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2014年3月から、昼間の国際線便数が倍増する羽田空港

2013年11月8日

2014(平成26)年3月末から国際線の発着枠が拡大、ターミナルも拡張されホテルも建設中

羽田空港は2010(平成22)年10月に4本目のD滑走路と国際線の新ターミナルが完成、年間6万回の国際線発着が行われるようになり、すでに年間800万人が国際線を利用者している。ただ、昼間と深夜早朝の発着便が3万回ずつとほぼ同数で、利便性の面では課題が残っていた。しかし、現在進行中のC滑走路延長工事と国際線ターミナルの増築工事によって2013(平成25)年3月末には、昼間便の発着枠が倍増されて6万回に、深夜早朝便をあわせると合計9万回となる。この拡張によってイギリス、フランス、ドイツ、シンガポールなどへの便が増便される予定で、国際線利用客は年間1270万人に増えることが見込まれている。また、昼間の増便によって、国内線乗り継ぎや首都圏内での移動もスムーズに行えるようになるだろう。

ロイヤルパークホテル ザ 羽田
ロイヤルパークホテル ザ 羽田
(資料:東京国際空港ターミナル株式会社)

新たに増設される国際線ターミナルには、航空機への搭乗ゲートが8カ所設置されるほか、客室数315室の「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」が2014(平成26)年9月にオープンする予定だ。羽田空港周辺は慢性的にホテルの客室数が不足していただけに、深夜早朝便の利用者だけでなく、乗り継ぎ客にとってもトランジットホテルとして便利に利用できるようになりそうだ。

 

オリンピックに向けて、5本目の滑走路建設が動き出すのか!?

近年は様々な拡大工事を進めてきた羽田空港だが、この2014(平成26)年3月の発着枠拡大で拡張計画は一段落することになる。さらに発着枠を拡大していくためには新たな滑走路建設を検討する必要があるのだが、具体的な計画までには至っていないのが現状。しかし、オリンピック開催による航空機需要の拡大をにらんで、検討が始まっている。いくつかの構想が伝えられているが、5本目の「E滑走路」を実現させるためには大がかりな埋め立て工事が必要になるので、2020(平成32)年までに完成させることを考えると残された時間は少ない。そのため、まったく別の発想として米軍が使用している横田基地を民間併用させることにより、増える発着需要を処理していこうというアイデアも提案されている。成田空港との連携も含めて、今後の進展に期待していきた。

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■参考■

http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec130515_haneda.pdf

■開発種別:新線・新駅
■エリア:首都圏 羽田空港
■完成時期:2014年3月
■事業主体:東京国際空港ターミナルほか