場所から、最近このへんに引っ越してきたばかりなので、まだまだ知らない場所だらけなんですが、少し回っただけでも、「自然が多いなあ」というのは感じています。都会の中で、これほど緑が多い地域というのは珍しいんじゃないでしょうか。今は自由が丘や二子玉川がいろいろ開発されてきているんですが、等々力はこのまま、静かな緑いっぱいの街でいてほしいですね。

あと素敵だなって思うのは、等々力って、「住んでいる人たちがいい人たちばっかり」なんです。これはお店をやっている私達にとっても、本当に幸せなことだと思っています。

具体的な「場所」ということですと、「等々力渓谷」が一番のおすすめスポットですね。散歩に行くと、とてもリフレッシュできます。近くに果樹園もあって、もぎとり体験などもできるという話を聞いたので、今度はそういう所にも行ってみたいと思っています。

カフェ ベクトル 小松汐里さんインタビュー
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今回、話を聞いた人

カフェ vector(ベクトル)

スタッフ 小松汐里さん

住所:東京都世田谷区中町2-30-21 シルバー玉川101
電話番号:03-3705-5061
営業時間:11:00~深夜0:00(フード22:30LO、ドリンク23:00LO)
定休日:火曜日
URL: http://www.vector-tokyo.com/shop.html

※記事内容は2014(平成26)年3月時点の情報です。

※文章に出てくる名称について
バンズ=甘味または塩味の小さな丸パン
パテ=ひき肉を円盤状にして焼いたもの

「ハンバーグステーキ」と「ハンバーガー」が自慢の隠れ家的カフェ/カフェ ベクトル 小松汐里さん
所在地:東京都世田谷区中町2-30-21 シルバー玉川101 
電話番号:03-3705-5061
営業時間:11:00~深夜0:00(フード22:30LO、ドリンク23:00LO)
定休日:火曜日
http://www.vector-tokyo.com/shop.html