エレベータ近くの住戸、避けたほうがいいってホント?

住戸を選ぶとき、間取りや設備ばかりに注目しがちですが、大切なのは、並びや共用設備との関係です。今回は、エレベータや会議室、階段などの共用設備と住戸の関係を解説していきましょう。

深夜の足音が気になるのは…?

集合住宅であるマンションでは、「階段」や「エレベータ」「中庭」といった共用設備と、「住戸」の位置関係は非常に大切です。たとえば、エレベータ近くの住戸であれば、エレベータまで近く、利便性も高いです。しかし、深夜や早朝でも他の住人が行き来することもあり、足音や話し声が気になることもあります。もちろん、マナーの問題もありますが、大勢の人が住んでいる以上、こうした「音や気配」の問題は避けてとおることはできません。また、エレベータ近くの住戸は機会音が響くことがあり、窓を開けていると音が気になるということも多いそう。利便性とプライバシー、音の問題をあわせて考え、判断するとよいでしょう。

また、エレベータと同様に気になるのが、「階段」と住戸の位置です。2~3階の住戸であれば、階段を使って移動することもでき大変便利ですが、管理が行き届いていないと死角となり、子どもたちの遊び場になってしまうケースもあるようです。声が響いたり、ゴミが落ちていたりすることもあるので、階段の位置や管理会社による清掃のペースも確認しましょう。

エントランスホールとの関係もチェック

さらに、気になるのがエントランスホールです。こちらも、エレベータと同様に多くの人が行き来するため、音だけでなく、振動が気になることもあるようです。特にエントランスホールのすぐ上の住戸は、人の出入りする足音だけでなく、扉や機械の振動が伝わってくるということも。こうした位置関係にある住戸の場合は、構造や音、振動に対して、どのような配慮がなされているのか、モデルルームで聞いてみるとよいでしょう。

また、上記の共用設備以外でも、駐輪場やゴミ置き場、中庭と住戸の関係が適切でないと、騒音やゴミの問題が起きることもあります。間取りや設備だけでなく、こうした「共用設備」との関係についても、積極的にチェックしてみてください。

       







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