親子に安心の場を提供する児童センター ~あったかスタッフが支える子育ての拠点~/大井倉田児童センター 館長 齊藤美加さん

大井倉田児童センター
館長 齊藤美加さん

親子に安心の場を提供する児童センター
~あったかスタッフが支える子育ての拠点~

品川区にある「大井町」駅は区の中南部に位置し、JR京浜東北線、東急大井町線、それに新木場からお台場や有明を通り大崎まで行くりんかい線が乗り入れている。「東京」駅まで12分、新宿までも20分足らずと、通勤やレジャーにも高い利便性を誇る街。駅東側には品川区総合区民会館、西側にはイトーヨーカドーや阪急大井町ガーデンがあり、商店街も駅周辺だけで9つと、食料品や日用品の買い物には困らない便利な地域だ。駅から5分、大井倉田保育園と隣り合わせに建つ「大井倉田児童センター」は、親と子、小学生、地域のお年寄りたちまでが集まる地域コミュニティの中心を担う場所。その館長である齊藤さんにお話しを伺った。

「大井倉田児童センター」の概要を教えてください。

大井倉田児童センター
大井倉田児童センター

日曜祝日と年末年始を除く月曜日~土曜日、朝9時~夕方18時まで、赤ちゃんから18歳になるまでのお子様とその保護者が無料で利用できる施設です。本施設は「子育て相談センター」も併設しており相談事業もおこなっています。そのような経緯もあり、乳幼児~未就学のお子様と保護者向けのプログラムを充実させ、気軽に遊びに来られるような環境も整えています。また小中高生は放課後の遊び場として過ごしています。

乳幼児向けのプログラムにはどんなものがありますか?

大井倉田児童センター
大井倉田児童センター

「大井倉田児童センター」には乳幼児専用の親子サロン「ちびっこルーム」があり、いつでもおもちゃであそんだり食事をすることができます。

「親子のひろば」は登録制で、マタニティ~乳幼児、0・1・2歳児までそれぞれの年齢別のクラスを設けています。例えば0歳児クラスなら親御さん向けに悩みを軽くするお話や生活のリズム作り、1歳児なら子育て仲間作りや季節行事、2歳児なら幼稚園入園を意識したプログラムなど、それぞれのお子様や親御さんたちの興味に合わせた活動を行っています。また登録をしなくても参加できる単発イベントとして「ベビーマッサージ」「デイキャンプ」「食育講座」などもあります。

このほか毎週金曜日の午前中に行う「おもちゃのひろば」、パパとの交流を図る土曜日開催の「パパリン・クラブ」などもおこなっています。

子育て相談センターというのはどんな役割なのでしょうか?

大井倉田児童センター
大井倉田児童センター

子育ての悩みはもちろん、ちょっとした質問など、何でも受け付けています。専用電話を設置していて匿名で話ができることから、多くの相談があります。実は年齢別のクラスやひろばなどセンターに来ることが出来る親御さんは心配ないんです。本当にケアすべきなのは、家からも出られない悩みが深い親御さんたち。そういう方々がまず電話をかけて、「ちょっと行ってみようかな」という気持ちになってセンターに来てくれるようになれば、少しは気持ちが楽になるのではないかと思っています。

もちろん個室で個別面談をすることも可能。子育てを頑張っている親御さんたちの「駆け込み寺」になれたら嬉しいなと思っているんです。ちょっと話せば気持ちが楽になって解決することも多いので、気軽に電話や面談にも来てほしいですね。

クラブの活動について教えてください。

大井倉田インタビュー
大井倉田インタビュー

これは幼稚園・小学生・中学生向けのプログラムで、登録制で各クラブ定員があります。例えば「倉田ファーマーズ」は、ナスやトマト、ブロッコリーといった野菜などを育てたり調べたりするクラブで、夏には収穫した野菜でラタトゥーユを作って食べました。「あそびたんてい団」では町探検に出かけたり七厘を使っての火起しや秘密基地を作ったりしています。

その他、「トランポリン」や「エイブルアート」などお子様たちの創造力や自主性を高める活動が行われています。このようなクラブはどれも大変人気があり、定員の空きを待っているお子様もいるほどです。講師の先生を呼び、より面白いクラブになるよう皆でアイデアを出し合うという取り組みもしています。

小学生になると友だちのことや学校のことなど、お子様も色々と悩みも持つようになります。ここはスタッフ全員で声掛けをしたり話を聞いたり、お子様が来やすい・過ごしやすい雰囲気をつくり、お子様たちの居場所でありたいと思っています。

遊びに来る親御さんやお子様たちと接するうえで、心がけていらっしゃることは何ですか?

大井倉田児童センター
大井倉田児童センター

ここに来て下さる親御さん、お子さん、お子様たちの名前はすぐに覚えること。そして来てくれたら挨拶、そして声掛けをして「来てくれてありがとう」という気持ちをお伝えします。そうして定期的に来て下さるようになると、「今日は元気がないな」「何かあったかな」と分かるようになります。

 

タイミングが合えば、さり気なく悩みを相談してくれることもありますし、何気ない会話から元気になって帰る親御さんやお子様たちもいます。もちろん「そっとしておいてほしい」というバリアを感じる時もありますので、そういう時はさりげなく接しています。私たちができることと言えば、頑張っている親御さんやお子様たちの話を聞いて共感することだけ。私たちは「いつでもここにいるよ」「応援してるよ」「何でも話してね」という気持ちで、いつもここで待っています。

庭もあり、キッチンもあり、充実した施設ですね。

大井倉田児童センター
大井倉田児童センター

はい。庭ではファーマーズの活動で野菜を育てていますし、野外活動の拠点にもなっています。1階の「ちびっこルーム」にはおもちゃがたくさ置いてありますので、小さなお子さんと保護者が自由に過ごすことができますし、「わくわくルーム」は本やソファがあり静かに過ごしたい人のためのスペースです。2階の「にこにこルーム」にはキッチンがありたこ焼き器などもありますので、食育の活動やちょっとした集まりで調理が必要な時にも利用できます。

大井倉田児童センター
大井倉田児童センター

またボール遊びや跳び箱ができる「遊戯室」、卓球ができる「集会室」、絵を描いたり工作をする「図工室」、そしてバスケットやサッカーもでき電車が間近に見える「屋上」など、お子様や大人が伸び伸びと過ごせる施設になっています。

 

これからの展開や目標などがありましたら、教えてください。

大井倉田児童センター
大井倉田児童センター

実はこのセンターから生まれた親御さんたちのサークルは10以上。パネルシアターをしている「ハッピーママ」というグループや楽器が得意な親御さんが集まった「ニッコリ音楽隊」、預け・預かり合う親御さんのサークル「あいあい」など、親御さんたちが自主的に集まり誕生したものです。

このように、最初はお子様を連れて遊びに来てくれていた親御さんたちが、親としての力をつけ、自主的に「お子さんを喜ばせる」「自分たちも楽しめる」活動をしてくれるのは、何よりも嬉しいんです。そんな風に子育てを頑張っている人たちの拠点・基地になりたい、そして地域で子育てを担うようになりたい、それが私たちの目標であり目指していることです。

大井地区はどんな雰囲気のエリアですか?

立会道路(東大井六丁目付近)
立会道路(東大井六丁目付近)

法政大学や立正大学のボランティアや児童文化研究会の学生さんたちが、よく来てくれてお子様と遊んでくれたりします。今年のえこえこまつりでは「エコレンジャー」に扮してお子様たちと学び・遊んでくれました。親御さんたちも明るく素直で、しっかりキャリアを積んできた方が多いという印象です。駅前は開けていて便利なエリアですが、どこか懐かしい庶民的な雰囲気も残った、暮らしやすい地区だと思います。

大井倉田児童センター
大井倉田児童センター

今回、話をお伺いした人

大井倉田児童センター
館長 齊藤美加さん

大井倉田児童センター
所在地:品川区大井4-11-34
電話番号:03-3776-4881
URL:http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/kids/kc/joikurat/joikurat_top.htm

※記事内容は2013(平成25)年12月時点の情報です。

親子に安心の場を提供する児童センター ~あったかスタッフが支える子育ての拠点~/大井倉田児童センター 館長 齊藤美加さん
所在地:東京都品川区大井4-11-34 
電話番号:03-3776-4881
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/kids/..