JR東日本は東京オリンピック・パラリンピックの競技会場周辺の駅や主要乗換駅など、利用者の急増が見込まれる駅で改良工事の実施を計画している。その第1弾として「原宿」駅、「千駄ヶ谷」駅、「信濃町」駅の改良計画を発表した。
「原宿」駅では、「明治神宮」への参拝客で混雑する年始のみに使用している「明治神宮」側の臨時ホームを、山手線外回り専用ホームとして改良。線路とホーム上に2層の駅舎を新設して、混雑の緩和を図ることを計画している。「明治神宮」側には新たな出入口を設置する予定だ。
「新国立競技場(オリンピックスタジアム)」や「東京体育館」の最寄り駅となる「千駄ヶ谷」駅も混雑が予想される駅である。そこで、現在は使用していない臨時ホームを新宿方面の専用ホームに改良し、改札口やコンコースを拡張して混雑緩和を図る予定だ。乗降客の導線をスムーズにするために改札口も移設するほか、エレベーターの増設やバリアフリー設備の拡充も計画されている。
同じく競技場の最寄り駅となる「信濃町」駅でもホームドアの設置と、エレベーターの増設やトイレの拡張が予定されている。このほかにも、新橋、有楽町、浜松町、日暮里、大井町、新木場などの各駅でも五輪に向けた改良計画を検討中。先行する3駅と合わせ、五輪前までの完了を目指すようだ。
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■参考■
JR東日本プレスリリース「駅改良の工事計画について」
■開発種別:再開発
■エリア:東京都渋谷区、新宿区
■完成時期:未定、~2020年
■事業主体:JR東日本
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