diario(ディアーリオ)

JR中央線「武蔵小金井」駅の南口を出て左手側へ。「蛇の目通り」と呼ばれる商店街の一角にあるのが、今回ご紹介する「diario」(ディアーリオ)である。この店は2013(平成25)年に開業。府中にあるお店の支店として、当初はワインバーとしてスタートを切ったが、実際には家族連れやカップル、女性のお客様も多く訪れたことから、2016(平成28)年、「本格的なイタリア料理を、気軽な雰囲気で味わえる店に」と、料理とワインを主体にしたスタイルに変わった。看板には変わらず「ワインバー」と書かれているが、実際には、トラットリアに近いスタイルである。

店舗外観
店舗外観

店内の様子
店内の様子

新生「diario」の特徴は、まず、経営者が変わったことである。もともと府中のお店と行き来していたシェフが独立し、店ごと買い取って、メニューとコンセプトを変えた。シェフはもともと都内のリストランテで働いていたので、出される品々は従来以上にシェフの個性が光る、洗練した品々が増えた。

豊富に揃うワイン
豊富に揃うワイン

シェフが重視しているのは「旬の食材」と、「素材の持ち味」。スパイスを入れすぎたり、火を通しすぎたりすることも“ご法度”としている。旬の食材を安く仕入れ、最適な調理法で持ち味を引き出し、美味しく食べてもらう。そこがシェフの目指すところだ。

仔羊のイヴァンデッラ
仔羊のイヴァンデッラ

 

メニュー一例
メニュー一例

黒板メニューは、同じものを二度と出さないことがポリシー

もともと和食の修行をした時期もあったことから、魚の目利きには自信があるというシェフ。この店の魚はすべて、相場が高い築地ではなく、大阪中央卸売市場から仲買いを通して直送してもらっている。「何が来るかは、届くまで分からないんです。届いた品をじっと見て、これを作ろうか、と決めて、黒板に書く。それがうちのやり方です」と話す。もちろん店内で捌くため、鮮度は格別。この店に来たら是非、魚料理に注目してほしい。また、黒板メニューは、同じものを二度と出さないことがポリシーだという。一期一会だからこそ、しっかり楽しみたい。もちろん肉料理にもこだわりを見せ、ジビエなど、旬を表現できるものについては積極的に採用している。取材に訪れたのは、独立後最初に迎えた冬。「今後は、武蔵小金井のお客様に喜んでいただけるような食材をいろんな料理に使ってみたいと思います。」などと、新しい境地の開拓にも奮闘しているそうだ。今後は更に幅を広げてきたいとも話していたので、期待しよう。

ホタルイカ・手打ちパスタ~トワフイエのジェノベーゼ
ホタルイカ・手打ちパスタ~トワフイエのジェノベーゼ

また、生パスタ、手打ちパスタについても、試行錯誤を重ねている最中だという。「生パスタ」はパスタマシーンを使って作った生麺で、「手打ちパスタ」は機械を使わず、手だけで成形したもの。前者は歯ごたえが良く、後者はもっちりとした風合いが魅力で、合うソースも違うため、お客さんの反応も聞きながら完成度を高めている。写真は手打ちパスタの一つである「トルフィエ」のジェノベーゼ仕立て。

お店で使われるパスタ
お店で使われるパスタ

身近な素材を美味しい料理に仕上げていく

「実はここに来る前には、目黒のリストランテにいました。でも、そこと同じ料理を作って出しても、地元の人には受け入れてもらえないですから、覚えた技術を活かしながら、どうやって地元の人に、安く、美味しいものを提供していくのか。それが今、取り組んでいることです」と話すシェフ。身近な素材に手間暇をかけ、確かな技術とセンスで、美味しい料理に仕上げていく。そこに、美味しいお酒も添えてもらえれば。それが、この店の目指すところである。

 

メニュー一例
メニュー一例

 

店内の様子
店内の様子

店内の様子
店内の様子

この店の主な客層は、女性が多い。おひとり様からグループだ。カップルの記念日利用も多い。営業は夕方以降なので、平日は会社帰りや女子会などに寄る人が多く、休日は早い時間帯を中心に、ファミリーの利用が多いそうだ。飲み放題付きのコース料理に対応してくれたり、予算を自由に決められる「おまかせコース」の相談に乗ってくれたり、苦手な食材などに対応してくれたりと、いろいろと小回りの利いたサービスがあるのは、個人店ならではの魅力だろう。近くの方はぜひ一度、訪れてみてほしい。

diario(ディアーリオ)
所在地:東京都小金井市本町1-16-8 
電話番号:042-387-8100
https://www.facebook.com/ItalianBardiari..





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