国際都市、東京の新たなシンボルとなる「東京ワールドゲート」

2018年6月29日

世界につながるゲート機能を目指す

東京都港区虎ノ門は環二通りの開通や「虎の門ヒルズ」のオープンにより、都心の拠点のひとつに進化し、国際的にも知名度が高まっている。その虎ノ門エリアの一角、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅の北、「城山ガーデン」の隣接地に新たな高層ビルの建設が進行中だ。国家戦略特区の「国家戦略都市計画建築物等整備事業」および「国家戦略民間都市再生事業」に認定されているこのプロジェクトで誕生する街は「東京ワールドゲート」と名付けられ、「世界と東京、世界と日本をつなげるゲート」機能を担うことを目指すという。

外観イメージ
外観イメージ
画像出典:森トラスト株式会社プレスリリース

外国人向けサービスも充実

地上38階地下3階の高層ビルの名称は「虎ノ門トラストタワー」と決定。おもにオフィスとして用いられるが、ほかにスタイリッシュなラグジュアリークラスのホテル、ホテルサービス付きのレジデンス、外国人の健康もトータルサポートする多言語・多診療科目対応のクリニックモール、多言語対応の生活コンシェルジュ、外国人観光案内所が設けられ、都内で働く外国人、日本を訪問する外国人が集う空間となりそうだ。

東京ワールドゲート
東京ワールドゲート

緑豊かな憩いの空間も誕生

「虎の門トラストタワー」周辺には、江戸時代に勧請され 300 年以上の歴史を誇る「葺城稲荷神社」が再整備されるほか、生物多様性に配慮した「葺城の森」の育成、樹齢 100 年以上といわれる「大クスノキ」の移植などが行われ、地域の憩いの場としても機能することになる。
2016(平成28)年10月の着工以来「東京ワールドゲート」の工事が進められ、2020年3月に竣工を迎える予定になっている。国際都市、東京の新たなシンボルとなる「東京ワールドゲート」。そのオープンが待ち遠しい。

東京ワールドゲート
東京ワールドゲート

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■参考■
森トラスト株式会社プレスリリース
街区名称を『東京ワールドゲート』に決定

■開発種別:再開発
■エリア:東京都・港区虎ノ門四丁目
■完成時期:2020年3月完成予定
■事業主体:森トラスト株式会社