フィンテックグローバル株式会社 メッツア事業準備室 広報部杉山賢祐さん
飯能市東部に広がる、周囲約3kmの人造湖、宮沢湖。周辺を緑豊かな木々に囲まれた湖畔は、多くのレジャー客が訪れる観光スポットだ。この宮沢湖を中心とした広いエリアに、ムーミンや北欧の世界を体験できる施設「メッツァ(Metsä)」が誕生する。2017(平成29)年予定のオープンを前に、東京をはじめとした首都圏から多くのレジャー客が訪れることが期待されている「メッツァ」。今回は、事業主体となる株式会社ムーミン物語をグループ会社とする、フィンテックグローバル株式会社 メッツア事業準備室 広報部の杉山賢祐さんに、「メッツァ」の魅力について伺った。
※開業時期は当初より変更となり、2017(平成29)年4月現在、「メッツァビレッジ」は2018(平成30)年秋に、「ムーミンバレーパーク」は2019(平成31)年春の開業を予定しています
豊かな自然の中に、ムーミンの世界を再現
――「メッツァ事業」の概要について教えてください。
杉山さん:2017(平成29)年に、フィンランド及び日本でも人気の高い「ムーミン」や北欧の世界を体験できる施設「メッツァ」のオープンを予定しております。“メッツァ”は、森という意味のフィンランド語でして、メッツァ事業では森に囲まれた宮沢湖周辺で、ミュージアムやリゾート、公園、レジャーといった各要素を融合させた施設の展開を予定しております。
――建設地の決定にいたる経緯を聞かせてください。
杉山さん:宮沢湖では、かつてより「レイクサイドパーク宮沢湖」をはじめとしたレクリエーション施設が整備されていました。宮沢湖や周辺の森林をはじめとした雄大な自然は、「自然との共生」をテーマの一つとするムーミン谷の世界観にも相応しく、埼玉県飯能市の宮沢湖に建設する運びとなりました。
また、飯能市には、北欧童話の世界観を主題とした「あけぼの子どもの森公園」がありましたし、“森林文化都市”を宣言しているなど、「メッツァ」との親和性は高いものがありました。ムーミンを主題としたテーマパークのような施設は、日本が初めての海外進出先。当初の段階では屋内型施設をイメージしていたこともありましたが、検討を進めるなかでムーミン谷の世界や北欧をより“リアル”に体験できる施設にシフトしていきました。
――どのような施設になる予定でしょうか。
杉山さん:ふたつの大きなゾーンがあります。ムーミンの世界観に浸ることができ、自然と触れ合いながら五感で楽しめる「ムーミンゾーン」には、ムーミンシリーズの作者、トーベ・ヤンソンやムーミン物語を紹介するミュージアムのような施設などを検討しています。一方の「パブリックゾーン」は、北欧をイメージし、雑貨などショッピングをお楽しみいただける予定です。宮沢湖周辺が地元の方々にジョギングや散策などで親しまれてきたことを踏まえて、日常的にお越しいただける公園としての機能を維持しつつ、自然を活用したアクティビティ等の展開も考えております。
※「ムーミンゾーン」とあるは「ムーミンバレーパーク」として、「パブリックゾーン」は「メッツァビレッジ」として開業の予定です。
――初めて現地を視察されたときの印象はいかがでしたか?
杉山さん:当時視察したメンバーは、ムーミン谷や北欧をイメージしていた通りの光景だったので、“ここだ”といった感じだったようです。私も初めて訪れた際は、都心から電車で1時間も掛からないのに、これだけの景色を有する場所があるのかと驚いたくらいです。短か過ぎず、長過ぎない移動時間は、都会での日常を忘れるためには程よいものだと思います。
地域との強いつながりを持ち、観光事業の推進を図る
――飯能市に新たに誕生したバーベキュースポット「リバランタ」の運営にも携わっているそうですね。
杉山さん:「リバランタ」は気軽にバーベキューが楽しめる施設として、西武池袋線「飯能」駅から徒歩15分の距離にある、「飯能河原」にオープンしました。機材・食材の用意があるので、何も持ち込まず、手ぶらでバーベキューが楽しめます。牛リブロース、豚ロース、あらびきウィンナーをはじめとした肉については、“物足りない”がないようにボリュームを重視し、4種400グラムが1人用となっています。また、地元飯能の契約農家から届けられた野菜は固定種野菜で安心・安全の食材となっています。
※「リバランタ」は2016(平成28)年10月末にクローズしました。
杉山さん:「飯能河原」は、“河原バーベキューの聖地”としても知られています。飯能市の観光事業を推進していくための実証実験が必要になり、飯能市と連携してメッツァ事業に取り組んでいる弊社に声が掛かり、運営業務を受託しました。「メッツァ」だけでなく「リバランタ」でも、飯能市の魅力をたくさんの方に伝えていきたいと思っています。
――飯能市のふるさと納税「ムーミン基金」が2016(平成28)年にスタートしました。こちらにも関わっておられるのでしょうか。
杉山さん:「ムーミン基金」は、メッツァ開設に伴う周辺インフラ整備や飯能市の観光施策の推進を図るために活用するものです。謝礼品は食料品という自治体が多いなか、飯能市では1万円以上を寄付していただいた方にムーミングッズを差し上げています。日本では入手困難なムーミングッズに加え、ムーミン基金完全オリジナルグッズもご提供しています。大人気バッグブランド「anello」さんとのコラボリュックも人気です。
自然環境に恵まれた、休日レジャーに最適の街
――杉山さんにとって飯能エリアの魅力はどこにありますか?
杉山さん:都心部の通勤圏でありながら豊かな自然があることですね。水も空気も美味しく、そこにいるだけで安らげる環境があります。アウトドアの遊びが充実していますし、スポーツが盛んということも特徴かもしれませんね。海外の有名サッカークラブのスクールがありますし、都心部ではあまり見かけないホッケー場もあります。カヌー競技も盛んでオリンピアンも輩出しています。
――今後、飯能市とどのような結びつきを持っていこうと考えていますか?
杉山さん:「メッツァ」を通して、飯能市の観光促進に寄与するだけでなく、地元の事業主や農家の皆さんと一緒に連携して飯能市を盛り上げていきたいと考えています。飯能市に来たことがある方には新しい魅力を。来たことがないという方には、足を運んでもらえるような魅力を発信していきたいですね。
フィンテック グローバル株式会社
メッツァ事業準備室 PR担当 杉山 賢祐 さん
所在地 : 埼玉県飯能市宮沢(メッツァ建設予定地)
URL: http://www.metsa.co.jp/
※この情報は2016(平成28)年8月時点のものです。
フィンテックグローバル株式会社 メッツア事業準備室 広報部杉山賢祐さん
所在地:埼玉県飯能市宮沢
http://www.metsa.co.jp/