安心して子どもに食べさせられる お惣菜とおにぎりの店/てづくりごはんmikiya(東京都)
JR常磐線「金町」駅前から西へと延びる道を5分ほど歩くと、お惣菜とおにぎりのお店が見えてくる。葛飾区の下町の風情ただよう「金町末広商店街」にあって、モダンな店構えが目を引きます。オープンから1年余り、安全・安心にこだわった手作りメニューは、幅広い世代から支持されています。今回は、店主の山本さんに、開店のいきさつや金町エリアの魅力について伺いました。
「ないなら自分で作ればいい」と資格を取って開業
―お店の概要やコンセプトについて教えてください。
山本さん:2019(令和元)年12月に開いたテイクアウト専門のお店で、おにぎりとお惣菜を販売しています。店の名前は、祖父が20年ほど前までこの場所で営業していた「三木屋米店」の名前から取りました。コンセプトは、安全・安心に食べられるということ。おにぎりに使っているのは有機栽培米で、お惣菜とおにぎりの具材は、余計なものを加えず自然な製法で作られたものだけを使っています。添加物などを気にする方には特に喜んでいただけています。
―どんな商品が人気でしょうか。
山本さん:お惣菜の5種セットや、おにぎり2個にお惣菜3種が付いたセットなどがありますが、ありがたいことにまんべんなく売れています。16種類あるおにぎりを単品で買っていかれる方も多いですね。おにぎりで一番売れているのはスパムでしょうか。梅干し、鮭、昆布、明太子といった定番品も人気です。
―金町にお店をオープンすることになったいきさつをお聞かせください。
山本さん:元々ここは母の実家で、祖父が営んでいたお米屋さんだったんです。祖父が亡くなってから10年以上空き家だったんですが、母に勧められて家族で引っ越してきました。当時は仕事帰りにお惣菜を買おうと思っても、子どもに安心して食べさせられるものが近くに売っていませんでした。それなら自分で作ろうと思い立って、「オーガニック料理ソムリエ」と「食品添加物エキスパート」の資格を取ったんです。保育士をしていたので、子どもの食について敏感に考えられたのかもしれません。
交通の便が良く、子育て世帯にうれしい図書館もある金町
―お店のこだわり、おすすめの利用方法などあれば教えてください。
山本さん:どなたにも安心して食べていただける、ということが一番のこだわりです。砂糖や塩といった調味料から厳選していて、お醤油も有機大豆を使ったものを使っています。梅干しや漬物も自家製です。有機栽培米は新潟のコシヒカリで、毎日お店で精米しています。すぐ近くに「葛飾にいじゅくみらい公園」があって「水元公園」にも自転車で行ける距離なので、天気のいい日にはピクニックのおともとして買って行かれる方が多いんですよ。そんな風に使っていただけるのも嬉しいです。今はテイクアウトだけですが、いずれはイートインスペースを設けたいと思っています。
―どのようなお客様がいらっしゃいますか。
山本さん:お客様は本当にバラバラですね。お子さんを連れた方が見えたと思えば、ご高齢の男性が一人でいらしたり、学校帰りの中高生が来たり。子どもからお年寄りまで、幅広い世代のお客さんがいらっしゃいます。でも、いまだに「あら、こんなお店が出来たのね」なんていう方もいらっしゃるので、もっと認知してもらえるようにしたいです。
―金町エリアの魅力はどんなところだと思いますか。
山本さん:人と人の距離が近い、下町らしい雰囲気でしょうか。お年寄りも多いですし。でもここ数年は「東京理科大学」のキャンパスが出来たり、マンションが建ったりして、街の雰囲気も変わってきたように思います。学生や家族連れなど、若い人が増えました。あと、交通の便がいいですね。JRの「金町」駅から「日比谷」駅まで30分。「日比谷」駅で降りれば銀座や有楽町までは歩いて行けますから。駅前にある「葛飾区立中央図書館」は読み聞かせコーナーなど子ども向けのスペースが充実しているので、子育て世帯にはありがたいでしょう。
てづくりごはんmikiya
店主 山本さん
所在地 :東京都葛飾区金町5-14-7
電話番号:03-5876-3585
※この情報は2021(令和3)年2月時点のものです。
安心して子どもに食べさせられる お惣菜とおにぎりの店/てづくりごはんmikiya(東京都)
所在地:東京都葛飾区金町5-14-7
電話番号:03-5876-3585
営業時間:7:30~売り切れ (土曜日は10:00~売り切れ)
定休日:日曜日、月曜日、祝日