Cafe a la papa(カフェ ア ラ パパ)

都心の観光地として人気の高い谷中界隈には実にカフェが多い。桜やつつじなどの季節の花々が楽しめ、歴史ある神社が点在し、路地が縦横無尽に張り巡らされた街並はどこか懐かしい香りがして引き込まれてしまう。一日中歩き回っても飽きることがないこの街には散策途中にホッと一息つける場所が必要なのかもしれない。

日暮里駅をでて左手に谷中墓地をみながら、緩やかな坂を下っていくと正面に「谷中銀座」の入り口がみえてくる。

この商店街につづく50段ほどの階段は「夕やけだんだん」とよばれ、階段上から下を見降ろす景色は谷中を紹介する番組や雑誌等でたびたび紹介され、美しい夕焼けを見る事ができる有名スポットとして親しまれている。この夕やけだんだんを下ったところすぐに今日のお目当てのカフェ「Cafe La PAPA」はある。

外のテラスを併せても20席にも満たないこじんまりとしたカフェは、乳白色の塗り壁と、陶器の破片が埋め込まれた床にダークブラウンのインテリアがしっくりと馴染み、壁際には洋書がおかれている。「なんだか海外のカフェにいるようですね」と尋ねると、「南欧のひなびたカフェのような雰囲気を出したかったんですよ、嬉しいですね」とこたえてくれた。

外の賑わいとは無縁の、静かな空間で頂けるのはいれたて珈琲とご自慢の自家製ケーキだ。オーナーと一緒にこの店を切り盛りしているお嬢さんがつくるケーキは、どこかひとひねりしていてある。チーズがたっぷりと使われたチーズケーキの台はパイ生地になっていて、しっとりとサクサクの二つの食感が楽しめ、ケーキの横には「お口直しにどうぞ」と小さくカットされた色とりどりのフルーツが添えられているので重く感じがちなケーキでもぺろっと頂けてしまうのだ。

平日の午後、すいた時間を見計らってきたが気がつけば席も随分と埋まっていた。ベビーカーで赤ちゃんを寝かしつけたお母さん達の姿が目を引く。グループでおしゃべりを楽しもうというのではなく、育児の合間の自分だけの静かな時間を過ごそうとやってきているようだ。

気兼ねする事なく自分のペースで過ごす事ができる空間と美味しいものたち。そんな五感が満たされる場所が名店なのだと思う。

アイスコーヒー 400円
カフェオレ 450円
チーズケーキ 450円

Cafe a la papa(カフェ ア ラ パパ)
所在地:東京都荒川区西日暮里3-14-11 
電話番号:03-3822-7233
営業時間 11:00~19:00





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