こどもと一緒の happy LIFE styleを追求する「withbaby」/代表太田みつこさん
三鷹駅南口側の大通りを南に徒歩5分ほど。「三鷹産業プラザ東」交差点を過ぎて右手のビル2階に、「withbaby bAse(ウィズベビーベイス)」というカフェがある。2014(平成26)年に開かれたこのスペースは、赤ちゃんから未就学児をもつ家族を対象としたおやこカフェだ。地域の子育て中のママを中心に子育ての情報収集やコミュニティ作り、子どもを自由に遊ばせながらゆっくりと食事をすることができる。
「withbaby bAse」とは、三鷹・武蔵野で活動する子育て団体「withbaby」が運営するカフェ・イベントスペースでもある。今回はこのスペースを立ち上げた人物であり、自身も6歳児のママである、「withbaby」代表の太田みつこさんにお話を聞いた。
ママが楽しければ、子どももきっと楽しい気持ちになれる
――「withbaby」の成り立ちと概要について教えてください。
太田さん:最初のきっかけは、私が子どもを妊娠していた時期に起きた、東日本大震災でした。当時、私は会社員として働いてましたが、家族のつながりや地域のつながり、子育てにおいてはそんなつながりが最も大切になることを強く実感しました。震災は、子育てに、そして私に何が必要かということを改めて考えるきっかけとなりました。
そして、私は地域で子育てする親子のためのコミュニティを作ることにし、子育てを楽しむことを一番に大切にする「withbaby」を立ち上げました。
「withbaby」のコンセプトは「こどもと“いっしょ”の happy LIFE style」。生活の一部として子育てをもっと楽しんでもらいたい、慌ただしい子育ての日常の中で子育てしているからこそ楽しめることを提案し、子どもがいるからこそできることを感じてもらいたいです。
立ち上げ当初は拠点となるスペースはまだ無く、カフェやコミュニティセンターを借りて活動していました。関わる人がだんだんと増えてきたこともあり、今は3年前に開いたこのカフェ運営をしながら、講座やイベントの会場としても使っています。利用者は、特に0~5歳くらい子どもをもつママが中心です。
――活動のテーマと、具体的な活動内容について教えてください。
太田さん:主な活動は週4、5回開催している講座です。さまざまな講座があるので、ホームページなどをぜひチェックしてください。子育て世代向けのイベントを行政から委託されることも多く、「三鷹産業プラザ夏まつり」「三鷹商工まつり」「M-マルシェ」などにも参加しています。親子で楽しめる企画を考え、地域活性のお手伝いができればと思っています。
また、「withbaby」の最大のイベントは10月に行われる「MITAKA HALLOWEEN」です。商店街や地域企業の皆様、行政も巻き込んで、当日は1000人以上が参加するイベントとなっています。「withbaby」のメンバーが半年以上前から企画して内容を検討し、多い時でトータルで50人くらいが関わりながらやっています。
――特に人気が高い講座はありますか。
太田さん:うちの講座の特徴は、子ども向けではなく、親目線で「素敵だな」「かわいいな」というものを提供しているところです。お子さまの日々の成長の記録を残していけるような「手形・足形アート」「お誕生日撮影会」「授乳フォト」などはとても人気があります。
講座への参加は基本的にホームページでご予約をお願いしています。満席になる人気の講座も多いので、キャンセル待ちということもあります。
――初めて利用する方におすすめの講座は何でしょうか。
太田さん:無料イベントの「手形・足形アート」はどなたでも気軽にご参加いただけます。「withbaby」のオリジナル台紙にお子さまの手形・足形を押して成長の記録として毎月残していただけます。
――カフェの特徴について教えてください。
太田さん:3年前にこのカフェを開いた頃は、子連れでゆっくりできるカフェが今より少なかったです。「withbaby bAse」は周りに気兼ねなく、お料理とおしゃべりが楽しめる場所で、利用される方も子連れの方ばかりですので、気軽に使っていただければと思います。カフェに来て講座を知ったり、講座やイベントに来てこの場所を知ったり、相互に広がり、ママたちのコミュニティーの場となっています。
行政や商業施設と連携し、いろいろな人と交流する
――活動内容の情報発信は、どのように行っているのでしょうか。
太田さん:母子手帳をもらう保健センターや助産師会での紹介を中心に、「withbaby」のホームページ、ブログ、Facebookなど、ママたちの間で話題になるような発信を心掛けています。
――商店街や商業施設との連携や、コラボイベントについて教えてください
太田さん:「withbaby」では三鷹の商店会や、三鷹の大きな商業施設である「三鷹コラル」、駅ビルにある「アトレヴィ三鷹」といったところと、いろいろな場面でコラボさせていただいています。
昨年好評だった「三鷹コラル」での「バレンタインデーフォト撮影会」というイベントでは、ご家族でいらした方のお写真を撮影し、バレンタインデーのプレゼントをお渡ししました。また「withbaby」が声をあげ、2016(平成28)年には「三鷹コラル」内に授乳スペースを設置していただきました。三鷹の商業施設も商店会もとても子育て世代を応援してくれています。
子育て中もこれからも、便利で温かく暮らしやすい街
――三鷹下連雀エリアの子育て環境の魅力と、生活利便性について教えてください。
太田さん:下連雀エリアには、三鷹の一番大きな児童館「すくすく広場」がありますし、「のびのび広場」という赤ちゃん向けの施設もあって、子育て支援施設が整っている地域だと思います。「すくすく広場」のお歌の会はとってもクオリティが高いですから、おすすめです。教育面に関しても、三鷹にはインターナショナルスクールが幾つもありますし、教育面で熱心なママたちもとても多いです。子どもたちのためにいろいろな選択ができるという地域だと思います。
子育てに関するイベントも多いですね。うちも含め、子育て中の親子向けのワークショップやイベントがたくさん開かれていますし、毎月第4日曜日には駅前通りを歩行者天国にして「M-マルシェ」を開催しています。「井の頭恩賜公園」も近いですし、ほかにも公園も沢山あって、子育て環境としてはすごく良いと思います。子どもが大きくなっても、皆さんここを離れないですね。
利便性という面でも、下連雀エリアは「三鷹」駅から近いエリアですし、「三鷹」駅自体が非常にアクセスがいい駅なので、大きな魅力です。始発の電車も多いですし、終電も遅くまでありますね。さらに、バス便がとても充実していて、練馬・西東京・調布・府中など、都内を縦に移動するバスが利用しやすいので、遊びに行くにも、通勤するにも便利だと思います。吉祥寺が隣なので、住むエリアとしては三鷹で、お買い物をする時は吉祥寺で、と使い分けている方も多いと思います。
地元の三鷹の商店街についても、商店会の店主さんたちが本当にアットホームで、子どもたちをみんなで見守ってくれるような雰囲気があるので、安心して過ごせる、とっても温かな街だな、と実感しています。
withbaby
代表 太田みつこさん
所在地:三鷹市下連雀3-31-2
URL:https://ameblo.jp/withbaby-mitsu/
※この情報は2017(平成29)年12月時点のものです。
こどもと一緒の happy LIFE styleを追求する「withbaby」/代表太田みつこさん
所在地:東京都三鷹市下連雀3-31-2 2F
電話番号:080-6882-7354(予約専用電話)
http://withbaby.jp/
https://ameblo.jp/withbaby-mitsu/