スタジオジブリの作品の世界を再現した「ジブリパーク」

2019年6月28日

「愛知万博(愛・地球博)」の理念と成果を継承

愛知県長久手市に広がる「愛・地球博記念公園」は2005(平成17)年に開催された「愛知万博(愛・地球博)」長久手会場の跡地に整備された公園だ。「愛・地球博」は「自然の叡智」をテーマとして開催された。「愛・地球博記念公園」も「愛・地球博」のテーマを継承し、多様な自然環境を育むことを基本理念に掲げている。
また、スタジオジブリの作品も人やいきもの、地球に対する「愛」が含まれており、愛知万博の理念と合致している。「愛・地球博」ではスタジオジブリの作品『となりのトトロ』に登場する「サツキとメイの家」がパビリオンの一つとなり、「愛・地球博記念公園」にも当時の姿のまま残されている。
このような背景から、愛知県では株式会社スタジオジブリ、株式会社中日新聞社とともに「愛・地球博記念公園」にスタジオジブリの作品の世界観を表現するエリア「ジブリパーク」を整備し、「愛・地球博」の理念と成果を将来にわたって継承することとした。

ジブリパークの整備エリアジブリパークの整備エリア
画像出典:ジブリパーク整備の概要・基本合意書の締結について

スタジオジブリの世界を再現した5つのエリアが誕生

具体的には、「愛・地球博記念公園」の未利用地活用や既存施設改修により、「青春の丘エリア」、「ジブリの大倉庫エリア」、「もののけの里エリア」、「魔女の谷エリア」、「どんどこ森エリア」の5つのエリアを誕生させる。「もののけの里エリア」は『もののけ姫』、「魔女の谷エリア」は『ハウルの動く城』や『魔女の宅急便』などスタジオジブリの作品の世界を体験できる施設になる。
「青春の丘エリア」、「ジブリの大倉庫エリア」、「どんどこ森エリア」は2022(令和4)年秋、「もののけの里エリア」と「魔女の谷エリア」はその1年後のオープンを予定している。「ジブリパーク」のオープンで「愛・地球博記念公園」はさらに魅力を増すことは確実だろう。

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■参考■
ジブリパーク整備の概要・基本合意書の締結について

■開発種別:施設整備
■エリア:愛知県長久手市
■完成時期:2022(令和4)年4月
■事業主体:愛知県、株式会社スタジオジブリ、株式会社中日新聞社