海外からの観光客の増加に伴い、クルーズ客船の寄港も増加している。東京の海の玄関口となる「東京港」では「晴海客船ふ頭」がクルーズ客船用のふ頭になっている。「晴海客船ふ頭」に向かうためにはレインボーブリッジを通過する必要がある。近年はクルーズ客船が大型化しており海面からの高さも高くなってきた。レインボーブリッジは海面からの高さが52mだが、レインボーブリッジを通過できないクルーズ客船も増えている。
そこで東京都港湾局ではレインボーブリッジの外側に、大型のクルーズ客船用のふ頭として「東京国際クルーズターミナル」を整備することにした。
「東京国際クルーズターミナル」は東京都江東区青海二丁目、「日本科学未来館」の西側会場に設けられる。岸壁の長さは430m、水深は11.3mが確保され、現時点で世界最大のクルーズ客船にも対応できるという。ターミナルビルは4階建てで、2つのボーディングブリッジでクルーズ客船に接続する。ターミナルビルからは連絡通路が車道と歩道の2ルートで設けられ、歩道は「東京都立潮風公園」と結ばれている。岸壁やターミナルビル、連絡通路はすべて桟橋上に設置されていることも特徴だ。
「東京国際クルーズターミナル」のオープンは2020年6月が予定されており、クルーズ客船で訪れる観光客に利便性向上に寄与することだろう。
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■参考■
■開発種別:施設整備
■エリア:東京都江東区
■完成時期:2020年6月
■事業主体:東京都港湾局
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