マンションの現地見学 ~仮設モデルルーム編~

新築マンションのモデルルームは仮設タイプが一般的です。建物が完成する前に販売を開始するため、現地周辺に販売事務所を兼ねた仮設建築を設けることが多いのです。仮設モデルルームのチェックポイントをみていきましょう。

モデルルームは「サンプル」という心づもりでチェック

仮設モデルルームのインテリアはとてもオシャレにコーディネートされています。思わず「住んでみたい」と思わせるような装飾が施されているのです。しかし、チェックすべきなのはインテリアではありません、天井の高さ、空間の広がり、窓や壁、床などの質感、キッチンやバス、洗面などの設備仕様なのです。

仮設モデルルームは多くても数タイプしか設置されないので、希望する間取りプランとは違っているケースも多いでしょう。間取りが違えば、実際の住戸と柱や梁の出方、天井の高さなども微妙に違っていることもあります。また、眺望や採光も実物の部屋を再現できるわけではありません。モデルルームのサイズや天井高と、希望する住戸の間取り図面とも比較しながら、実際の部屋を想像していくことが求められます。不明な点があれば係員に確認することが大切です。

「サンプル」でもわかること、わからないこと整理する

サンプルであってもキッチンやバスルーム、トイレなどの設備・仕様や、ドアや壁紙の素材と質感はチェックすることができます。ディスポーザーやIHクッキングヒーター、浴室乾燥機といった設備も確認することができるでしょう。ただ、注意しておきたいのは間取りタイプが違えば、広さ・サイズや仕様が違うこともありえるということ。

例えばバスルームの広さは「1418」などと表記されています。これは140cm×180cmのサイズの浴室という意味なのですが、間取りタイプによってサイズが違うマンションもあります。4LDKといった大型住戸には1620の大型タイプ、3LDKのスタンダードには1418の通常タイプといった具合です。キッチンカウンターの幅や、トイレの広さも住戸によって違うこともあります。「モデルルームで見た時と実物が違う!」とならないように間取り図を見ながら確認しましょう。

また、ドアや洗面などがオプション仕様で作られていることもあります。「参考商品」といった注意書きが貼られているものですが、何がオプションなのか料金はどれだけ違うのかも確認しましょう。あくまで「サンプル」という視点で、チェックできるものできないものを整理してモデルルームに行きましょう。

 

       







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