都内でも有数の文教エリア・駒込の中心に建つ小学校/文京区立昭和小学校 校長 河瀬正先生

文京区立昭和小学校
校長 河瀬正先生

都内でも有数の文教エリアの
駒込の中心に建つ小学校

江戸時代に武家屋敷が多く集まったことから、明治以降も要人たちの邸宅が立ち並ぶようになった文京区本駒込地区。現在は都内でも有数の文教エリアとしてファミリー層に人気が高い。六義園を隣に臨む緑豊かな立地と、山手線・東京メトロ南北線・都営三田線の3線が自在に使える交通の便の良さを同時に叶える、山の手の豊かな環境。その中心に建つ文京区立昭和小学校の河瀬正校長先生に、学校の教育環境と子どもたちの様子を聞いた。

本年度開校85周年を迎えるそうですが、歴史も含めて学校の概要を教えてください。

教室
教室

1929(昭和4)年の開校時、当時にしては珍しい“鉄筋3階建て”の時代の先端を行くモダンな校舎でした。現在の校舎は1997(平成9)年10月に完成し、オープンスクールの学校として再スタートを切りました。本駒込という便利な都心の立地にも関わらず、全6階建て、総敷地面積約6000平方メートルという広々とした環境を確保しています。屋上プールやランチルーム、冷暖房完備の体育館、ゆとりあるオープンスペースや教室など、充実した施設・設備のなかで子どもたちは伸び伸びと毎日過ごしています。

御校伝統の鼓笛隊についてもお聞かせください。

文京区立昭和小学校
文京区立昭和小学校

鼓笛隊が誕生したのは1959(昭和34)年。現在は5年生と6年生の全生徒が鼓笛隊として活動し、管楽器やパーカッション、リコーダーなどの楽器から編成されています。6年生は月曜日の児童集会で毎週校歌を演奏し、児童がそれに合わせて斉唱をします。

文京区立昭和小学校
文京区立昭和小学校

毎年秋の交通安全週間に6年生と5年生が不忍通りでパレードをするのが慣例で、6年生は秋の運動会で引退パレードを行い4年生に引き継ぐという伝統があります。低学年の子どもたちは、6年生が立派に演奏する姿を見て「自分もこうなりたい!」と強く憧れ、曲もリズムも自然に覚えて高学年になり鼓笛隊になっていくようです。

基礎基本の定着を謳っていらっしゃいますが、具体的にはどのような指導をされていますか?

中庭
中庭

算数ではプレテストを行い、全3クラスを習熟度別に4クラスに編成し直してそれぞれの理解度に合わせた授業を行っています。3年生から6年生の算数の時間に少人数専任の担当者を置き、キメの細かい指導が特徴です。
また6年生理科の授業には理科専門の支援員を導入し、担任の先生と一緒に実験や実験結果のまとめ、確かめの実験など専門的な知識を生かした授業を行っています。実験の準備から後片付けまで、子ども一人一人に丁寧に指導ができる環境を整えました。理科離れが嘆かれている昨今、より詳しい知識を持つ人材が授業に立ち会うことで、実験の楽しさを子どもたちに伝えられると考えています。
また授業をしっかり理解するためには、静かに授業に集中することが最も大切です。授業を受ける際の基本的な姿勢を徹底させることで授業内容の理解度が格段にあがりますので、そちらの指導も各担任がしっかりと行っています。

今後、朝学習の時間に力を入れられるとのことですが…

図書室
図書室

はい。現在は金曜日に「朝読書」の活動をしていますが、今後は火曜日と木曜日の登校時間~授業開始までの15分程度の時間を使って、火曜日は「全校朝読書」、木曜日は計算・漢字・地図帳の見方・辞書の引き方など基礎力をつける時間に充てたいと思っています。決して難しい問題ではなく、基本を繰り返し繰り返し練習すること。これは先ほど話した「集中力」をつけることにも非常に役立つことです。毎日コツコツと積み重ねることの大切さ、その効果を子どもたちにも体感してほしいですね。

地域の教育力の高さや、地域との関わりの深さも特徴だとお聞きしました

屋上プール
屋上プール

金曜日の朝読書の時間に、PTAボランティアが各教室で読み聞かせをしており、子どもたちは毎回前のめりになって聞いています。また低学年の英語活動の時間には、語学堪能な保護者が補助に入ってくれています。学校の教育活動に理解があり、協力的な保護者の方々が多いので、学校としては非常に助かります。
保護者の方々が学校を訪れる回数が増えれば、自分の子どもやクラスの様子が見え、安心していただけると思います。学校は常に開かれている場ですので、是非足を運んでほしいですね。
また隣接する「高齢者在宅サービスセンター」には2年生と5年生が生活科・総合学習で訪問して昔遊びを教えていただいたり、鼓笛隊が演奏を披露したりと地元の方々との交流を図っています。

全校遠足など、異学年交流も盛んなようですね

体育館
体育館

1年~6年までが集まった9名前後の班を一つの縦割り班として、1年間同じメンバーで活動をします。その班の中の6年生がリーダーとなって遊ぶ集会や、交流給食で一緒に昼食を食べたりと交流を深めています。
一人っ子が多くなり、地元の友だちとの遊びも少なくなった今、年齢が違う子どもたちが一緒に遊ぶことで沢山の学びと心の交流ができると考えるからです。 本校恒例の板橋区・赤塚公園へ縦割りグループで行く全校遠足は、毎年5月に実施していました。
来年度からは本来の異学年交流という目的はそのまま引き継ぎ、縦割り班で六義園内を探検する「六義園アドベンチャー」を行おうとを考えています。せっかく素晴らしい施設が近隣にありますので、その良さを理解し親しみを持つためにも、是非実施させたい行事です。

小石川中等教育学校の生徒たちとの交流に関しても、具体的に教えてください

ランチルーム
ランチルーム

夏休みのプール指導前の1時間半を使って全7回、ランチルームで小石川中等教育学校の高校1年生たちに勉強を教えてもらう「学習教室」を実施しています。小学生は低・中・高学年に分かれてテーブルに座り、高校生が約6名がテーブルごとに学習補助員としてついてくれます。子どもたちは分からないことを気軽に尋ね、高校生のお兄さん・お姉さんたちは分かりやすく、優しく教えている姿が印象的でしたね。また小石川の高校生たちは夏季水泳補助員としても活動をしてくれています。

御校の人気の秘密と本駒込地区の魅力を教えてください

玄関
玄関

本校は、(1)高台の山の手に位置していること、(2)校舎と教育環境が充実していること、(3)駒込警察が隣にあり常時交差点に警察の方がいるので安全であること、(4)教師以外のカウンセラーや学習補助員などが多く生徒一人一人に目が行き届きやすいいことなど、教育環境という面では恵まれていると思います。 また、この辺りは古くからの寺社仏閣も多く、近くには六義園もある落ち着いて静かな環境です。保護者はもちろん、地域の方々も学校に非常に協力的で、朝の交通安全見守りなども進んで参加してくださいます。このように施設・交通の便・保護者と地域の方々の協力と、三拍子揃った自慢の学校です。もしかしたら、このバランスの良さを評価していただいているのかもしれませんね。

河瀬正校長
河瀬正校長

今回、話を聞いた人

文京区立昭和小学校
校長 河瀬正先生

所在地:東京都文京区本駒込2-28-31
電話番号:03-3944-0471
URL:http://www.bunkyo-tky.ed.jp/syouwa-ps/

※記事内容は2013(平成25)年10月時点の情報です。

都内でも有数の文教エリア・駒込の中心に建つ小学校/文京区立昭和小学校 校長 河瀬正先生
所在地:東京都文京区本駒込2-28-31 
http://www.bunkyo-tky.ed.jp/syouwa-ps/