東京メトロ銀座線、東京メトロ千代田線、東京メトロ半蔵門線「表参道」駅の北、「都営北町アパート」跡地の一角で「(仮称) 北青山三丁目地区 まちづくりプロジェクト民活事業」の工事が始まった。このプロジェクトは老朽化していた「都営北町アパート」を高層の建物に集約して建て替え、生み出された用地を定期借用し、賃貸住宅やサービス付き高齢者向け住宅、ショッピング施設などを整備するものだ。
このプロジェクトでは、地上25階地下1階の建物が誕生し、5階から25階は229戸の賃貸住宅、2~4階は49戸のサービス付き高齢者向け住宅、1階と2階にはショッピング施設や保育施設などが入ることになっている。賃貸住宅には在宅勤務を可能とする「テレワークスペース」、英語対応コンシェルジュなども用意され多彩な働き方に配慮した住環境となる。サービス付き高齢者住宅は自立した高齢者から手厚い介護サービスを必要とする高齢者まで誰もが安心して暮らせる住宅として多彩な間取りの住戸が用意され、重度の医療ニーズにも対応できるよう専任の看護師と介護士が 24 時間常駐するという。
「(仮称) 北青山三丁目地区 まちづくりプロジェクト民活事業」では、高台の地形や水脈を活かし、青山本来の豊かな自然環境を再生することを目的に、約 3,500m2という大規模な緑地も整備される。この緑地は周辺の公園や都営住宅建替事業、沿道一体型開発事業で生み出される緑地と組み合わせ、一体的な緑地になる予定だ。建物の外観も大規模な緑地と調和したデザインが採用されている。
これらの開発が完成した暁には、北青山三丁目に誰もが安全で快適に暮らせ、緑豊かな街が誕生するだろう。
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■参考■
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2018/0301_01/download/sumai/20180301.pdf
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/toshi_saisei/saisei04.htm
■開発種別:都市開発
■エリア:東京都港区
■完成時期:2020年5月
■事業主体: 青山共創株式会社
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