住み心地に差がつく内廊下ってなに?

「内廊下ってなに?」。マンションを探していても、あまり注目する人は少ないかもしれませんが、実は販売会社の「腕」が出る大切なポイント。ここでは、ホテルライクな「内廊下」の魅力について解説します。

そもそも「内廊下」ってどんなもの?

友人・知人が住むマンションを訪れた際に、共用廊下から外が見え、「眺めがいいな」「駐車場が見えて安心」という会話をしたことありませんか?通常、マンションのエレベーターホールから各住戸への通路は、こうした外から玄関が見える「外廊下」の設計になっています。外廊下は横並びで配置できるため、非常に効率がよく、多くの物件で採用されています。

一方で内廊下とは、シティホテルのように廊下を中央に配置し、住戸が外から見えることがありません。廊下が屋外に面していないので、雨風にさらされることがなく、一年中快適に過ごせます。また、住戸のプライバシーが保護されるだけでなく、外部からの侵入を防ぐため、セキュリティにも優れているといわれています。ただ、こうした内廊下を採用した物件は、多くはありません。もし、こうした「内廊下」の物件を見かけたら、「設計プランに工夫がしてある」「住む人のことを考えている会社なんだな」と判断していいでしょう。

アルコーブを設けて、独立性を高める物件も

敷地計画の都合上、外廊下を採用できないマンションが多いのも事実です。ただ、こうした外廊下を採用しても、「ポーチつき住戸」、つまりアルコーブ付きプランを設けているプランだと、住み心地はグッとよくなります。玄関前にプライベート空間ができるだけでなく、構造柱や配管スペース、収納などを設置でき、玄関が片付きやすくなります。また、玄関が奥まっているので、カギを開け閉めするときにも人とすれ違うことはありませんし、玄関から室内が丸見えにならないので、外部からプライバシーを守れるのです。こうした設計の工夫はなかなか気づきにくいものですが、「マンション会社の工夫や経験」を裏付けるものです。マンション選びの際は、ぜひ、こうした「内廊下」や「アルコーブ」に注目してみてください。

       







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