契約から入居まで!必勝ダンドリマニュアル

数千万円もの買い物は一生のうちに何度も経験するものではありません。初めて経験する人も多い住宅購入の流れを、新築マンションの場合を例にご紹介します。

購入申し込みから契約までの準備

「このマンション、この部屋に決めた!」という決断をしたら「申し込み」を行いましょう。新築物件で申込者が多数の場合は抽選となりますが、見事抽選を勝ち抜けたなら「申込証拠金」を支払います。冷やかしではなく、本気で購入しますという意思を明確にするためのお金で、10万円前後の場合が多いようです。このお金は正式契約の際に手付金に充当されます。

同時に住宅ローンの事前審査手続きを進めるケースもあります。源泉徴収票や確定申告書の写しなど収入を証明する書類が必要になりますので、できれば事前に準備をしておきたいもの。このあと、購入申し込み後1週間程度で正式契約が行われることになります。

重要事項説明と売買契約

売買契約を結ぶ前には「重要事項説明」が行われます。資格をもった宅地建物取引主任者から契約の内容について最終的な説明を行うもので、法律で定められた重要な手続きです。当日書類を見せられても理解できない箇所もあるかもしれませんので、できれば事前に説明書を入手して、読み込んで疑問点を明確にしておけば万全でしょう。

また、売買契約の際には手付金として物件価格の1割程度のお金が必要になります。定期預金を解約するなど必要に応じて資金を準備しておきましょう。売買契約が終われば住宅ローンの正式申し込みを行います。住民票や印鑑証明など必要書類も多いので、慌てないように準備しておきましょう。ローンの申し込みは金融機関の店舗で別途行うこともあります。

入居説明会から建物内覧会

金融機関による審査に通れば住宅ローンの契約です。建物が未完成の場合は入居の1~2カ月前に入居説明会と同時に行われることもあります。入居説明会では管理組合の結成や駐車場の抽選手続き、火災保険やオプション品の説明などが行われます。建物が完成すれば内覧会が行われます。ここでは実際の部屋の内装や設備を見て、不具合や図面との違いなどがないかを確認し、必要な場合は補修などを行います。ここまで来ると憧れの新居も現実になってきます。家具の配置を決めるためにも、しっかり部屋を確認しておきましょう。

建物引渡しから入居

頭金の残代金や登記費用、修繕積立一時金などの残金決済を済ませればいよいよ入居です。部屋のカギの引き渡しが行われ、住宅ローンが実行されて晴れてマンションのオーナーとなります。このあと登記を司法書士に依頼すれば必要な手続きは終了です。

新築の場合は申し込みから入居まで数ヶ月から半年程度かかることもあります。中古の場合は入居説明会や内覧会などがないので、短期間ですべての手続きが進んでいきます。物件や不動産会社によっては、手続きの流れが違うこともありますが、疑問があればその時に解消するようにしましょう。

 

       







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