家族ぐるみで協力しながら子どもを育てる/自由ヶ丘幼稚園 吉田宏道園長先生


自由ヶ丘幼稚園
園長 吉田 宏道さん

家族ぐるみで協力しながら子どもを育てる

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー

「茶屋ヶ坂公園」をはじめとして、多くの公園が点在し子育て環境が整った茶屋ヶ坂エリア。「自由ヶ丘幼稚園」はそんな茶屋ヶ坂エリアの富士見台学区に1957(昭和32)年に開園した歴史ある幼稚園だ。今回は「自由ヶ丘幼稚園」の吉田園長先生に園独自の取り組みや、周辺の子育て環境や、住み心地について、お話を伺った。

「自由ヶ丘幼稚園」の沿革と概要を教えてください。

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
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この幼稚園は1957(昭和32)年に、今の千種消防署のあたりに開園したのが始まりで、この場所に移ってきたのは1996(平成8)年のことです。その間に、自由ヶ丘学園として「第二自由ヶ丘幼稚園」「第三自由ヶ丘幼稚園」も開園し、現在、千種区内に3つの幼稚園があります。「自由ヶ丘幼稚園」では、4人の男性教員を含め20人のスタッフが一丸となって、バランス良く子ども達を見守っています。

「あそびの保育」を特徴としているとお聞きしましたが。

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
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自分がやりたいと思うところからすべての遊びが始まり、遊びの中でこそ学びがあると考えます。そのために、もし担任が一斉活動をしたいと考えたときは、活動につながる遊びを考え、その仕掛けを環境設定することになります。その中で、大人が完成形を決めてしまうことは、できるだけ避けるようにして子どもが自ら考えられるようにしています。

子ども達を見守る上でこだわっていることはありますか。

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
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幼児期は身体作りの時期と考えています。自由に遊べる時間を多く取っていますし、基本的に小学校区ぐらいの距離は徒歩通園をしていただいています。近隣には公園が多くありますので、春や秋には頻繁に散歩に出かけます。

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
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あわせて、私たちの園では、今でもお弁当を持ってきてもらっています。幼稚園に通う子にとっては、幼稚園が親と離れる最初の社会の場です。その中で、親が作ってくれたものが身近に多くあることが安心感を深め、安心できる場所があることが自立に結びついていくと考えます。また、弁当であることで、時間に縛られず、場所に縛られず、子どもたちに合わせて活動の時間を決められる利点もあります。

親や地域との連携も、いろいろな工夫をされているとお聞きしました。

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
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私たちの園は、親と教師と地域がチームになって子どもをみます。その中で、特に社宅が多く転勤の多い地域であったこともあり、親の支援も必要だということで、早い時期からあずかり保育や未就園児教室をはじめています。今でこそ全国で推進されていますが、始めた当時は行政に必要の無い事業をするのは辞めろと言われたと聞いています。

学校週休2日制が始まったころには、親の仕事や兄弟の学校と休みが合わないと出かけられない、なかなか近所に遊ぶところがないことから、「エンジョイサタデー」という取り組みを始めました。

「エンジョイサタデー」について詳しく教えて頂けますか。

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
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第2土曜日を除く毎週土曜日の午前中に行っていて、園児の他に、園児の親、兄弟姉妹、祖父母の方も参加して皆で遊んでいただけます。親や兄弟と遊ぶことで同じ園での遊びでも大きいスケールで遊べますし、お友達の親兄弟と知り合うこともできます。イベントデーとして、親の協力がないとできなそうな遊びや料理をすることもあります。沢山の大人が協力して子どもを見る、そういう場の一つになってほしいと思っています。

年中行事にはどのようなものがありますか。

主に、こどもの日、七夕、ひなまつり、サンタさんと一緒の会、もちつきで、子どもの身近にあるイベントなどとともに、昔ながらの伝統になっている行事を伝えています。 あわせて、敬老の日、父の日の会として祖父母やおとうさんと遊ぶ日を作っています。 お店ごっこや生活発表会は、園でのごっこ遊びの中で楽しんで行っています。年長組は、お泊り会として、園に1泊する日もあります。

お父様が参加される場も多いとお聞きしました。

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
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6月の日曜日は父の日の会を実施し、お父さんと子どもが一緒に遊ぶ日としています。エンジョイサタデーとは別に、お父さんには子どもの普段の遊びの姿を、子どもにはお父さんの全力で遊ぶ姿を見て楽しんでもらいたいと思っています。あわせて、普段幼稚園との窓口になるのはお母さんが多いので、お父さんに知ってほしいことを学園長が直接伝える場にもなっています。

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
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それとは別に、10月末の日曜日には、お父さんが子ども達の遊びを見る日として父親参観日を設けています。通常幼稚園の参観は平日に行いますが、平日に休みを取れないお父さんも多いためです。

最後に、茶屋ヶ坂エリアはどのようなところでしょうか?

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー

尾張旭市への街道として戦後に開け、基幹バスが通る交通の要所でしたが、10年ほど前に地下鉄が通ったため、さらにマンションが増えており、現在、子育てしている世代が多くなっています。

私たちの園がよく散歩に行く「茶屋ヶ坂公園」をはじめとして公園も多いですし、買い物をする場所や病院も近くに多く、子育て環境として利便性の高いエリアです。

自由ヶ丘幼稚園 園長 吉田 宏道さん インタビュー
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学園長 吉田敬岳 さん

取材施設基本情報

自由ヶ丘幼稚園
園長 吉田 宏道さん

所在地:名古屋市千種区富士見台3-9-2
電話番号:052-721-0171
URL:http://www.jiyugaokagakuen.ed.jp/kindergarten/jiyugaoka.html
※左写真は学園長

※記事内容は2015(平成27)年6月時点の情報です。

家族ぐるみで協力しながら子どもを育てる/自由ヶ丘幼稚園 吉田宏道園長先生
所在地:愛知県名古屋市千種区富士見台3-9-2 
電話番号:052-721-0171
教育時間:9:00~14:00(水曜日は午前のみ)
休園日:土・日曜日、祝日、他
預かり保育:あり(14:00~)
http://www.jiyugaokagakuen.ed.jp/kinderg..