校長 信田恵介先生インタビュー

地域との連携により子どもの安全を守る /足立区立北三谷小学校(東京都)

JR常磐線「亀有」駅から徒歩約15分、「足立区立北三谷小学校」は、緑豊かなエリアに位置する公立小学校。2019(令和元)年度よりスタートした大規模な改修は、2021(令和3)年度中には全て完了する予定で、今後の進化に期待が寄せられています。今回は校長の信田先生に、学びの特色や地域との連携、周辺エリアの魅力についてお話を伺いました。

信田恵介校長先生
信田恵介校長先生

分かりやすい授業と体験的な学びを重視

――学校の概要を教えてください。また、どのような校風であると感じられますか。

信田校長:本校は、1954(昭和29)年にできた学校で、今年2019(令和元)年で創立65周年を迎えます。現在5年生のみ3クラスで、他の学年は2クラス。全校児童数は382名となっています。今後もおおむねこの規模が維持されると予想されます。教育目標は「考える子 明るい子 ねばり強い子」。明るく元気な子どもが多く、落ち着いた雰囲気の中で皆が仲良く学校生活を送っています。

広い校庭とL字型の校舎
広い校庭とL字型の校舎

――力を入れている教育活動があれば教えてください。

信田校長:全学年共通で、体験的な学びを取り入れるように意識しています。3年生は「都立中川公園」にある専用農園でサツマイモの苗植えと収穫を体験し、5年生はバケツ稲を栽培します。ちょうど昨日は6年生が地域の方を講師に迎えて茶道、生け花、水墨画などの「室町文化体験」を行いました。1・2年生は外国語に親しむ活動、3・4年生は手話教室も実施しています。

6年生が「室町文化体験」で制作した水墨画と生け花
6年生が「室町文化体験」で制作した水墨画と生け花

――授業を考える際に大事にされていらっしゃることはありますか。また、力を入れて取り組んでいらっしゃる活動があれば教えてください。

信田校長:板書とノートづくりを重視する「北三谷スタンダード」に基づき、分かりやすい授業を行うことを目指しています。10個ほどあるクラブ活動の他、課外活動も盛んです。保護者や地域の方々が運営する「北三ジュニアバンド」は、地域で行われるイベントでも活躍しています。教員が指導している「サッカー同好会」は男女合わせて30~40名いる人気チームで、区の大会で2回優勝しています。また、「長縄チャレンジ」など、年間を通じて子どもたちの体力向上を目指したプログラムを実施するように努めています。

国産の食材を使用した作り立ての給食が食べられる

教室
教室

――自校で給食を作られているそうですね。産地などこだわりはありますか。

信田校長:足立区では、区を挙げて「おいしい給食」を推進しています。本校ではできるだけ国産の食材を使い、天然だしと薄味を基本に学校で調理し、作り立ての給食を子どもたちに提供しています。足立区の特産品である小松菜をふんだんに使った「小松菜給食」など、地産地消にも取り組んでいます。ベジファーストを推奨している他、足立区立の中学生が「魚沼自然教室」で植えたお米を使った「コシヒカリ給食」、旬の野菜を取り入れた毎月の「野菜の日」などを設けることで給食の時間も楽しんでいます。

保護者と地域の人々が協力にサポート

狂言師・野村萬斎さんのおじい様である阪本越郎さん作詞の校歌
狂言師・野村萬斎さんのおじい様である阪本越郎さん作詞の校歌

――PTA活動も盛んなようですね。HPで拝見したのですが、「北三谷まつり」はどのようなイベントでしょうか。

信田校長:例年9月に開催されるPTA主催のお祭りで、子どもたちの大好きな模擬店やゲームなどのアトラクション、バザーなどが行われます。教員たちもアトラクションのブースを出店しています。保護者や地域の方々は非常に協力的で、学校運営や教育活動を強力にサポートしてくださっています。公道を走る持久走大会など、多くの学校行事は地域の方々の協力が欠かせないので、本当に感謝しています。

図書室
図書室

――そのほかにも地域と連携して取り組んでいる活動があればご紹介ください。

信田校長:本校では地区ごとに登校班を編成し、集団登校を実施しています。その様子を多くの保護者や地域の方々が見守り、声を掛けてくださっています。夕方も毎日PTAが地域巡視を実施してくださっています。自治会の皆様が独自に防犯カメラを設置するなど、安全なまちづくりに積極的な地域なので、子どもたちの登下校時は特に心強く感じています。

他にも、学校が会場となる放課後子ども教室「北三ふれあい広場」の運営、独自の組織「北三谷グッド・スマイルプロジェクト」を中心としたいじめ対策、図書館ボランティアなどの多彩なボランティア活動などがあります。地域の方に支えられていることを挙げれば、きりがないですね。

緊急時に助けを求められる地域のお店を掲示
緊急時に助けを求められる地域のお店を掲示

――地域の小学校として、今後力を入れて取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

信田校長:今後、体育館の空調設置、トイレの改修、校庭の人工芝化といった大規模改修が続けて行われ、2021(令和3)年度中には完了する予定となっています。ハード面だけでなく、ソフト面も設備に負けないよう充実させ、「集う者すべてが甲斐を見出せる学校づくり」を目指し、家庭・地域との連携をより強めていきたいと思います。

水と緑が豊かで子育て環境に恵まれたエリア

体育館
体育館

――最後に、綾瀬や亀有周辺の魅力はどんなところだと思われますか。また、街のおすすめスポットなどがあればぜひお聞かせください。

信田校長:私は本校に来て7年目になりますが、この辺りは知れば知るほど素晴らしい街ですね。水と緑が豊かで、「東京都立東綾瀬公園」など広い公園もたくさんあります。「八か村落とし親水緑道」や「葛西用水親水水路」では、四季折々の景観を楽しめます。児童館が併設された「東和住区センター」、「東綾瀬住区センター」、図書館や体育館が併設された「東和地域学習センター」などの子ども向けの公共施設も豊富なので、子どもたちが居場所に困ることもないでしょう。実に子育て環境に恵まれた地域だと思います。

足立区立北三谷小学校

校長 信田恵介先生
所在地:東京都足立区東和1-17-12
電話番号:03-3605-6481
URL:http://www.adachi.ed.jp/adkisa/
※この情報は2019(令和元)年9月時点のものです。

地域との連携により子どもの安全を守る /足立区立北三谷小学校(東京都)
所在地:東京都足立区東和1-17-12 
電話番号:03-3605-6481(FAX 03-3605-6482)
http://www.adachi.ed.jp/adkisa/