園長先生インタビュー

自然との触れ合いと遊びを通じた成長を見守る/川越幼稚園(埼玉県)

明治37年(1904年)の創立より、地域の子どもたちの成長を見守り続けている『川越幼稚園』。小江戸と称され、蔵造りの街並みがあることで人気の西武新宿線『本川越』駅より徒歩3分という立地の利便性もさることながら、自然との触れ合いを大切にした教育環境が、子どもたちの健やかな成長を促しています。
今回は『学校法人えのもと学園 川越幼稚園』を訪ね、5代目園長を務める榎本円先生に園の特色や取組みについてお話を伺いました。

子どもたちの成長を見守る「川越幼稚園」
子どもたちの成長を見守る「川越幼稚園」

1904(明治37)年に創立した歴史ある幼稚園

ーー幼稚園の沿革、概要について教えてください。

榎本先生:『川越幼稚園』は、明治37年(1904年)に創立しました。当時、川越市内の小学校で校長をしていた榎本中三郎(なかさぶろう)が、地域の子育ての状況を見る中で、幼児期における教育の必要性を感じ設立したと聞いています。
当園には現在約130名の園児が在籍、年長・年中・年少が各2クラスと満3歳児のクラスもあり、計7クラスで運営しています。
施設としては、半地下のある2階建ての園舎と遊具や砂場のある園庭、また通りを挟んだ南側には広い運動場もあり、子どもたちには“ひろいお庭”と呼ばれて親しまれています。さらに車で10分ほどの場所には付属施設として「自然園」があり、雑木林や小さい畑もあって自然と触れ合える環境が整っています。

遊具が豊富な園庭で遊ぶこ子どもたち
遊具が豊富な園庭で遊ぶこ子どもたち

「自然と遊びから学ぶ」を教育方針に掲げ、子どもたちの成長を見守る

ーー園の活動や取組みについて、大切にしていることや特に力を入れている活動があればお聞かせください。

榎本先生:教育方針のひとつにもなっていますが、“自然と遊びから学ぶ”といった点を大切にしています。
子どもは“遊び”を通して自分の力を試したり、友だちと心を通わせて学び合ったり、たとえ私たち大人から見て何気ない遊びだったとしても、その積み重ねが子どもたちを日々成長させているので、“遊び”の重要性を強く感じています。

また“自然”と触れ合える環境も大切にしていて、『自然園』を活用しながら季節ごとに楽しい時間を過ごしています。いつも『自然園』に向かうと、まるで自然の中に吸い込まれるかのようにスクールバスを降りた途端に子どもたちが駆け出して行くんです。特にめずらしい遊具があるというわけでもないのですが、雑木林の中に入ってどんぐりを見つけたり、季節のお花を見つけたり。自発的に遊びを見つけようとする姿が見られるので大変貴重な環境です。
園庭にもリンゴやヤマモモ、ビワといった実のなる木がたくさんあるのですが、花が咲いて、花びらが散って、実がなって…という過程を普段の生活の中で身近に感じながら過ごせる環境もあるので、おのずと自然に対する好奇心を育てることにも繋がっていると思います。

“ひろいお庭”には毎年実のなるりんごの木が
“ひろいお庭”には毎年実のなるりんごの木が

子どもたちの成長が感じられる秋の一大イベント「園遊会」

ーー年間行事の中で特色のある取組みについても教えてください。

榎本先生:秋に行われる運動会はもっとも子どもたちの意欲が高まる取組みのひとつになっています。当園では運動会のことを『園遊会』と呼んでいるのですが、年中組の『一寸法師』と年長組の『バラが咲いた』の踊りが毎年恒例になっています。 まず年中組の『一寸法師』ですが、子どもたちが袴姿になって踊りを披露します。袴の上衣は今から40年ほど前にPTAのお母さんたちが縫ってくださったものなんですが、それを着て踊るのが伝統になっています。

また、年長組の『バラが咲いた』も何十年と続いていて、園遊会最後のプログラムで親子で一緒に踊ります。 数多くある行事の中でも子どもたちの成長を親御さんたちに感じていただけるイベントで、目に涙を浮かべながら一緒に踊るお母さんたちの姿も毎年見られます。子どもたちにとっても「年中になったから一寸法師が踊れる!」とか、年長になって「バラが咲いた、知ってるよ!」と踊りの練習ができるのを楽しみにしてくれている子どもがいたりします。

子どもたちが大好きな自然園
子どもたちが大好きな自然園

子どもたちのよろこぶ顔を知っているからこそ続けたい

ーー毎日のお弁当も特色のひとつになっているそうですが?

榎本先生:お弁当については、時代の流れというのもあるので、いずれ変えなければいけない時期も迎えるかもしれませんが、当園の特色のひとつとして続けています。
それは、安心できる家庭の味、肩を並べて一緒に食べたお友だちとの思い出が心に残ってほしい、親子の絆をより深めてほしいという願いからです。

年長組の最後のお弁当の時間に保育室を訪れたときのことです。ひとりの男の子がお弁当の袋を開けたまま動きが止まってしまっていたんです。どうやらお母さんからのメッセージカードが入っていたようで、そこには「〇〇くん、3ねんかんいつもおべんとうをぜんぶたべてくれてありがとう」と書かれていました。

その子はそれをジーッと眺めていたのですが、私と目線があった時に「入ってたよっ!」と。その時にその子の表情から気持ちがすごく伝わってきました。毎年見られる光景ですが、手作りのお弁当を通して親子の深い絆を感じています。
これから入園を考えているお母さんたちにこういったお話しをすると、「私もそういう親子関係を築いていきたいです」と共感してくださる方も多く、当園の特色として続けていければ良いなと思っています。

園内は子どもたちの笑顔であふれている
園内は子どもたちの笑顔であふれている

一人ひとりと目線を合わせて気持ちに寄り添うことを大切に

ーー日々、子どもたちと接するうえで大切にされていることは?

榎本先生:当たり前のことなんですけど、ひとりひとりと目線を合わせて気持ちに寄り添うことですね。子どもたちもみんな個性が違って、それぞれキラッと輝くものを持っているのですが、それを積極的に表現できる子もいれば、そーっと密かに光を放っている子もいて。それを見つけた時のよろこびというのは私たち教員にとっても大きくて、そういった瞬間を逃さないように、一人ひとりと対話することを日々心がけています。

交通の利便性を兼ね備えた子育てしやすい環境が整う街

ーー本川越エリアの子育て環境の魅力について教えてください。

榎本先生:実際に転居して来られた方から、「とっても暮らしやすいです」とか「安心して過ごせます」と聞いたことがあります。この地域は何より交通の利便性が良いということと、学校も近くにありますし、大きな病院からクリニックまでいざという時にも安心です。普段の買い物も不便を感じることはないですね。
また駅の近くは商業施設や近代的な建物もあって発展していますけど、ちょっと足を伸ばせば蔵造りの街並みがあったり歴史を感じられる地域もあっていろいろな表情を併せ持っています。子どもたちが安心して遊べる場所も徒歩圏内にあるので、子育てをするお母さんたちにとっても安心・安全な環境だと思います。

「蔵造りの街並み」
「蔵造りの街並み」

小さい頃から地域の伝統や人と人との繋がりを感じられる場所

ーー最後に、これから本川越エリアにお住まいになる方に向けてメッセージをお願いします。

榎本先生:歴史や伝統を大切にしながら、新しく住民になられた方々と共に『川越まつり』などを盛り上げています。小さい子どもたちが列をなし、大人にまじって山車をひく姿を見ると街の一体感を覚えます。

川越市では少子化に向けた取組みや、保護者のニーズに応えた預かり保育の充実などさまざまな取組みを行っておりますが、当園においても朝8時から9時まで、午後も13時30分から18時まで預かり保育を実施して子どもたちを見守っています。
今後も社会の状況にアンテナを立て、子育て支援のニーズや課題に向き合い、子どもたちにとってより良い環境を提供していきたいと思います。

「川越幼稚園」外観
「川越幼稚園」外観

まとめ

いかがでしたでしょうか。江戸時代には“小江戸”と呼ばれ、今なお古くからの蔵造りの街並みや歴史のある喜多院に観光人気も集まる川越。その落ち着く景観とともに育まれるのは、子どもたちの自由性でもありました。西武新宿線「本川越駅」、東武鉄道「川越駅」は、買い物客で賑わう『クレアモール』沿いに歩けば徒歩圏内です。食事にレジャーに生活に観光に、何をするにも便利な街です。これから埼玉県川越市への移住と、子どもの教育を考える際の参考にしていただければ幸いです。

 

学校法人えのもと学園 川越幼稚園

榎本円園長先生
所在地:埼玉県川越市中原町1-5-6
電話番号:049-222-5139
URL:http://www.kawagoe.ed.jp/
※この情報は2020(令和2)年12月時点のものです。

自然との触れ合いと遊びを通じた成長を見守る/川越幼稚園(埼玉県)
所在地:埼玉県川越市中原町1-5-6 
電話番号:049-222-5139
定員:210名
保育時間:9:00~14:00
預かり保育時間:8:00~9:00、13:30~18:00※半日保育日は11:30〜、長期休暇中8:00〜18:00
休園日:土・日曜日、祝日、園行事の日、お盆、年末年始
http://www.kawagoe.ed.jp/