地域とつながるパイプ作りを。/ながれやま子育てコミュニティNakocco(なこっこ)/代表 田中由実さん
ながれやま子育てコミュニティNakocco
代表 田中由実さん
地域とつながるパイプ作りを。
「ながれやま子育てコミュニティNakocco(なこっこ)」
若い世帯が多い流山市で、新米ママや周りにママ友達がまだ少ない人達の力強い味方となっているのが「ながれやま子育てコミュニティNakocco(なこっこ)」。子育てに関する講座や、ママ・パパ同士のコミュニティ作りなど、様々な活動を行い子育てをサポートしている。
今回は自身も2児の母として子育て奮闘中の、Nakoccoの代表を務める田中由実さんに活動内容や思い、南流山エリアの魅力についてお話を伺った。
Nakocco(なこっこ)はどんな団体なのでしょうか?
Nakoccoは「流山の子育てを共に楽しむ・考える・助け合う」ことを目的に活動しています。 2007(平成19)年に発足して以来、任意団体として活動してきましたが、様々な方々のご協力を得て2011(平成23)年11月に特定非営利活動法人(NPO法人)として再出発しました。活動の中心は妊娠期~新米ママ・パパを応援する“はじめての子育て応援プロジェクト”として、地域とつながる様々なイベントを随時開催しています。
Nakoccoの運営は正会員で行っています。会員の種類は賛助会員(個人、団体・企業)サポーター会員があり、現在は20名が参加しています。Nakoccoのイベント自体は、どなたでもご参加いただけますよ。
Nakoccoの思い・コンセプトを聞かせてください。
子どもはとても可愛いのだけれど、子育ては戸惑うことも多いですよね。特に初めての育児は、授乳に夜泣きに離乳食と、次々にやってくる慣れないことに肩の力が入りすぎて息切れ寸前という人も多いと思います。流山市は若い世帯も多く、ここが初めての子育ての地となり、知り合いが周りにほとんどいない方も少なくありません。
私たちNakoccoは、子育てに行き詰らない為には、なるべく地域とつながるパイプを持っていることが大切だと考え、特に孤立しない子育てのサポートに取り組んでいます。 実は運営スタッフの子供たちも現在0歳児~小学生で、まだまだ若葉マークのママたちです。 私たちと一緒に、流山での子育て楽しんでいただけたら嬉しいですね。
主な活動の内容について教えてください。
Nakoccoの活動の中核となるのは、「新米ママ講座」です。この講座は第一子が生後1ヶ月~6ヶ月頃の赤ちゃん&ママを対象にしており、 実際に流山で妊娠・出産・子育てをしてきた、 現在幼稚園の子どもを持つママ達が企画・運営をしています。
妊婦期からの子育て支援では「お産Cafe」があります。出産や産後に関することを何でも話すことのできるひろばです。先輩ママも参加してお産の流れに関するワークや、健康面の相談、軽いエクササイズなどを行ったりもします。参加者同士でも様々な情報をシェアできます。こちらは 「南流山センター」と共催で行っています。パパがママのお産や産後をサポートするコツや、育児との向き合い方を講座やワークショップを行う「男ができる産後の準備」もあります。
その他にも、生後1カ月~1歳半くらいの赤ちゃんとママたちが不定期に集まる「Nakocco baby」や、手遊びや季節のイベントを楽しむ「Nakocco Club」などの子育てサークルなども南流山地区で活動しており、みんなで交流や子どもたちの成長を楽しんでいます。
どのような目的で参加される方が多いのでしょうか?
Nakoccoには初めて出産・子育てをする方が多く参加されます。なんでもそうですが初めてのことは不安になりますよね。不安というのはこの先どうなるかわからないから不安なのです。ですから少しでもその不安を取り除くために、妊婦さんや小さいお子さんを持つ方が情報共有できるような場を作っています。
お友達作りももちろん、助産師さんや、栄養士さん、それに私たち地元スタッフと直接お話しするのを楽しみにされていますね。
実際、参加されている方はどんな感想を持たれるのでしょうか?
「お産Cafe」にいらっしゃる方は、お産のイメージが変わりポジティブに捉えるようになったり、新米ママ講座では、病院の先生に聞くほどでもないことを助産師さんや栄養士さんに質問できてよかったとか、お友達もできて子育てが楽しくなったという感想をいただきます。
「男ができる産後の準備」では、先生の話しを聞いて夫婦でお互いもやもやしていたことがクリアになり、夫婦関係が大きく改善されたと嬉しい報告を頂くこともあります。
ママ・パパ同士や、地域とのつながりを生み出す工夫はありますでしょうか?
ママ同士は最初から、妊娠や子育てといった共通点があるので仲良くなるのはそう難しくありませんが、例えば「新米ママ講座」ではお弁当を出していて、住所が近い方同士で交流が持てるように工夫しています。ごはんを食べている間、お母さん達にゆっくり食べてお喋りしていただけるように、ボランティアができるだけ赤ちゃんを抱っこしています。
パパ同士は難しいところもありますが、年に数回パパも参加できるような企画をしています。例えば、春には親子運動会、夏は夕涼み会、秋はハロウィンパレードなどです。
「子どもの防犯力アップ出前教室」は子育て支援のインストラクターと施設等の教諭、保育者、親、子どもの絆を強め、「どの子も地域の大切な子」として見守る地域の絆をつくることを目的としています。
南流山エリアの子育て環境については、どのように思いますか?
南流山は地元の人から、転勤で新たに街にやってくる人など、住む人のプロフィールに多様性があり、気取らないムードとのびのびした雰囲気が魅力だと思います。公園も多く遊び場にも不自由しません。
これから新たに南流山エリアに住む方へのメッセージをお願いします!
南流山は、電車はJRとTXの2路線があり都内はもちろん、近隣の大型ショッピングセンターへのアクセスが抜群に良いと思います。高速道路も近いので車での移動も便利。しかしそこまで行かなくても食料品・生活用品は十分整います。また江戸川も近いので菜の花や花火大会も楽しめます。
気軽に子どもが遊べる公園が多いのも特徴です。個人的な感想ですが色々なエリアから移り住む方も多いので他者への理解も良く、みなさんすぐ馴染んでいるように思います。南流山へお住まいになられた際は是非、いち住民として、地域をより良くしていくために何かあればご協力いただけるとありがたく思います。
今回、話を聞いた人
ながれやま子育てコミュニティNakocco(なこっこ)
代表 田中由実さん
※2014(平成26)年4月実施の取材にもとづいた内容です。 記載している情報については、今後変わる場合がございます。
地域とつながるパイプ作りを。/ながれやま子育てコミュニティNakocco(なこっこ)/代表 田中由実さん
http://nakocco.jimdo.com/