塚旭町通商店会インタビュー

受け継がれる歴史と、温かい人となり 住んでいるからこそ惹かれる戸塚の魅力/戸塚旭町通商店会 会長 湯川仁さん

「戸塚」駅西口側、再開発エリアを抜け、陸橋の下をくぐった先に伸びている「戸塚旭町(あさひちょう)通商店街」は、戸塚の中でも昔からある商店街のひとつであり、協同組合としては最も歴史がある。かつては区役所や日立の工場へ通う人々の通り道となり、多種多様な店が並んでいたが、再開発で区役所が移転してからは、病院を中心とした医療・健康関連の店舗も増えているという。今回はこちらで商店会長を務められている、「仁天堂薬局」の湯川仁さんを訪ね、商店街の取り組みや、街の魅力などについてお話を伺った。

戸塚で最も歴史がある共同組合

戸塚旭町通商店会 会長 湯川仁さん
戸塚旭町通商店会 会長 湯川仁さん

――まず、戸塚旭町通商店会の歴史や概要について教えてください。

湯川さん:「戸塚旭町通商店会」は、1957(昭和32)年に誕生した商店会で、戸塚では一番古い共同組合です。もちろん、お店自体はそれよりもずっと前からあったものも多いでしょう。昔は100軒くらいのお店が並ぶ長い商店街だったのですが、再開発で「トツカーナ」ができたことにより、一部が吸収され、現在は30軒くらいの商店から成り立っています。範囲としては、「ケンタッキー」から南側へ、およそ「横浜市立戸塚小学校」までの間を指しています。一部は、「ほのぼの商和会」と入り交じっている部分もあります。

さまざまな団体と協力することで、より面白いイベントに

飲食店も豊富に揃う商店街
飲食店も豊富に揃う商店街

――商店街の中には、どのような業種のお店が多いのでしょうか?

湯川さん:商店街の真ん中に「戸塚共立第1病院」があるので、「仁天堂薬局」をはじめとした薬局が多く、また、飲食店も多いですね。「業務スーパー 石黒」のようなスーパーマーケットもありますし、「横浜信用金庫」もありますね。健康関係の店が多いということで、現在それを生かした新しいプロジェクトを企画しているところです。商店街の飲食店に、「健康にいいメニュー」を考えて作ってもらったり、健康測定のイベントを病院と協力して行ったり、ウォーキングのイベントを開催したり、というようなことを考えています。時期について、まだ詳しいことまでは決まっていませんが、第1回は2016(平成28)年4月以降の開催を検討しています。今回が初めての開催になるので、まずは旭町だけで進め、反響が良ければ病院や周辺の商店街も巻き込んで、大々的に取り組んでいければいいなと思っています。

富塚八幡宮例大祭
富塚八幡宮例大祭

――新しい健康のイベント以外にも、地元の神社のお祭りに合わせたイベントもあるそうですね。こちらも教えてください。

湯川さん:規模が大きいイベントでは、「とつか元気まつり」があります。これは、2年前から「トツカーナ」と一緒に開催しているお祭りで、「戸塚旭町通商店会」以外にも、「サクラス戸塚」や「東急プラザ戸塚」など、いろいろな団体と協同し、開催しています。「駅前に何かにぎわいを持たせたい」という想いから始まったイベントです。駅前の広場でカラオケやダンスショーを開催しながら、縁日のようなものも出していますね。8月の第1日曜日が「富塚八幡宮」のお祭りなので、過去2回はそちらに合わせて、土曜日に「とつか元気まつり」、日曜日にお神輿を地域の方々と担ぎました。 今後は少しスケジュールが異なり、7月14日に「戸塚八坂神社」のお祭りが予定されているので、こちらを「とつか元気まつり」と一緒に開催するかどうか検討しているところです。このお祭りも、多くの方が参加されるので、「とつか元気まつり」に並び、非常に活気があるお祭りです。今後も、商店街や町内会が一緒になって、地域のいろいろな取り組みを知り、それをお手伝いしながら、盛り上げていければいいなと思っています。

商店街全体で取り組む「安心・安全な商店街」

防犯カメラ
防犯カメラ

――商店街全体として、防犯にも力を入れているそうですね。街の安全についての取り組みを教えてください。

湯川さん:「戸塚旭町通商店会」のキャッチフレーズは「安心・安全な商店街」です。周辺の商店街に比べると割と早い段階から、防犯カメラを設置しました。4台のカメラが24時間動いており、何かあれば、警察の方と一緒に確認をしたりということも行っています。もともとは、治安のいいエリアですが、このカメラがあることで、さらに犯罪の抑止に繋がっていると思います。ほかにも月に1度、理事会の後にパトロールを行っています。それぞれのお店では、「子ども110番の家」に協力したりと、商店街全体で「安心・安全な商店街」であり続けることを、常に意識しています。

子どもからお年寄りまで暮らしやすい環境づくり

横浜市立戸塚小学校
横浜市立戸塚小学校

――「横浜市立戸塚小学校」が商店街沿いにありますが、商店会と学校の関わりについて教えてください。

湯川さん:商店街にある個々のお店が、小学生たちの街探険や、小学校の授業に協力するという機会があります。これまでも、小学校で盆踊りを開催するときは、商店会が露店を出すなど、さまざま形で関わってきました。子どもたちの健全な育成に関する取り組みを、学校や社協(社会福祉協議会)とも協力して考えているところです。ほかにも、障がい者やお年寄りの方などに向けて、よりよい環境づくりも目指しており、商店会としてできることは協力していきたい、お手伝いができればいいなと思っています。

ますます惹かれる戸塚エリア

戸塚共立第1病院
戸塚共立第1病院

――戸塚エリアにマンションが次々と建ち、子育て世代も増えていますが、子育て世代の方にとって、戸塚はどんな魅力をもった街だと思われますか?

湯川さん:ひとつは、「医療に関していろいろなものが揃っている」ということだと思います。これはお年寄りにとって特に「住みやすさ」につながりますが、子育て世代の方にとっても、近くにいろいろなクリニックや薬局、総合病院が揃っていることは魅力だと思いますし、安心にもつながるかと思います。それは3世代、4世代で暮らす方にとっても同じです。 子育てという観点では、保育園が充実していることですね。近々、駅のところにも新しい園ができるそうなので、働きながら子育てするという方にとっては、大きな魅力になっていると思います。小学校も駅からすぐ近くの場所にありますし、教育の環境は整っていると思います。普段の生活についても、とにかく便利ですね。交通はもちろんですが、買い物にしても、ほとんどすべてのものが戸塚の地域内で揃いますし、お客さんからも「冷蔵庫はいらないよね」なんて声を聞くことがあります。スーパーマーケットや八百屋が身近にありますし、最近は夜遅くまで営業しているお店も多いので、そういう点はとても便利だと思います。

仁天堂薬局
仁天堂薬局

――湯川さんご自身も戸塚のご出身ということですが、やっぱり戸塚はお好きですか?

湯川さん:もちろんです。新しく引っ越して来られた方に聞いても、「戸塚が好き」という方はとても多いですね。 街並みやお祭りなど歴史が深い環境はもちろん、川や緑といった豊かな自然、商店街もあり、人とのつながりもあります。だから愛着が湧きやすい街なのだと思います。一方では、新しいものや、変わっていくものもあり、昔と今が上手く共存していますね。いろいろな観点から、暮らしやすさを感じることができる街なので、住んでみてますます、戸塚のファンになるという方が多いと思います。私は現在、泉区に住んでいますが、やはり故郷は戸塚だと思っているので、「仁天堂薬局」を25年前にこの街で開きましたし、地域に関するいろいろなことにも、協力していきたいと思っています。

戸塚パルソ
戸塚パルソ

――最後に、「これから戸塚に住みたい」という方に向けてメッセージをお願いします!

湯川さん:マンションに入居されるのは若い世代の方が多いと思うのですが、若い方でも住んでみるとすごく「いいな」と感じる部分が多い街だと思います。最近は共働きの夫婦も多いと思いますので、いろいろな店や施設が駅の周りに揃っていて、遅くまで営業している店も多いので、忙しい方々にとっては特に、「便利さ」を実感していただける街ではないかな、と思います。

戸塚旭町通商店会 会長 湯川仁さん

※この情報は2016(平成28)年3月時点のものです。