都市マスタープランに沿って整備が進められた西二見地区の現状/明石市役所
明石市のなかで最も西側、播磨町と明石市の境に位置している二見エリア。昔からの田園風景の残された街である。江戸時代に築港された二見港、「明石海浜公園」などの施設もあり、朝日や夕陽を楽しめるスポットになっている。「西二見」駅周辺の開発について、「明石市役所」で話を伺った。
――西二見地区の都市計画では、どのような内容で整備を進めてきたのでしょうか?
市町村の都市計画に関する基本的な方針を定める「都市計画マスタープラン」というものがあります。これは、1992(平成4)年の都市計画法の改正により設けられた制度で、近年のまちづくりに対する住民ニーズの多様化や地域ごとの個別課題に対応するため、市町村が主体となり、地域の実情に応じたまちづくりの方針を定めるものです。
明石市としての二見エリアのスポット的な整備計画は既に終了しておりますが、都市計画マスタープランに沿って、今後の地域づくりの方針がまとめられています。山陽電鉄「東二見」駅を拠点として、二見北、二見西、二見の3つの小学校区から構成される地域であり、面積は 5.97平方メートルと市域全体の12.1%を占めています。二見西は播磨町と接する市境であり、明石市の中でも田園風景が残されてきた場所です。山陽電鉄「西二見」駅の南側では、駅前商業地とそれを取り囲むように住宅地が整備されており、地区計画による良好なまちなみ形成の誘導が進められています。
――都市計画によって、周辺はどのように変化したでしょうか?
「西二見」駅の「イトーヨーカドー」などの大型店舗を中心とした商業施設と、それに伴った住宅整備。また「東二見」駅周辺では、車いす対応のエレベーター、スロープの設置など駅のバリアフリー化が完成し、それらの整備完了とともに新しい近代的な街としての顔が出来上がりつつあります。
――周辺の人口も増加したのでしょうか?
長期的に追ってみると、横ばいの状態ですが、短期的に見ると微増しています。先程申し上げましたように、かつて二見エリアは明石市のなかでも農地などが多く、周辺地域と比較すると人口が少なかったエリアです。そうした状況の流れのなかで、ここ数年の状況を見ると街は住宅地としての新しい局面に入ってきているのではないかと思われます。
――今後は民間の開発が続くと思いますが、どのような街になっていってほしいと思いますか?
街にもっと活気が出て、人・街・商業・産業とバランスよく発展していくといいなと思っております。これからの伸びしろの多いエリアではないかと思っております。
――西二見の街の魅力についてお教えください
住民の皆様からは日常の買い物に便利、電車やバスなど公共交通の便が良いという評価が高くなっています。これは二見に限らず明石市全体として言われることが多いのですが、街全体が平坦で自転車での移動が楽というのもあるかと思います。「明石海浜公園」や江戸時代に築港された二見港なども見どころとしてありますし、「明石海浜公園」は、朝日や夕陽を楽しめるスポットになっています。
明石市役所
所在地:兵庫県明石市中崎1-5-1
電話番号:078-912-1111(大代表)
URL:https://www.city.akashi.lg.jp/
※この情報は2018(平成30)年11月時点のものです。
都市マスタープランに沿って整備が進められた西二見地区の現状/明石市役所
所在地:兵庫県明石市中崎1-5-1
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