市川一茶庵

路地裏にひっそりと佇む情緒溢れる日本家屋
路地裏にひっそりと佇む情緒溢れる日本家屋

JR総武線「本八幡」駅南口を出てすぐの路地裏に佇む「市川一茶庵」は、歴史を感じる日本家屋が印象的な老舗蕎麦屋だ。のれんをくぐるとすぐに下駄箱と沓脱ぎ石があり、座敷にあがって座布団に座る古き良き一軒家スタイルの店内。床の間に季節の花が活けられていたり、廊下に囲炉裏が据え付けられていたり、壁のガラス棚には大小さまざまなそば猪口が陳列されいたりと調度品にも風情が漂っている。

素材へのこだわりを記した軒先の看板
素材へのこだわりを記した軒先の看板

蕎麦はすべて手打ちで2種類あり、おすすめは江戸前の細打ち麺だ。まずはつけ汁に浸さずそのまま口に運んでみると、蕎麦打ちに使われた水の美味しさや小麦のほんのり甘い香りが口中にフワリと広がる。つけとろはボリューム満点で、青のりの風味が絶妙にきいている。もう一種類の蕎麦は深山(みやま)という挽きぐるみの中太麺で、黒っぽい色合いの田舎蕎麦だ。2色せいろもあるので、食べ比べてみるのも面白い。蕎麦屋定番の卵焼きや一茶庵の看板商品である鴨料理など、芳醇な吟醸酒に良く合いそうな一品料理も多数用意されている。

みずみずしく清楚な味わいの細打ち麺
みずみずしく清楚な味わいの細打ち麺

和食系の品書きが並ぶ店内でふと目を引くのはワインリストだ。山梨や長野、秋田などの国産ワインのラインナップが充実しており、聞けば三代目のご主人はソムリエの有資格者とのこと。蕎麦と言えば日本酒と決めてかかりがちだが、甲州(山梨県産のブドウ品種)などすっきりとしたドライな白ワインを合わせるのは斬新なアプローチだ。燻製香のきいた「いぶり鴨」などのおつまみは、中重口の赤ワインと合わせてもしっくりきそうだ。

小窓から日の差し込む小個室
小窓から日の差し込む小個室
座敷のテーブル席のほかに大小の個室も用意されており、家族の集まりや宴会、法事などにも利用することができる。向かいの敷地にはカウンター席のみの立ち食い専門店舗も構えているので、さまざまなシーンで訪れることができそうだ。

市川一茶庵
所在地:千葉県市川市南八幡3-5-16 
電話番号:047-378-1614
営業時間:11:30~15:00(土・日曜日、祝日は~15:30)、16:30~20:00
定休日:火曜日、第2・第4月曜日
http://www.zenmisoba.com/tenpo/t17_iisaa..



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