NO NAME CAFE インタビュー

自然と人が集まり、笑顔あふれる温かい場所/NO NAME CAFE 酒井 理さん・酒井 さつきさん


美しい自然に囲まれたフィオーレ喜連川のマンション一階にある「NO NAME CAFE」は、美しく広いウッドデッキと真っ白な壁が目印のおしゃれなカフェ。喜連川の自然と調和した温もりのあるデザインで、店内のテーブル・イス・カウンターも木の温もりに溢れている。「良いモノとは、名前ではなく自然と生活の一部になり溶け込んでいくモノ、この店もお客様の生活の一部になれれば」との思いでオーナーの酒井 理さんが「NO NAME CAFE」と名付けたそうだ。オーナーは建築家、奥様はデザイナーという異色の才能のコラボレーションから生まれたカフェで、気がつけば自然と人が集まり、笑顔があふれる温かい場所。今回はそんな唯一無二の存在で街を盛り上げている「NO NAME CAFE」を訪れ、お話を伺った。

リラックスできる場所を目指して

NO NAME CAFE 外観
NO NAME CAFE 外観

――お二人がカフェをはじめようと思ったのはどのような経緯からでしょうか?

酒井 理さん:きっかけは、私は設計事務所で働いているのですが、設計事務所に直接訪れてお話する方は家を建てたい方の中でも相当熱心な方に限られているのが現状です。でも、家を建てるというのはすごく大事なことなので、もっと気軽に話せる場があればいいなと思っていました。そこで、私は以前カフェで働いていたこともありましたので、コーヒー一杯からリラックスして話ができる場所をつくろうと思いました。

中学校の同級生だった酒井さんご夫婦
中学校の同級生だった酒井さんご夫婦

私たち夫婦は、「さくら市立氏家中学校」の同級生だったのですが、卒業後に高校や大学に進学して首都圏でそれぞれが建築やデザインに関わる仕事をしていました。その後、私達は結婚して、さくら市に戻ってきましてお互いの経験を最大限に生かせるこのカフェをオープンしました。単に家を設計するというよりはライフスタイルをトータルでデザインする、その手助けになれたら良い思い、建築とデザインの両方からアプローチしています。

――気軽に頂けるランチが人気なんですね。

酒井 理さん:「今日はどんな美味しいものに出会えるのだろう。」、そんな楽しみから始まるランチメニューになればと思っています。私が美味しい、食べたいと思ったものをそのままメニューに反映させるようにしています。和洋中などの約50種類の日替わりメニューから1日2種類ずつお出ししています。デザートとドリンクが付いて1000円で、キッズは500円とお手頃な値段で楽しむことができます。

ガーリックピラフステーキのせ
ガーリックピラフステーキのせ

日替わりのメニューを楽しみに通ってくださる常連の方も多いですね。コーヒーにもこだわっていまして、私が本当に美味しいと思った豆だけを厳選して淹れています。ちょっとランチを食べに、ちょっとコーヒーでも飲みに、と気軽な感じで来ていただきたいですね。

デザイン溢れる店づくり

奥はシャンデリアとソファ席
奥はシャンデリアとソファ席

――インテリアにもこだわっていらっしゃいますね。

酒井 理さん:全体的には訪れた人がびっくりする、ここフィオーレの中に現れる異空間、そんな空間作りを意識しています。店内は基本的に自然素材でナチュラルにまとめていて、入り口付近の空間は、日差しが入ってきて明るく元気になるイメージ、奥に入るとシャンデリアやソファーがあり、落ち着いたイメージになっています。入り口付近と奥が別テーマになっていますが、それを壁で仕切るのではなく床の段差をつけるなどして目線でテーマが仕切れるように工夫をしています。お客様がここに来てびっくりする様子やくつろいでいる様子を見るのがとても嬉しいですね。

奥はシャンデリアとソファ席
奥はシャンデリアとソファ席

――オリジナルグッズの販売も行っているんですね。

酒井 理さん:シンプルですがどこか他とは違う特徴のあるデザインを意識してつくっています。さくら市の地元愛が感じられるグッズも多数用意しています。

「SAKURA CITY」のTシャツ
「SAKURA CITY」のTシャツ

中でも「SAKURA CITY」のTシャツは大変好評ですね。この商品ですが、実はどのくらい地元愛のある方がいるのか反応がみたくて製作しまして、特に宣伝することもなく私たちが着ていたのですが、それが口コミで広がりとても大きな反響を得ることができました。デザイン次第で商品はこんなに変わるし面白い、そういうところも私たちの店から発信できればと思っています。

喜連川の新しい魅力づくりをしていきたい

自然と人が集まり、笑顔あふれる温かい場所
自然と人が集まり、笑顔あふれる温かい場所

――ノーネーム市について教えて下さい。

酒井 理さん:2ヶ月に1度、第3日曜にここで「ノーネーム市」というイベントを開催しています。パリのマルシェのような雰囲気でゆったりとした時間の中で、古着やハンドメイド雑貨・小物や農家直売の新鮮野菜を販売しています。バンドや地元の学生さんなどのライブイベントも盛りだくさんな楽しい一日です。ここでは農家の方が野菜を販売しながら調理方法をお客様とお話しするのも良いですし、ランチやコーヒーで友人・家族とゆっくりと語り合うのも良いです。

自然と人が集まり、笑顔あふれる温かい場所
自然と人が集まり、笑顔あふれる温かい場所

地元のおじいちゃんおばあちゃん、お孫さんまで様々な世代が集えて楽しめる交流の場にしたいと思い始めました。ノーネーム市がこの土地の方々の生活の一部のようなイベントになってもらえれば良いですね。

――フィオーレ喜連川の魅力について教えて下さい。

酒井 理さん:ここは自然がたくさんあって四季の変化も美しく、優しい人たちが多い住みやすい場所ですね。蛇口をひねれば温泉が出ますし、野菜、お米、水がとても美味しいところです。心も体もリラックスできますよ。これからもこの街の新しい魅力づくりをしていきたいと思っています。

酒井さんご夫婦
酒井さんご夫婦

お勧めの場所は、「穂積小学校」の廃校校舎を利用した「喜連川丘陵の里 杉インテリア木工館」です。杉・ヒノキを使った家具が販売されていたり、2階は教室が1面ウォールアートになっていて見応えがあるので、家族みんなで楽しめますよ。

――最後に、今後の目標について伺えますか。

酒井 理さん:これからも美味しくて楽しいランチメニューや、こだわりのコーヒー、オリジナルグッズでみなさんに楽しんでいただけて笑顔になってもらえる空間づくりをしていきたいと思います。コーヒー一杯からでも気軽に来てください。お待ちしています。「NO NAME CAFE」は、さくら市を盛り上げる為に今後もみなさんが楽しいことびっくりすることにどんどんチャレンジしていきたいと思います。ご期待ください。

酒井さんご夫妻
酒井さんご夫妻

NO NAME CAFE

酒井 理さん(左)・酒井 さつきさん(右)
所在地:栃木県さくら市フィオーレ喜連川5-2-1フィオーレガーデン1号棟106
TEL:028-612-8132
URL:http://www.nonamecafesakura.com/
※この情報は2016(平成28)年3月時点のものです。

自然と人が集まり、笑顔あふれる温かい場所/NO NAME CAFE 酒井 理さん・酒井 さつきさん
所在地:栃木県さくら市 フィオーレ喜連川5-2-1 
電話番号:028-612-8132
営業時間:11:30~17:00
定休日:月・火曜日
http://www.nonamecafesakura.com/