2027(令和9)年にリニア中央新幹線が開通すると「名古屋」駅と「東京」駅は約40分で結ばれることになり、「名古屋」駅の拠点性はさらに高まることになる。そこで、名古屋市では「名古屋」駅を国際レベルのターミナル駅とするため、「名古屋駅周辺まちづくり構想」や「名古屋駅周辺交通基盤整備方針」を策定。「名古屋」駅周辺のまちづくりについて検討を進めてきた。これらの構想・方針では「名古屋」駅の乗り換え動線を整備し、わかりやすいターミナルを実現するほか、「名古屋」駅と周辺エリアを一体的に整備することを目指している。
この一環として「名古屋」駅の駅前広場の再整備も計画されている。「名古屋」駅東側ではロータリー交差点を一般的な交差点に改め、広場を拡張。タクシーと一般車のスペースを分離し、開放的で直線的な動線を整備することとしている。
「名古屋」駅西側でも駅前広場の中央に開放性の高い広場を整備するほか、タクシー・一般車スペースの分離、高速バス・観光バス乗降場の配置について検討を進めることになっている。さらに、各鉄道路線とバス乗り場、街へと続く動線のバリアフリー化を進め、「名古屋」駅の南部に新たな東西通路を整備する構想もある。
中央リニア新幹線開通に合わせて整備される「名古屋」駅。間もなく誰にでも使いやすい理想的なターミナルが誕生する。
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■参考■
名古屋市役所HP
■開発種別:再開発
■エリア:愛知県・名古屋市中村区
■完成時期:2028年度以降
■事業主体:名古屋市
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