管理組合って一体なに?

マンションを購入すると、必ず入らなくてはならないのが「管理組合」。面倒くさそうと思う人もいるかもしれませんが、管理組合がしっかり活動しているところは管理も行き届き、それが将来の資産価値にもつながるのです。

快適に暮らせるルールをつくるのが管理組合

マンションの管理組合とは、分譲マンションを購入した人全員が加入することが区分所有法で義務づけられている組織です。組合員は1区分につき1人で、組合は全住戸のオーナーで構成されます。管理組合の主な役割は、共通の財産である共用部分(エレベーターや駐車場、ゴミ置き場など)や給排水といった設備を維持管理すること。ゴミの出し方やペット飼育のルール、駐車場の利用料などを決めるのも管理組合です。

何かを決議する際、管理組合員が全員集まるのは難しいので、組合員を代表して「理事」(または「役員」)が選出されます。理事の数はマンションの戸数によりますが、理事長と副理事長は必ずおかなくてはなりません。また、そのほかに理事会の監査役である「監事」というポストも選ばれます。いずれも各戸持ち回りで公平に担当し、任期は2年ごとで1年ごとに半数を入れ替える、というケースが多いようです。

理事は組合員の意見や要望を取りまとめ、理事会などで話し合い、実行に移します。なお、理事会は年に1度以上行うことが義務づけられています。

実際の業務を行う管理会社とは信頼関係をもって

マンション管理の主体は、あくまでも区分所有者の集まりである管理組合ですが、実際の管理業務は9割以上の管理組合が「管理会社」に委託しています。管理会社は、新築マンションが分譲される際、あらかじめ決められていますが、契約は1年ごとの更新制。会社を変えることも可能です。

マンション管理をめぐっては、管理会社とトラブルになったケースもあります。管理組合は管理会社にまかせっきりにするのではなく、業務に関する指示系統を明確にし、信頼をもって付き合うことが大切です。

行き届いたマンション管理は資産価値にもつながるもの。住民間のトラブルがなく、快適なマンションライフを送るために、管理組合は大きな役割を担っているのです。

       







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