北陸新幹線 長野~金沢間が3月14日に開業!

2015年3月6日

東京~金沢間で直通運転を開始、北陸エリアが一挙に身近な場所に!

91_北陸新幹線開業予定図

北陸新幹線長野~金沢間が3月14日に開業を迎える。東京~金沢間直通列車(速達タイプ)の「かがやき」は朝夕を中心に10往復運転され、最速で東京~金沢間を2時間28分で結ぶ。同時に行われるJR東海のダイヤ改正によって、東海道新幹線は東京~新大阪間が最速2時間22分となるが、金沢と大阪はほとんど同じような時間距離となる。金沢を6:00発の始発「かがやき500号」を利用すれば東京到着は8:32、9時からの会議に間に合うようになり、ビジネスチャンスが拡大しそうだ。

また、東京~金沢間直通列車(停車タイプ)「はくたか」は1時間に1本程度の14往復、富山~金沢間運転列車(シャトルタイプ)「つるぎ」も18往復運転される。東京~長野間運転列車(現長野新幹線タイプ)「あさま」も16往復運転されるので、東京~長野間も10往復以上増便され、利便性がアップする。運行は上越妙高駅までがJR東日本、上越妙高以西がJR西日本管轄となる。

10年後には敦賀まで、さらに大阪までの延伸が計画されている

大宮駅の北陸新幹線大宮駅の北陸新幹線

この開業によって北陸と首都圏の結びつきが強まることが期待され、富山や金沢では商業施設や観光施設の整備も進み始めている。一方、東京~金沢間、東京~富山間は現状では航空機を利用した旅客も多いが、新幹線に旅客が流れることを想定して航空各社では機材のダウンサイズを予定している。

また、北陸新幹線は2012(平成24)年6月には金沢~敦賀間の着工が認可され、長野・金沢間開業から概ね10年後、2025年度の開業を目指して建設中だ。すでに福井駅は新幹線が乗り入れできる駅舎に改造が進んでいる。敦賀から先、大阪までのルートは詳細が未定の状態で、地元自治体や関西圏の財界などからは早期の整備が要請されている。

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■参考■
http://www.h-shinkansen.gr.jp/index2.html
http://www.h-shinkansen.gr.jp/

 

■開発種別:新線・新駅
■エリア:東京駅~金沢駅
■完成時期:2015年3月14日
■事業主体:JR東日本、JR西日本