すべての世代の方々が楽しく参加できるライフ・サポート・センター

スポーツに加え学童保育や英語教育など幅広いプログラムが特徴「湘南とつかYMCA」インタビュー/湘南とつかYMCA 服部雄貴さん


横浜市戸塚区は、道路や鉄道などの交通網の整備、企業の工場進出や宅地開発などで人口が急増した地区で、東京や横浜のベッドタウンとして栄えている。JR東海道線・市営地下鉄「戸塚」駅周辺は、再開発が進められていることもあり大変賑やかな印象だ。その一方で、旧東海道や戸塚宿に代表される歴史の深い街としても有名で、自然にも恵まれ水や緑の豊かな住環境は人気が高い。「戸塚」駅 から柏尾川を渡り徒歩5分。ここ戸塚や近隣に住む子どもたちが多く通う「湘南とつかYMCA」は、水泳や体操などの各種スポーツプログラムや、語学、国際事業、専門学校、乳児園など、さまざまなプログラムを実施している多目的施設だ。そんな「湘南とつかYMCA」を訪れ、服部雄貴さんに施設の概要や戸塚地区の魅力について伺った。

駅からも近く子どもも安心して通える「湘南とつかYMCA」
駅からも近く子どもも安心して通える「湘南とつかYMCA」

――「湘南とつかYMCA」はどのような施設でしょうか。

服部さん:「湘南とつかYMCA」は、スポーツクラブとしては幼児対象に体操やプレスクールを、小・中学生を対象に水泳、シンクロ、器械体操、サッカーを、成人対象にエクササイズ、トレーニング、水泳のプログラムを行っています。スポーツクラブ以外の事業では、英語やカルチャーを学ぶ生涯学習の部門や学習支援や発達障害をサポートする部門、スポーツのトレーナーやインストラクター、保育のコースの専門学校があります。

また「湘南とつかYMCA」では、「未来を担う子どもたちを育てること」を目標に学童保育を行っています。乳幼児向け、お母さんやお父さんと一緒に参加できるプログラムも行っています。さらに建物1階スペースには、0歳児から2歳児を対象にした「YMCAとつか乳児保育園」が併設されています。「湘南とつかYMCA」は、乳児園、健康事業、学童クラブ、語学・国際事業、スポーツ専門学校等、すべての世代の方々が楽しく参加できるライフ・サポート・センターとしての機能を担っているのが特徴です。今後もスポーツを中心に、スポーツに関わる子どもたちの育成のための施設として地域に密着した事業を行って参りたいと思います。

笑顔でお話しいただいた服部雄貴さん
笑顔でお話しいただいた服部雄貴さん

――子どもたちが参加できる人気のプログラムはなんでしょうか?

服部さん:水泳が一番人気ですね。水泳は全身を使った運動で心肺機能が鍛えられますので、小学校低学年の子どもたちの受講がとても多いです。YMCAの25mプールは、透明度が戸塚地区一番とのお声を多くの方からいただいています。このプールは、底床が60cmから1.5m、2mと動きますので、利用対象者に合わせて深さを調整することができるのが特徴で、子どもから専門学生のダイビングの授業まで対応することができます。

水泳以外のプログラムは、器械体操が人気ですね。器械体操を行うことによって体の柔軟性が発達しますし、鉄棒、跳び箱、マット、平均台の4種目を満遍なく身につけることができますので、子どもたちにとても人気で受講させたいという親御さんも多いですね。

水泳プログラムは一番人気
水泳プログラムは一番人気

――子どもたちと接するときに気をつけていることはありますか?

服部さん:「湘南とつかYMCA」では、教える側も子どもたちと一緒に成長していこう、ということで“指導者”や“先生”という呼び方ではなく、“リーダー”という呼び方、位置づけで子どもたちと接するように心がけています。“リーダー”と呼ぶことで指導する立場のスタッフを子どもたちはとても近い存在として接してくれますし、スタッフも子どもたちを尊敬、尊重して指導します。子どもたちの名前を呼び捨てにするようなことはなく、○○君、○○ちゃん、と呼ぶようにしているのも特徴です。

子どもたちは“リーダー”と一緒に成長していく
子どもたちは“リーダー”と一緒に成長していく

――スポーツだけではなく、英語教室やプレスクール、子育て支援、学童保育なども実施されているようですね。

服部さん:「児童英語クラス」は、子どもたちが自然に楽しく英語を学べることを大切にしているクラスです。2歳から3歳の子と保護者で参加ができる「親子英語」や年少から年長児までが対象の「幼児英語」など楽しく英語が学べるプログラムがたくさんあります。また、「プレスクール」では、幼稚園入園前の準備として母子分離、集団生活、基本的な生活習慣を身につけるプログラムを行っていまして、週1回から始めることができます。「YMCAとつか学童クラブ」は、働くご家庭の支援、YMCAの豊富なプログラムを通じた子育て支援、子どもたちの成長支援を目的としながら、将来を担う子どもたちの心豊かな成長をお手伝いしています。

ひとつの施設の中にさまざまな部門が集約されていますので、例えば学童保育に参加後そのまま英語や水泳を習いに行ったり、「プレスクール」等で子どもたちの付き添いでいらっしゃったお母さんやお父さんが、待ち時間を利用してマシンジムや水泳でリフレッシュしたりすることができるのが特徴でとても便利だと思います。

「湘南とつかYMCA」施設内観
「湘南とつかYMCA」施設内観

――短期で気軽に参加できるプログラムがあれば教えてください。

服部さん:YMCAでは、自然環境に適応する能力の育成や、生活を豊かにする知恵や経験の習得、創造性の育成、コミュニケーション能力の育成などを目的として、子どもたちの健やかな成長を促すためのさまざまなキャンププログラムを実施しています。富士山の裾野に広がる朝霧高原や御殿場市、沼津市、山梨県道志村などにYMCAのキャンプ場があります。サマーキャンプでは、富士山ファミリーキャンプや三浦半島の海で遊ぶ海キャンプ、酪農体験などを行うキャンプ、サッカーや新体操を集中して学ぶスポーツキャンプなど盛りだくさんの内容です。また、日本や世界の子どもたちが集まるアメリカ・カナダで行われる15泊の国際キャンプもあります。初めての子どもたちでも安心して短期間で受講することができる水泳やサッカー、英語、体操の講習会やベビー講習会もありますので、気軽に参加して欲しいですね。

――地域との連携はいかがでしょうか。

服部さん:「湘南とつかYMCA」では、戸塚の街を歩きながら探検して、お店の人と挨拶したり、みんなで協力してスタンプを集めたりしてお菓子や景品がもらえる「遊山箱スタンプラリー」を毎年行っています。「遊山箱」は徳島県から古く伝わる木製のお弁当箱で、オリジナルの木箱を作成して、家族やお友だちと地域の商店会を回り、スタンプラリーをして街のことをもっと知ることができる1日です。商店会の方々や子どもたちから大変好評で、今年で23回目の開催になりました。

「湘南とつかYMCA」がある戸塚エリアは自然環境にとても恵まれています。駅近くを流れる柏尾川沿いをゆっくりと散歩しながらこちらに遊びに来ていただくのも良いですし、立ち寄り場所として休憩場所としても施設を開放していますので気軽に立ち寄っていただきたいと思います。今後も地域とともに成長していきたいと考えています。

1階にある「とつか乳児保育園」
1階にある「とつか乳児保育園」

――戸塚エリアの魅力について教えてください。

服部さん:戸塚エリアは駅や駅周辺が賑わっていて、大型のショッピングセンターがありますので、戸塚だけで食料品から趣味の物までなんでも揃う便利さがとても良いと思います。開発が進んでいる街ですが、地元商店会など昔からずっと戸塚に住んでいる人たちが多い土地でもあります。何か分からないことがあったら親切に教えてくれたり手助けをしてくれたりする人も多く、人情味溢れる地域性が垣間見える住みやすい街ですね。

服部雄貴さん
服部雄貴さん

湘南とつかYMCA

服部雄貴さん
所在地:横浜市戸塚区上倉田町769-24
電話番号:045-864-4768
URL:http://www.yokohamaymca.org/branch/ymca_totuka.html
※この情報は2017(平成29)年5月時点のものです。

スポーツに加え学童保育や英語教育など幅広いプログラムが特徴「湘南とつかYMCA」インタビュー/湘南とつかYMCA 服部雄貴さん
所在地:神奈川県横浜市戸塚区上倉田町769-24 
電話番号:045-864-4768
受講時間:プログラムにより異なる
https://www.yokohamaymca.org/facility/to..