『博多コネクティッド』計画で「博多」駅周辺のさらなる魅力アップを目指す

2019年5月29日

「博多」駅周辺のにぎわいを周辺に波及させる

「博多」駅周辺では2011(平成23)年の九州新幹線開業をきっかけに、「JRはかたシティ」や博多口駅前広場、「博多バスターミナル」への連絡デッキなど都市インフラ整備が進められ、福岡市のみならず九州の拠点として発展を遂げてきた。
近年も「KITTE博多」や「JRJP博多ビル」などが完成し、「博多」駅周辺の賑わいは増している。現在は福岡市営地下鉄七隈線の「博多」駅乗り入れ工事が行われているほか、はかた駅前通りや筑紫口駅前広場整備なども計画され、さらなる発展も期待されている。このような「博多」駅周辺の開発を促進し、博多旧市街との回遊性を高めるため、福岡市では『博多コテクティッド』計画を始動した。

博多駅博多駅
画像出典:福岡市ホームページ

「JRはかたシティ」の拡張も検討中

『博多コネクティッド』計画では、博多駅から半径約500mのエリアを対象とし、福岡市独自の施策として、都心部容積率特例制度やビルへのテナント優先紹介、行政によるビルのPRを行うほか、特定都市再生緊急整備地域や国家戦略特区も活用して、耐震性の高い先進的なビルへの建替えや歩行者ネットワークの拡大を目指す。
すでにJR九州では「JRはかたシティ」を線路の上空に拡張し、ショッピング施設やオフィスを設ける構想を発表。2019(令和元)年度から2021(令和3)年度に着手することを検討している。
『博多コネクティッド』計画が進めば、「博多」駅周辺の拠点性がさらに高まるほか、周辺エリアの活性化も期待できそうだ。

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■参考■
福岡市ホームページ

■開発種別:都市開発
■エリア:福岡県・福岡市博多区
■完成時期:未定
■事業主体:福岡市