多くのアスリートを輩出、スポーツ教育に特化した/バディスポーツ幼児園 世田谷 園長 鈴木威 さん
幼児期からのスポーツ教育に力を入れる「バディスポーツ幼児園」は、サッカー日本代表選手をはじめ、多くのアスリートをこれまでに輩出している。しかし、スポーツ界だけが活躍の舞台というわけではない。“文武両道”という言葉が相応しい同園の園長、鈴木威さんに、スポーツ教育の様々な恩恵について伺った。
子どもたちの未来を見据えた体力・生き抜く力の育成
――まずは、「バディスポーツ幼児園」の概要を聞かせてください
鈴木さん:当園は、幼稚園と保育園の機能を有する幼児教育施設です。認可外保育施設であることのメリットを最大限に活かし、幼児期からスポーツ教育に力を入れています。認可外保育施設のため、国からの補助金はありませんが、園舎の上層階をマンションにするなどして、利用しやすい月謝を実現させました。アイデアひとつで税金を使わず、高い教育レベルの施設を運営できるのです。
バディ全園に共通する教育方針は、“健康で明るく伸びやかな子どもをスポーツと保育を通じて育成する”です。その具体的な実践として、“どこまでもベストをつくせ”と“はげましあえ、そしておもいやれ”という2つの理念を掲げています。
――スポーツに力を入れることの最大のメリットについて、どのようにお考えですか?
鈴木さん:子どもたちにピカソの絵を見せても、“上手な絵だね”とは言ってくれません。けれども逆上がりや跳び箱を跳んだりする同世代の友だちがいたら、きっと“すごい”と言うはずです。子どもにとって目標が明確で分かりやすいというのが教育におけるスポーツの特徴です。できるまで頑張る姿勢、できたときの達成感と成功体験、そして、できない友だちを気遣うという思いやりが自然と育まれます。“やればできる”という幼少期に身につけた自信は、社会に出てからも必ず役立ちます。できないからとすぐに手を貸すのではなく、子どもが自分の力で解決できるようにするため、我々は見守るということも大切なのです。
――園生活における実際のスポーツ教育に関して教えてください
鈴木さん:公園、グラウンド、園舎のホールなど日によって場所は違いますが、スポーツ教育は毎日行っています。そして気づいたら、1周120メートルの屋上フットサルコートを30周近くも走れるようになるのです。それ以外では山中湖でのクロスカントリーリレーや、富士山の7合目までの登山も経験することになっています。厳しさがあり、行動力に長けた男性がスポーツ指導を担当し、繊細さと細やかな気遣いができる女性が保育を担います。それぞれの強みを活かして子どもたちと接しています。
――「バディ放課後サポートクラブ」についてもお聞かせいただけますか?
鈴木さん:預かり保育のなかで、スポーツクラブ・文化クラブにも参加できます。また、学習塾も併設されており、子どもたちに合った時間割を作成することが可能です。一人ひとりに寄り添った学童保育を実現させました。
――人気園ですから、少し遠くてでも通わせたいという方も多いのでは?
鈴木さん:多くの方が自転車圏内にお住まいですが、なかには調布市や三鷹市、もっと遠くでは港区辺りから通ってくる方もいます。
――園児の入園前と入園後について、特に感じる変化があれば教えてください
鈴木さん:色々とありますが、分かりやすいところでは式典での様子です。なかなか静かにならないのが入園式だとすれば、じっと座って、先生の話に耳を傾ける子どもたちがいるのが卒園式です。スポーツ教育を通じて精神面の成長だけでなく、自らが考え、課題に向かって取り組むことで逞しくなっていきます。卒園時には、保護者の大半から“バディを選んでよかった”と言っていただけ、大変うれしく思っています。
――保護者との関りや連携についてはいかがでしょうか
鈴木さん:保護者の皆さんには色々な係を手伝っていただいています。例えば卒園アルバムも保護者が中心となって制作します。ご覧いただくと分かると思いますが、プロ顔負けのクオリティです。ただ、仕事をしていれば就けない係もありますから、できる範囲内で手伝っていただいています。
――卒園生は、各方面で活躍されているそうですね
鈴木さん:世田谷園に関して言えば、ドイツ・ブンデスリーガで活躍している武藤選手や、“公務員ランナー”として知られる川内選手。また、サッカースクールを立ち上げ、バディでも教えてくれている丸山選手のほかに、芸能界では土屋太鳳さんもいます。バディを故郷と思ってくれる卒園生が多いことも、特徴のひとつかもしれません。
――世田谷園のある千歳台エリアの教育環境について聞かせていただけますか?
鈴木さん:バディのスタートは、ここ世田谷区でした。私が理想とする教育を理解してくれるに違いない、逆にここで認められなければ理想を体現することは難しいとさえ思いました。創立から30年以上が経っているという意味では、この場所を選んで本当に良かったと思っています。教育水準が高く、教育熱心な方が多く、当園の周辺は落ち着いた街並みが広がっています。公園が点在し、子どもを連れていける場所が多いというのも魅力ではないかなと思います。
バディスポーツ幼児園
園長 鈴木威さん
所在地:東京都世田谷区千歳台3-18-10
電話番号:03-5490-7591
URL:https://buddysetagaya.wordpress.com/
※この情報は2018(平成30)年4月時点のものです。
多くのアスリートを輩出、スポーツ教育に特化した/バディスポーツ幼児園 世田谷 園長 鈴木威 さん
所在地:東京都世田谷区千歳台3-18-10
電話番号:03-5490-7591
保育時間:8:00~17:00(希望者は19:00まで延長可能)
授業時間:10:00~15:00(水曜日は14:00まで)
https://buddysetagaya.wordpress.com/