地域に開けた保育園で、共に育ちあい生きる力を育てる/東池袋第一保育園 園長 井島千恵美先生


豊島区立東池袋第一保育園
園長 井島千恵美先生

地域に開けた保育園で、共に育ちあい生きる力を育てる
「豊島区立東池袋第一保育園」

都心にあるとは思えない比較的広々とした園で活動しているのが「豊島区立東池袋第一保育園」。食育をテーマに保護者会を開いたり、子どもたちがおばあちゃんやおじいちゃんと触れ合う機会をつくったりと、地域に開けた取り組みを行っている。今回は「東池袋第一保育園」の園長 井島千恵美先生に、園でのさまざまな取り組みや今後の展望についてお話を伺った。

「東池袋第一保育園」の沿革・概要について教えてください。

東池袋第一保育園インタビュー
東池袋第一保育園インタビュー

1975(昭和50)年に開園しました。敷地面積は900平方メートルを超え、「池袋」駅に近く、都心にある保育園としては、比較的広々とした園です。築30年近く経ち、園舎が古くなったので、待機児童対策もあり現在増築と改修工事を行っています。2015(平成27)年の1月には工事が終わる予定です。新年度から新しい園舎での生活が始まります。

保育方針や特徴について教えてください。

東池袋第一保育園インタビュー
東池袋第一保育園インタビュー

生活に必要な基本的生活習慣や態度を養い心身ともに健やかに育つようにすること、集団保育をとおして、子どもたちがともに育ちあい生きる力の基礎を育てることを大切にしています。また、安全、安心できる保育環境の中で人との関わりを大切にし、豊かな感性を養うことや、さまざまな表現活動を通して、自分で考えたり工夫して表現する喜びを知らせることにも重点を置いていますね。「元気に遊べる」「挨拶ができる」「豊かな表現ができる」「自分で考え行動できる」そんな子どもたちを目指しています。

大切なお子様たちを預かるうえで、心がけている事は何でしょうか。

東池袋第一保育園インタビュー
東池袋第一保育園インタビュー

子どもの安全・安心を大切に子どもたちの健やかな成長を保護者と共感できる環境を創っています。
豊島区が推奨している「あしたスキップ」の体操を取り入れたり健康で怪我をしない身体づくりを行っていますね。幼児クラスでは、健康・食育・たて割り保育をとおして看護師・栄養士・調理師の専門性を活かし、保育指導に関わってもらっていますし、地域の方との交流をとおして社会性を学ぶ機会もたくさん企画しております。
危機管理についても十分に配慮し、プロジェクトを組んでいつも子どもたちの安全を一番に考え、職員全員が危機管理の意識を高める事ができるように努めています。

どのような場面で子どもたちの成長を実感しますか?

東池袋第一保育園インタビュー
東池袋第一保育園インタビュー

さまざまな行事をとおして、子どもたちの成長を確認する事ができます。2014(平成26)年11月に祖父母の方との 「ふれあい会」を行いました。0歳児から5歳児までの子どもたちが祖父母の方に得意なダンス・歌・合奏・跳び箱を披露し交流をしました。10月の運動会で行った競技などが刺激となって各クラス成長に繋がっていました。また5歳児の跳び箱では、「すごい」の歓声とともに、子どもたちは年長児への憧れの気持ちが芽生えていました。このような場面を通して子どもたちの成長を感じることが何よりうれしいです。
子どもたちの成長は日々個々によって違います。できるだけ子どもたちの成長の様子を保護者と共有する事を大切に、連絡ノートやクラス便り、壁新聞でお知らせしています。

年間行事についても教えてください。

東池袋第一保育園インタビュー
東池袋第一保育園インタビュー

入園説明会、運動会、ふれ合い会、お楽しみ会、新年子ども会、卒園式等、さまざまな行事があります。
中でも、5月、10月、11月、3月にある遠足については、自然に親しんで活動できるように計画していますね。
保護者会、個人面談、全体保護者会、父親保護者会、各クラス保護者会、個人面談のほかに、全体保護者会は「食育を専門職から学ぶ」をテーマに栄養士、看護師、調理師、保育士との懇談のあと子どもたちの給食試食会も行いました。

東池袋第一保育園インタビュー
東池袋第一保育園インタビュー

また、我が園が一番力を入れているのが父親保護者会です。お父さんが育児に参加する事で子どもも母親も笑顔になり、家族が幸せになれます。ちなみに6月には明治大学サッカー部神川監督の講話の後ミニサッカーゲームを楽しみました。

地域支援プログラム「DONDON」とはどのような取り組みなのでしょうか。

「どんどん保育園に遊びに来ていただけるように」とDONDONの名前を付けました。保育園では保育の専門性を活かした地域支援も企画しております。
ベビーマッサージ・すくすくルーム・公園での青空保育・離乳食講習会等保育の専門性を活かして保育士、看護師、栄養士、調理師が企画運営しています。そのほかに、地域の区民ひろば朋有の親子向けに看護師が出張講演会や離乳食講習会も企画しております。豊島区では、待機児対策で認可保育園・すくすくルーム・小規模保育所・保育ママなどをたくさん開設しています。園としても、公立保育園が地域の保育施設の核となり様々な支援をして行くことで、子どもの健やかな成長を一緒に育んで行きたいと思います。

最後に、周辺の子育て環境の魅力について教えてください。

教育の森公園
教育の森公園

「池袋」駅から徒歩7分程で何より交通の便が良い所です。 「サンシャインシティ」にも近く、また冬の季節は近くの公園に散歩へよく出かけます。散歩に行く事で足腰がしっかりし、健康的な身体が作れています。特に乳児には電車が見られる歩道橋と道路が大人気です。地域に区民ひろば、豊寿園、小学校、大学等があり世代を超えた交流ができる環境です。

東池袋第一保育園インタビュー
東池袋第一保育園インタビュー

今回、話を聞いた人

豊島区立東池袋第一保育園

園長 井島千恵美先生

所在地:東京都豊島区東池袋2-60-19
電話番号:03-3987-4621
http://www.city.toshima.lg.jp/277/kosodate/kosodate/hoikuen/kuritsu/006115.html
※2014(平成26)年12月時点の情報です。今後変更になる場合がございます。

地域に開けた保育園で、共に育ちあい生きる力を育てる/東池袋第一保育園 園長 井島千恵美先生
所在地:東京都豊島区東池袋2-60-19 
電話番号:03-3987-4621
保育時間:7:15~18:15
休園日:日曜・祝日、年末年始
延長保育:あり(18:15~20:00)
http://www.city.toshima.lg.jp/shisetsu/s..