代表 秋山裕美さんインタビュー

実家の屋上から始まった 人気のヨガ教室/ReethiYOGA(東京都)


JR「田端」駅から徒歩12分。旧新町中学校の体育館を改修した「新町コミュニティアリーナ」は、スポーツ、演劇や合唱、講演会など多目的に使える区の施設だ。子ども時代を田端で過ごし、他所に引っ越した現在も同施設でヨガ教室「ReethiYOGA(リーティヨガ)」を開いている秋山裕美さんに、ヨガとの出会いや田端エリアの魅力について伺った。

心身を整えるヨガの魅力を伝えたい

レッスンに使っているホールでインタビューに答える秋山裕美さん
レッスンに使っているホールでインタビューに答える秋山裕美さん

―まずは、ヨガ講師になったいきさつをお聞かせいただけますか。

秋山さん:10年ほど前にアメリカのヨガスタジオ「ビクラムヨガ」が日本に上陸したとき、友人に誘われて軽いノリで参加したのがきっかけです。内容はハードで全然ついて行けなかったんですが、終わった後に体が軽くなるような爽快感があって、趣味として楽しむようになりました。心身の調子を崩した時も、ヨガだけは楽しくて、「メンタルにも効くなんてすごい!」と感動して本格的に学び始めました。2013年にヨガインストラクターの資格「全米ヨガアライアンスRYT200」を取り、すぐに指導を始めました。

―秋山様ご自身について、教えてください。

秋山さん:平日は通信業界の企画部門で、技術戦略に関わる仕事をしています。当然ストレスはありますが、ヨガが役に立っています。ヨガってお年寄りや妊婦さん、身体が硬い人も楽しめるし、多忙でストレスフルな人や鬱っぽい人にも良いんです。そういう人たちにヨガの魅力を伝えたいと思っているので、一般向けの教室以外にも、企業で指導しています。資格取得後も、インドの伝統的なヨガをアレンジして誰もが安全に取り組めるヨガ・ワークスの技法をベースとして、資格取得後も、ケガをしている人のためのインジュアリー・マネージメントヨガ、心を癒すリストラティブヨガ、お年寄りでも取り組めるシニアヨガなどを学んできました。マタニティヨガや産後ヨガも勉強して、私自身も妊娠6カ月までレッスンを行っていました。夫や母の協力もあり、仕事や子育てをしながら大好きなヨガに打ち込んでいます。

年齢も性別もバラバラ!参加者同士が仲良くなることも

「新町コミュニティアリーナ」
「新町コミュニティアリーナ」

―田端とのつながりについて教えてください。

秋山さん:田端には実家があり、定期的に帰ってきています。私が住んでいたのは小学1~5年生の間と短い期間なんですが、子どもの頃の私を知っている人たちがいて安心できます。田端は消防団や見守り活動など地元の人々の結びつきが強くて、小学校のときにソフトボールを教えてくれていた当時のコーチとか、いまも私を見かけると声をかけてくれるんです(笑)。そして、ヨガ講師としてのキャリアも田端からスタートしました。

いつもレッスンに使っている、広々とした「新町コミュニティアリーナ」のCホール
いつもレッスンに使っている、広々とした「新町コミュニティアリーナ」のCホール

―ヨガ教室「ReethiYOGA」について教えてもらえますか。

秋山さん:インストラクターの資格を取った2013年の夏に、「屋上ヨガ」と銘打って実家の屋上でレッスンを始めました。当時はヨガブームだったので、最初からたくさんの人が集まりました。それで広い場所が必要だと考え、オープンしたばかりの「新町コミュニティアリーナ」に拠点を移したんです。おかげさまで今年7月に8周年を迎えました。いま定期的に行っているのは、毎週土曜の「朝ヨガ」のみ。「屋上ヨガ」は春や秋など気候のいい時季の土日に、スペシャルイベント的な感じで開催しています。私はフルタイムで働いているので、レッスンは平日夜か土日になります。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、昨年からオンラインレッスンを取り入れています。今年2月に鎌倉に移住したこともあり、現在はオンラインがメインで、対面レッスンは1〜2カ月に1回程度です。気が向いた時や時間ができた時に、気軽に参加していただけるよう予約不要をポリシーにしています。

レッスンは予約不要で気軽に参加できる
レッスンは予約不要で気軽に参加できる

―参加者にはどのような方が多いですか。

秋山さん:20~70代まで幅広い年齢層の方にご参加いただいています。大学生もシニアもいらっしゃいます。最初はご夫婦やご家族で参加される人が多いですね。当初は女性が多かったんですけど最近は男性も増えてきて、いまは半数を占める回もあります。多いのは地元の方ですが、浦和や船堀から電車を乗り継いで来てくださる方もいらっしゃいます。地方や外国に引っ越して会えなくなった方も、オンラインのクラスに参加してくださったりして。こんな社会情勢ですが、離れていてもつながれる点は嬉しいですね。参加者同士が仲良くなることも多くて、男性陣は「ヨガボーイズ」とかいって飲みに行ったりしていますよ。

治安が良く、交通の便が良い田端エリア

三日月のポーズ
三日月のポーズ

―田端で子ども時代を過ごされたそうですが、街の変化は感じますか。

秋山さん:「アトレヴィ田端」ができて変わりましたね。便利になり、駅周辺を利用する人が増えた気がします。また、マンションがたくさん建ってベッドタウン化が進みましたね。田端は本当に交通の便がいいところなので、住宅が増えてきたのは当然かもしれません。

―田端のお気に入りスポットを教えてください。

秋山さん:田端駅の近くにある「LIVICATE(リビケイト)」です。看板も出していない、隠れ家的な美容室です。植物に囲まれた可愛らしい外装のお店なので、何のお店だろう?と足をとめている方を見かけます。お店の中は個室と半個室の完全プライベートな空間になっているので、コロナ禍でも安心して過ごせる美容室として地元の方に愛されています。オーナーが私のクラスに参加されているのでコミュニティがつながって、生徒さんがお店に行ったり、お店の常連さんがクラスに参加してくださったりしています。

看板のない美容室「LIVICATE」
看板のない美容室「LIVICATE」

―若い女性に向けて、この街で暮らす魅力を伝えるとしたら?

秋山さん:若い女性にとっての一番の魅力は、治安がいいことでしょうね。そして交通の便がいいこと。山手線も京浜東北線も通っているし、隣の西日暮里まで歩けば千代田線も使えるし、「尾久」駅も近い。住めばその便利さを実感すると思います。あと、素朴なところも気に入っています。きらびやかさはないけれど、必要なものはきちんと揃っている。尾久の熊野前商店街なんかは昔ながらの風情があるし、西日暮里からよみせ通りを抜ければ谷根千エリア。散歩を楽しめる街でもあると思います。

「田端はどこに行くにも便利」と話す秋山さん
「田端はどこに行くにも便利」と話す秋山さん

―今後、田端へ住まわれる方へのメッセージがあれば、お願いします!

秋山さん:田端には優しい人が多いから、引っ越して来る人もすんなり受け入れてくれると思います。生徒さんの中にも、地方から一人で東京に引っ越してきた方がいらっしゃいますが、教室に通ううちに自然と友だちができていました。田端は便利で人が優しい街。きっと心地よく暮らせるんじゃないかと思います。

「ReethiYOGA」
「ReethiYOGA」

ReethiYOGA

所在地: 東京都北区田端新町2-17-17
電話番号: 03-3894-6201
URL: https://www.reethiyoga.com/
※この情報は2021(令和3)年8月時点のものです。

実家の屋上から始まった 人気のヨガ教室/ReethiYOGA(東京都)
所在地:東京都北区田端新町2-17-17 
電話番号:03-3894-6201
http://www.city.kita.tokyo.jp/chiikishin..