内覧会ってどんなことをするの?

引渡しの前に、マイホームを初めて見られるのが内覧会。つい気分が浮かれがちですが、物件を冷静にチェックし、問題点があれば伝えて補修してもらうという大仕事が待っています。具体的にはどんなことをするのか、見ていきましょう。

キズや動作不良がないか、くまなくチェック

物件が完成し、完了検査に合格すると、今度は施主(買主)が物件の仕上がり状態をチェックする「内覧会」が行われます。この時点で不満な点やミスがあれば、売主側に伝えて直してもらうことができます。

まず受付で、間取り図とチェックシート、筆記用具が配られ、それを持って住戸内をひと通り確認します。所要時間は30分~2時間といわれますが、人によってまちまち。3時間程度までなら許容範囲と考え、しっかり見ていくことが大切です。ちなみに、室内に照明がついていないことが多いので、暗くなる前に済ませるようにしましょう。

内覧の際は、施工会社や分譲会社の担当者が同行するのが一般的。設備についての説明があるので、疑問点があれば質問を。次に、一部屋ずつ見落としのないようチェックしていきます。見るべきポイントはたくさんありますが、基本的には内装にキズや凹み、汚れがないか、設備や建具を動かして不具合がないかどうかなど。パンフレットとの相違も確認しましょう。

引渡しまでのスケジュールも事前に確認を

キズはないか、といっても、床を這って人が気付かないような細かいキズまで指摘する必要はありません。「今後生活していくうえで、差しさわりがないかどうか」を念頭において確認するといいでしょう。もし、知識がなくて不安、説明が正しいのか判断できない、という人は、建築士などプロに依頼して立ち会ってもらうこともできます。費用は数万円です。

また、入居後すぐに必要なカーテンのサイズや家具の配置スペースも、このとき採寸しておくのがおすすめです。家具のサイズも事前に測っておけば、どこに置くか検討しやすいはず。メジャーとカメラを持参しましょう。

ここで不具合があれば、チェックシートに記入するなどして補修を依頼。それができあがると再内覧会が行われ、再度チェックします。買主がこれで大丈夫、と納得すれば終了。1~2週間後にいよいよ引渡しとなります。この期間がタイトだと、補修の時間が取れないので事前に注意が必要です。

       







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