味、雰囲気、価格と3拍子がバランス良く揃った小さな名店/トラットリア ピチコラージョ 加藤一樹さん
味、雰囲気、価格と3拍子がバランス良く揃った
小さな名店「トラットリア ピチコラージョ」
京王電鉄京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅近く、川崎街道沿いにある「トラットリア ピチコラージョ」は、味、雰囲気、価格と3拍子がバランス良く揃った店として、地元の人々に広く支持されている「小さな名店」。子ども連れにも寛容に応じてもらえるということで、ママ層にも口コミで人気が広がっている。今回はお店のオーナーシェフとして厨房に立ち続ける、店主の加藤一樹さんにお話をうかがった。
店を始められた経緯をお教えください。
「トラットリア ピチコラージョ」は今年(2013年)で11年目になります。私自身はずっとイタリアンを専門にやっておりまして、以前は都内のリストランで働いていたのですが、やはりよりカジュアルに、安価にお料理を提供できればと思いまして、トラットリアの形で店を持ちました。私自身、地元が多摩地域ですので、以前からよく知っているこの辺りでお店を持ちたいと考えておりました。
店内は大人の雰囲気ですが、子どもにも優しいお店とお聞きしました。
そうですね、特別に子どものために何かをしているわけではないのですが、子どもさんをお連れの方が、ご予約の際に「子どもがいても良いですか?」と聞かれて、受け入れているから、そういう話になっているのだと思います。
この業界ですと、やはりお子様を迎えているお店と、迎えていないお店があると思うんですね。特にうちみたいな小さな店舗ですと、他のお客様からクレームが付いたりするので、お子様を迎えないお店も多いんです。そういった点で、うちは極力迎え入れるようにしております。昼も夜も、いつでもお子様OKです。
子ども連れ様向けのメニューなどはあるのでしょうか。
お子様用というメニューは基本的にはご用意していないんですが、ご要望があれば、多少の考慮はさせていただいております。最低限のお子様の椅子などは用意しております。
実際はどのような利用スタイルが多いのでしょうか。
ランチの場合は、大多数が女性同士、「お友だち同士」という方でしょうか。ウイークデーのランチに関しては、駅から近いということもあり、サラリーマンのユーザーさんも一定数はいらっしゃいます。
ディナーですと、週末になるとご家族が多いですね。1世代ではなく、2世代、3世代でいらっしゃる方が比較的多いと思います。 駅から近いということもありまして、アルコール類を召し上がる方が多くいらっしゃいまして、その場合は、大多数の方がワインを飲まれます。お子様連れでいらっしゃる方も、ワインを召し上がる方がほとんどですね。もちろんお酒を召し上がらない方も大歓迎です。
メニュー構成、おすすめメニューについてお教えください。
ディナーは単品でオーダーするアラカルトが主体となっております。コースもご用意しておりまして、こちらはご予約制となっております。税別で2,500円と3,500円の2種類のコースがありまして、パーティの場合はコースで頼まれる方が多いですし、ご家族などの場合は、アラカルトが中心だと思います。 ランチの予算は、パスタのセットで880円からとなっています。前菜、パスタ、飲み物のセットで880円です。チョイスできるパスタは日替わりで2種類、グランドメニューから、リゾットも含め6種類ほどを用意していまして、前菜は4種類からのチョイスです。コースで1,500円、2,000円というものもあります。
ディナーの平均的なご予算は、ワインも含めると3,000円から4,000円くらいですね。予約なしでご来店いただいても大丈夫かとは思いますが、事前にお電話をいただけましたら、お席をご用意しまして、ご来店をお待ちしております。人気があるメニューは、やはりお酒に合うつまみ類でして、ブルスケッタは1個160円で色々とご用意しています。生ハムや白レバーのパテなどは特に人気です。
調理面、素材面でのこだわりをお教えください。
素材に関しては、そのときの旬の食材を使いながら、できるだけ安価に提供することを心がけています。お料理に関しては、イタリアの家庭料理全般ということになりますが、特に煮込み料理系を多めに出しております。どちらかと言えば、イタリアでも北部の料理になりますね。
チーズ、オイル、ワインについては、すべてイタリアのもので揃えておりますし、最近はビオロジックワインなど、オーガニックのものも扱いを増やしております。ワインですと、赤白合わせて、30種類ほどは常備しております。
店づくりに関してのこだわりはいかがでしょうか?
一番は、「カジュアルに、肩を張らずに楽しめる店」ということですね。その一環としての、お子様がいても楽しめるような形の店、と考えています。お客様には、アットホームにくつろいでいただければと思っておりますし、スタッフも積極的にお客様に話しかけて、料理の説明などもさせていただいています。
今後の展望をお聞かせください。
今のところは、お店を大きくするとか、お店を複数持つとか、そういう考えはないですね。今やっているこの店を、なるべく良くしていこうと思っています。より地元の皆様に親しんでいただけるようなお店にできれば良いですね。
最後に、この地域の魅力についてお聞かせください。
このあたりは商業施設が豊富にあって良いですね。地元の中で全てが揃ってしまいます。あとは、地元密着型の小さなお店が多いところも魅力的だと思います。もちろん、うちのお店もその一つですので、ぜひお越しください。
今回、話をお伺いした人トラットリア ピチコラージョ オーナーシェフ 加藤一樹さん所在地:東京都多摩市一ノ宮2-11-18 桜ヶ丘センタービル2F 営業時間:11:30~15:00(L.O.14:30)、17:30~24:00(L.O.23:00) ※記事内容は2013(平成25)年6月時点の情報です。 |
味、雰囲気、価格と3拍子がバランス良く揃った小さな名店/トラットリア ピチコラージョ 加藤一樹さん
所在地:東京都多摩市一ノ宮2-11-18 桜ヶ丘センタービル2F
電話番号:042-376-5645
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:30)、17:30~24:00(L.O.23:00)
定休日:日曜
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