スペシャルインタビュー

近隣親子の交流拠点!楽しいイベントを毎日開催する「さいたま市立文蔵児童センター」/館長 篠崎さん

各区に1カ所ずつ子育て支援センターを設置するなど、子育て支援策を充実させているさいたま市。子どもたちが自由に遊び交流できる児童センターは市内に18カ所あり、乳幼児保護者が参加できるプログラムが多数開催されています。そのうち、「南浦和」駅南側周辺エリアで近隣の親子に親しまれてきたのが「文蔵児童センター」です。複合施設の1階にあり、併設の公民館・放課後児童クラブとも連携したイベントを開催しています。今回は、館長を務める篠崎さんに、親子で楽しめるイベントなどについてお話を伺いました。

「さいたま市立文蔵児童センター」外観
「さいたま市立文蔵児童センター」外観

 

幼児向けのイベントは年齢制限を設けずに毎日開催

――まずは、「文蔵児童センター」の概要や特長を教えてください。

篠崎さん:「文蔵児童センター」には、当館で一番広くてオモチャで自由に遊べる遊戯室、授乳コーナーがある赤ちゃんルーム、絵本を並べた図書室があります。0~18歳まですべての子どもが利用でき、保護者の方への子育て支援事業も行っています。当館は県内でも小さな規模の児童センターではありますが、同じ建物の中に公民館と放課後児童クラブが併設されているので、そちらのスペースも合わせて活用してイベントやランチ会などを行っています。市内に18館ある児童センターの中でも、当館の特長は、幼児向けイベントを毎日開催していることです。具体的には、年齢制限を特に設けず参加自由の「エンジョイタイム」というイベントを開いています。

毎日さまざまな内容で開催される「エンジョイタイム」
毎日さまざまな内容で開催される「エンジョイタイム」

――センターを利用するにはどうしたらいいでしょうか?

篠崎さん:受付で利用票に名前や住所、緊急連絡時に必要な電話番号などを記入してもらうだけで、無料で利用できます。開館は午前9時から午後6時まで。土日も遊べ、子どもの日、敬老の日、文化の日の祝日もオープンしています。

「文蔵児童センター」内の受付の様子
「文蔵児童センター」内の受付の様子

学校がある平日は、午後3時までが「幼児タイム」として、幼児が遊びやすいように遊び道具を設定しています。「遊戯室」は、午後3時になるとオモチャを片付け、小学生がボールやフラフープで遊べるようにしています。赤ちゃんルームには卓球台を用意し、受付近くのスペースもオモチャで自由に遊べるように開放します。日曜日は午後1時から小中学生がたくさん遊びに来るので、午後は隣の児童クラブ室を乳幼児専用のプレイルームにしています。

たくさんの遊具やオモチャで思い思いに遊べる「遊戯室」。
たくさんの遊具やオモチャで思い思いに遊べる「遊戯室」。

――利用状況はいかがでしょうか?

篠崎さん:人気イベントのあるなしや季節・天候に左右されますが、1日の平均利用者数は80~90人ほどです。多い時で150人を超える日もあります。文蔵と辻の方が多く、次いで根岸や南浦和、遠くではお隣の川口市から来る方もいますし、県外にお住まいの方が里帰りのついでに利用される場合もあります。
お母さん方はお子さんが幼稚園へ上がれば、園関係で人とつながりができますが、その前などは、この周辺は新しく越されてきた住民の方が多いので、つながりや情報がありません。ここへ来ることで、お母さん同士が集まって子育てについて共通の話ができます。子どもたちもオモチャがたくさんあって自由に遊べますし、お母さんは子どもを遊ばせながら寛ぐことができます。12~13時のランチタイムはお弁当を食べられるようにしているので、ここでお昼を食べて午後も遊んでいくという方もいます。お家で親子二人きりで食べるより、ここで自分も楽しみながら食べる方がお母さんも一息つけるようです。

自然と生まれるお母さん同士の交流。
自然と生まれるお母さん同士の交流。

――とてもアットホームな雰囲気ですね。

篠崎さん:初めての方が毎日のようにいらっしゃるので、利用方法やお子さんの年齢に合わせたイベントを丁寧にご案内します。お母さん方はすぐに顔見知りになって、お互いの子どもの名前を覚えますね。先日も、ぐずっていたお子さんによそのお母さんがお菓子をあげたら、ぴたっと泣き止んでくれました。そんな風に、お互いに手助けし合っている様子が見受けられます。それから、各部屋にドアがないことも、当館の特徴のひとつ。見通しがいいので、お母さん方は毎日顔を合わせているうちに、自然と声を掛け合うようになります。イベント時も気軽に出入りできます。
悩み事があるお母さんは、職員が話を聞いてあげることで心が落ち着くケースもありますし、時には市の専門機関につなぐ場合もあります。区の家庭児童相談員や保健師、歯科衛生士などにも、定期的に来館してもらっています。

子どもの成長過程や興味に合わせて選べる豊富なイベント
子どもの成長過程や興味に合わせて選べる豊富なイベント

「エンジョイタイム」をはじめ、乳児向け、季節行事など様々なイベントが

――乳幼児親子で参加できるイベントにはどのようなものがありますか?

篠崎さん:毎日開催しているのは、先ほどの「エンジョイタイム」です。放課後児童クラブの部屋を使って、30分ぐらい、手遊びや触れ合い遊び、体操、簡単な紙芝居などをします。同じような内容で月・水・金、「赤ちゃんルーム」で0歳の赤ちゃんを対象にした「親子のふれあいタイム」も開いています。

「赤ちゃんルーム」の様子
「赤ちゃんルーム」の様子

それから、0歳児対象でふれあい遊びなどをする「赤ちゃんと一緒」、1歳以上が対象で体操や工作をする「コアラクラブ」が、それぞれ月に約2回あります。「赤ちゃんと一緒」のフリートークタイムでは、お母さんたちをグループに分けて自由に情報交換をしてもらうのですが、これをきっかけに仲良くなるお母さん同士も多いですね。お子さんが小さいとなかなか外出しづらいと思いますが、こういう企画があると参加しやすいのか、多い時は30組ぐらい来られて部屋に入りきれないほどです。

参加者が楽しむ声であふれる「エンジョイタイム」
参加者が楽しむ声であふれる「エンジョイタイム」

そのほか、ボランティアさんによるお話し会「おはなしでてこい」が月に約1回、「お誕生会」とその前後に体重・身体測定をする「大きくなったかな」が月末の水曜日にあります。「お誕生会」はとても人気があって、多い時は50~70組が見えます。手づくりのバースデーカードを渡すのですが、これを目当てに来館される方もいて、年間かなりの枚数が出ます。当日は撮影用のフォトフレームを出したり、くす玉割りをするので、ここで撮った写真をカードに貼られる方も多いですよ。

お話し会の様子。子どもたちも集中。
お話し会の様子。子どもたちも集中。

センター周辺には新しいマンションなどがたくさんあり、若いファミリーも多いです。毎週日曜日は「パパとあそぼう」という時間も設けていて、内容は平日の「エンジョイタイム」とほぼ一緒なのですが、ここのセンターはお父さんの参加率が高くて、多い時で15組ぐらい、毎回来てくださるお父さんもいらっしゃいます。もちろんお母さんやおじいちゃん、おばあちゃんも参加できます。
こうした定期イベントのほか、公民館の体育室などを会場にした幼児向け運動会や夏のお楽しみ会、ハロウィンなどの季節の行事も開いています。

親同士の交流も、赤ちゃん同士の交流もある
親同士の交流も、赤ちゃん同士の交流もある

――最後に、施設周辺の子育て環境の魅力についてお聞かせください

篠崎さん:南浦和に来て思ったことは、とても公園が多い地域だなということです。「文蔵児童センター」の近くにも大小の公園や緑道があって、落ち着いた雰囲気がいいですね。見守りを含めて地域の方たちが子どもたちの活動をいろいろな形で支援していて、子育てにとても積極的です。南区には「武蔵浦和」駅前にできた「サウスピア」の子育て支援センターもあり、そこと合わせて当館を使われる方も多いです。近くの神社で豆まきや夏祭りをやると、想像以上に人が集まり、まとまりがあるいい地域だなと感じられます。

六辻水辺公園(さいたま市南区根岸付近)
六辻水辺公園(さいたま市南区根岸付近)

近隣在住のお母さんに伺いました!

――「文蔵児童センター」を利用したきっかけや、利用して良かったことを教えてください。

Aママ:さいたま市報でセンターのことを知り、家で子どもとふたりきりでいるより、子どもがいろんな子たちと触れ合ってほしいと思って来ました。同じぐらいの月齢の子と会えるので刺激になるし、いろんな人たちと触れ合って子どもの人見知りが減りました。

Bママ:子どもにいい刺激を与えられたらなと思って来ました。相談したり、こうした方がいいよとかアドバイスをもらったり、お母さん同士でいろんな話ができるのがいいなと思います。

子育て仲間の存在は心強い
子育て仲間の存在は心強い

――周辺の子育て環境の魅力を教えてください!

Aママ:近くに公園があるし、子どもが外に出ても安心していられる環境です。

Bママ:住宅街で静か。スーパーマーケットもあるし、道が平坦なので、住みやすいですね。近くに学校があるので、子どもが多く人通りがあって安心。センターには買い物ついでに寄れますし、私たちもここで友達になりました。

さいたま市立文蔵児童センター 篠崎館長
さいたま市立文蔵児童センター 篠崎館長

さいたま市立 文蔵児童センター

館長 篠崎さん
所在地 :埼玉県さいたま市南区文蔵4-19-3
電話番号:048-845-5153
URL:http://www.saicity-j.or.jp/j-buzou.html
※この情報は2017(平成29)年5月時点のものです。

近隣親子の交流拠点!楽しいイベントを毎日開催する「さいたま市立文蔵児童センター」/館長 篠崎さん
所在地:埼玉県さいたま市南区文蔵4-19-3 
電話番号:048-845-5153
開館時間:9:00~18:00
休館日:祝日(こどもの日・敬老の日・文化の日を除く)、年末年始
http://www.saicity-j.or.jp/j-buzou.html