中国小麦粉料理専門店 恵泉

そして、こちらのお店のもう一つの大看板が「点心」だ。2011年9月より中国大連から「高級技能麺点師」の資格を持った女性シェフが腕を振るっている。中国では料理人の腕前は国家認定のランク付けがされており、専門の技師として5段階のレベルがある。最も位の高い特級調理師は全土で数百人しかいないというほどの厳格な格付けだ。こちらのシェフ鄭夏さんは点心に特化した「高級技能麺点師」。日本人にはピンとこないかもしれないが、群を抜いた腕の持ち主なのだ。お店では中国へ出向いてスカウトしてきたとのこと。

中国小麦粉料理専門店 恵泉
中国小麦粉料理専門店 恵泉

並べられた点心からは美味しそうな香りが漂う。写真右手前から「盆子(ホーズ)中華焼き餅」「水餃子」「鄭夏さん特製焼き餃子」「花巻」「葱餅」、中央の花をかたどったものがカボチャの点心で中に餡を詰めたもの。

中国小麦粉料理専門店 恵泉
中国小麦粉料理専門店 恵泉

一口食べて、「あ、この味は日本ではない」と感じられる。まさに本場で食べる中国の味! どれもこれも風味豊かで、具の入っていない花巻などからは小麦の甘さと味の良さが存分に伝わってくる。

どうしてこんなにも日本の中華料理店で食べる点心と味わいが違ってくるものか、店長でありシェフの佐藤氏に伺うと、「油の使い方」にあると言う。

日本の植物油を使いながらも、香辛料を巧みに使い「香り油」にして調理するのだ。それは料理技師それぞれがオリジナルで作っている独自の味。油っこくはなく、この深い旨味は日本人には出せない味だ。

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