臨海部へのアクセス改善へ!
地下鉄有楽町線延伸計画

2013年11月8日

有楽町線を豊洲駅から半蔵門線住吉駅まで延伸させる

東京メトロ有楽町線を「豊洲」駅から半蔵門線「住吉」駅まで延伸することを目指し、2013(平成25)年7月に江東区が事業計画案をまとめた。延伸区間は豊洲―住吉間の5.2kmで、途中で交差する東京メトロ東西線の「東陽町」駅と接続する駅を設けるほか、「豊洲」駅と「東陽町」駅、「東陽町」駅と「住吉」駅の間に一つずつ、新駅の建設も想定されている。

東京メトロは、単独での新線開発は副都心線を最終とする方針を打ち出しているため、延伸部分の整備は江東区などで構成する第三セクターが担い、開業後の運営は東京メトロが担当する「上下分離方式」での経営が想定されている。もともと「豊洲」駅は開業当初から延伸の可能性があっため、駅の構造がすでに2面4線を想定した構造になっている。中央部分の線路スペースはふさがれてホームとして使用されているが、分岐用の線路を設置するこが可能なのだ。

 

臨海部と東京東部の南北アクセス改善の第一弾となる位置づけ

この延伸計画は、東京都東部や千葉県北西部の南北交通の利便性を高めることだけでなく、東京メトロ東西線など既存路線のラッシュ時の混雑緩和、沿線地域の活性化を目指しており、新駅が設置されると周辺エリアでは再開発が進むことになりそうだ。さらに、オリンピック・パラリンピック開催が決定したことで、競技会場となる臨海部への交通アクセス改善のニーズが顕在化し、実現の可能性が一気に高まった。

実はこの計画、有楽町線押上〜亀有、半蔵門線押上〜松戸区間の延伸を含めた構想の一環として「地下鉄8号線・11号線促進連絡協議会」が検討を進めているもの。そのほか「ゆりかもめ」の豊洲〜勝どき間の延伸計画もあり、将来的には臨海部から東京都東部〜千葉県にかけての交通網が大きく変わるかもしれない。今後の動きに注目したい。

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■参考■

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO31373680Q1A630C1L71000/

http://building-pc.cocolog-nifty.com/helicopter/2011/07/post-34d9.html

http://www.city.koto.lg.jp/seikatsu/toshiseibi/53208/53247/file/Presentation.pdf

http://www.city.koto.lg.jp/seikatsu/toshiseibi/53208/53247/file/H24summeryA1.pdf

http://www.city.koto.lg.jp/seikatsu/toshiseibi/53208/53247/file/H24summeryB.pdf

http://news.mynavi.jp/photo/series/trivia/167/images/002l.jpg

 

■事業主体:江東区などの第3セクター
■完成時期:未定(構想段階だが、オリンピック開催の2020年までの完成を目指す)