40年間以上にわたり経営される児童教育施設。 強い信念のもと、新しい形の幼児教育に取り組み続ける。/菅長学園 園長補佐 嶋崎靖 先生

菅長学園 園長補佐 嶋崎靖 先生

40年間以上にわたり経営される児童教育施設。
強い信念のもと、新しい形の幼児教育に取り組み続ける。

「子どもたち一人一人の可能性に種をまく」という理念をもとに、半世紀近くも以前から独創的な幼児教育に取り組み、現在は特に「英語教育の充実」という面で注目を集めている「菅長学園」。外国人教師が“担任”となる「バイリンガルコース」を設置するなど、その独自性は他に類を見ないほどだ。今回はこちらで園長補佐を務める嶋崎靖先生にお話を聞くことができた。

半世紀近くの伝統をもつ園ということですが、「菅長学園」の概要について教えてください。

「菅長学園」の創立は1967(昭和42)年になりまして、それ以来「質の高い教育を、いかにリーズナブルに提供するか」ということに重点を置いてやってきています。国の基準などには沿わず、独自の教育方針で経営していますので、今もなお、「無認可」の施設として運営しています。ですので、「幼稚園」ではなくて、「幼児教育施設」という呼び方が正しいものですね。

 

幼稚園との違いという面ですと、まず、時間割からして違います。普通の幼稚園だと自分たちの教室があって、そこに先生が来ますよね。ところがうちの場合は、各教室に設備があって、子どもたちが時間ごとに教室を移動するんです。それぞれ専門の教室や、園庭などに行くんです。大学の授業をイメージしていただければ分かりやすいでしょうか。

先生方や設備面などでの特徴はありますでしょうか。

うちは英語に力を入れて取り組んでいる園として有名なんですが、ひとつ大きな特徴としては、「外国人の先生が8人常勤している」という点があると思います。恐らく幼稚園レベルでの教育施設で、8人も外国人教師がいるというのは、全国広しといえども他にないかと思います。

また、日本人の教師については、「先生方の平均年齢が高い」という点が大きな特徴になっていると思います。ほかの園で一度働かれて、一度現場から離れて子育てをされて、また戻ってきたという方などが集まっているので、安心して預けて頂くことができるのではないかと思っています。先生については美術家・音楽家・演劇演出家などの専門家が常勤していて、多様な人材がいることも特徴ですね。

施設の面でも、うちは少し変わっています。認可の幼稚園だと敷地面積や給食の問題など、いろいろと制約があるのですが、うちには給食室も講堂もありません。「無駄」と言ってしまうと語弊があるかもしませんが、必要でないものは一切ない園なんです。ですからかかる費用も普通の幼稚園と比べれば格段に少ないと思いますよ。バス代なども一切かかりません。

本人と保護者の考え方、希望によって、3つのクラス分けがあるということですが、それぞれ、どのような特徴があるのでしょうか。

入園時に選んでいただく基本コースは、「スタンダードクラス」「英語クラス」「バイリンガルクラス」の3種類です。「バイリンガルクラス」については、1、2、3年生の各学年に2クラスずつありまして、担任が外国人の先生になっています。授業も外国人担任は、全て英語で行っています。

 

 

「英語クラス」については、担任の先生は日本人ですが、半分の授業については、外国人の先生が毎日来てやっている、というものです。英語で進める授業と、日本語で進める授業が半々くらいのクラスですね。

「スタンダードクラス」というのは、担任も副担任も日本人の先生ですが、毎日1コマの英語の時間は、外国人の先生が受け持つというクラスです。ほかの幼稚園の「英語クラス」に相当するのが、この「スタンダードクラス」だと思います。

 

 

また、1年生から3年生の下には、「プレイルーム」という2歳児と3歳児のクラスがあります。一般的には週に1回ぐらいなんですが、うちは4年保育として扱っています。

英語教育に熱心に取り組む、その“思い”とは何でしょうか?

英語教育に関して大切にしているのは「遊びながら学ぶ」ということで、文法などよりも、「コミュニケーションができるか」ということに重点を置いています。授業の内容よりも「つねに近くに、いろんな人がいる」ということを伝えたいと思っています。グローバル社会において、英語はコミュニケーション手段として非常に重要なアイテムになっていますから、小さい時に英語を身近に感じておくことは、子どもたちの将来にとって、きっと大きな役に立つのではないかと思っています。

ですから「英才教育」という意識では全くないんですよ。それぞれの子どもたちが持っている可能性を遊びながら刺激して、種を蒔いてあげれば、小学生、中学生、いや高校・大学、大人になった時の糧になると信じています。

私自身も海外にはよく行くんですが、私の喋る英語なんて本当にメチャクチャです。でも、それでもちゃんと通じるんですよ。結局のところコミュニケーションって、「人間と人間として向き合えるかどうか」という点が一番重要だと思うんです。

身体づくりにも力を入れているそうですが、どのような取り組みをされているのでしょうか?

実は一番重要だと考えているのが「身体づくり」です。これは施設の創立当初から変わらない理念になっています。 具体的な取り組みとしては、ひとつは年間通しての「プール教育」が特徴的だと思います。

どういった取り組みかと言いますと、すぐ近くの「CACスポーツクラブ」に25メートルの競泳用温水プールがあるので、そこに毎週行って授業をしています。ここでは水遊びではなく、きちんと泳ぎ方を学びますから、ほとんどの子が卒業するまでには、何らかの形で25メートルを泳いじゃうんですよ。

菅長学園
菅長学園

ほかにも、サーキットトレーニング的なことにも取り組んでいますし、「裸教育」というのもそうですね。それを先生方の保護観察のもと、安全に行うことが使命だと思っています。これは英語とも共通する考えですが、われがれが大切にしているのは、「幼児期における体の成長に、いかに刺激を与えるか」ということなんです。

お話の中にもあった「裸教育」とはどんなものですか?

「裸教育」は創立当時くらいから続いている伝統でして、これもうちの大きな特色になっています。プールと同じで、「健康な身体づくり」のために行っているものです。今は子どもをめぐる環境も、過保護になり過ぎているきらいがあります。子どもたちは年中変わらない室内環境で生きていますよね。でも、もともと日本は四季が美しい国ですから、ここに生まれた以上、「日本の自然の中で生き抜く」という力を付けることが大事だと思うんです。

うちでは身体を動かす授業中については、できるだけ上半身裸で過ごすことを推奨しているんですが、こうすることで生き抜く力や、体力の向上、免疫力の向上にもつながっていると思うんです。

裸教育に関しては、もちろん強制ということではありませんから、子どもたちの気持ちを大切にしながら行っています。

年中行事でユニークなものがありましたら教えてください

うちは「学芸発表会」が年間を通して一番大きなイベントでして、毎年2月下旬にやっていますが、英語劇をやったり、ダンスをしたり、歌を歌ったりと、かなり本格的なものになっているかと思います。

 

 

この学芸発表会は「習志野文化ホール」という、キャパが1,500人のホールで、午前・午後の2回に分けてやるんですが、そうしないと保護者まで入りきらないんですよ。それぐらい、多くの方に来ていただけるような行事になっています。その他にも、運動会や遠足など、普通の幼稚園でやっているような行事もひと通りあるかと思います。

習志野文化ホール
習志野文化ホール

あと、これは行事とは違うかもしれませんが、避難訓練をけっこう頻繁にやっています。そもそもうちは、子どもたちが時間ごとに教室を移動するというスタイルですから、日々の行動が避難訓練のようなものかもしれません。そんな点も特徴的かと思います。

卒業生にはこういった特徴の子が多い、という傾向はありますか?

子どもたちそれぞれ個性がありますから、卒業生にどんな子が多い、ということはなかなか言えません。ですが、スポーツで活躍している、英語を生かして留学をした、というような話はよく聞きますね。

 

 

特徴について敢えて言えば、英語をそんなに喋れなくても、聞く能力は相当にある子が多いですから、海外へ転勤予定の方、インターナショナルスクールに通わせたい方などには向いているかもしれません。 うちの場合、保護者の方で海外赴任する方が最近特に増えていて、毎日のようにそういう話題が飛び交っていますし、逆に、生徒の親御さんが外国人という方もけっこういらっしゃいます。ですので、「グローバル社会」を身近に感じられる園と言えるかもしれません。

最後に、薬園台エリアの魅力についてお聞かせください。

千葉県立船橋高等学校
千葉県立船橋高等学校

やはり、東京へアクセスしやすいですし、成田にも羽田にも、非常に便利な立地ですね。それに加えて、薬園台や津田沼は文教地域ですから、子育ての環境としても、落ち着いていて良いと思います。

薬園台駅
薬園台駅

その一方で、薬園台の駅周辺あたりは少し下町っぽい雰囲気も残っていると思いますし、個人的には、庶民派の飲食店があっていいなあ、と思います。総合的にバランスの良い町ですよね。

今回、話を聞いた人

菅長学園
園長補佐 嶋崎 靖先生

所在地:千葉県船橋市三山6-18-10
電話番号:04-7477-7799
http://www.suganaga.com/

※記事内容は2014(平成26)年2月時点の情報です。

40年間以上にわたり経営される児童教育施設。 強い信念のもと、新しい形の幼児教育に取り組み続ける。/菅長学園 園長補佐 嶋崎靖 先生
所在地:千葉県船橋市三山6-18-10 
電話番号:04-7477-7799
http://www.suganaga.com/