北陸新幹線開業は2014年度末、東京〜金沢間が2時間30分に!

2013年11月11日

東京~金沢間で直通運転を開始、北陸エリアが一挙に身近な場所に!

91_北陸新幹線開業予定図

北陸新幹線は、1970(昭和45)年に制定された全国新幹線鉄道整備法に基づき整備計画が決定された「整備新幹線」のひとつで、長野、富山、金沢、福井の主要都市を経由して大阪まで至る延長700kmの路線。長野までがすでに開業して「長野新幹線」として運行されていたが、長野〜金沢間が2014(平成26)年度末に完成すれば、最速2時間30分程度で結ばれることになる。途中駅の名称も「飯山」「上越妙高」「糸魚川」「黒部宇奈月温泉」「富山」「新高岡」に決まったほか、路線の名称も「北陸新幹線(長野経由)」と表記することがJR東日本から発表され、長年親しまれてきた「長野」という名称が存続することになっている。

また、運行される列車の名称も決定されており、東京~金沢間直通列車(速達タイプ)が「かがやき」、東京~金沢間直通列車(停車タイプ)が「はくたか」、富山~金沢間運転列車(シャトルタイプ)が「つるぎ」、 東京~長野間運転列車(現長野新幹線タイプ)が「あさま」となる。運行は上越妙高駅までがJR東日本、上越妙高以西がJR西日本管轄となる。

10年後には敦賀まで、さらに大阪までの延伸が計画されている

北陸新幹線は2012(平成24)年6月には金沢〜敦賀間の着工が認可され、長野・金沢間開業から概ね10年後、2025(平成37)年度の開業を目指して建設中だ。すでに「福井」駅は新幹線が乗り入れできる駅舎に改造が進んでいる。敦賀から先、大阪までのルートは詳細が未定の状態で、地元自治体などからは早期の整備が要請されている。

東京〜金沢間、東京〜富山間は現状では航空機を利用した旅客が多いルートだが、開業後は新幹線に一定の需要がシフトしていくことが予測される。航空路線や便数が変更されれば、「羽田空港」の発着枠にも影響を及ぼすことになり、首都圏や関西圏の経済活動にも好影響を与える新幹線計画であることは間違いない。

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■参考■
http://www.h-shinkansen.gr.jp/index2.html
http://www.h-shinkansen.gr.jp/

 

■開発種別:新線・新駅
■エリア:東京駅〜金沢駅
■完成時期:~2014年年度末(〜2015年3月)
■事業主体:JR東日本、JR西日本