「2025年日本国際博覧会」が開かれる夢咲に「夢洲駅タワービル」誕生

2019年7月29日

「(仮称)夢咲」駅延伸で生まれ変わるOsakametro中央線

大阪市此花区の夢洲エリアは「2025年日本国際博覧会」の会場に決定した。「2025年日本国際博覧会」のアクセスを担うのがOsakametro中央線だ。
Osakametro中央線は「長田」駅から「コスモスクエア」間の17.9kmで営業を行っているが、「コスモスクエア」駅から「(仮称)夢洲」駅間の3.0kmが延伸されることになる。すでに夢咲トンネルなど構造物の一部は完成しており、2024(令和6)年度の開通を目指して残る施設の工事が進められている。
Osakametro中央線には「移動そのものを楽しめる車両」をコンセプトとした新型車両が導入される計画もあり、間もなく大きな変化が訪れることになる。

夢洲駅タワービル 完成イメージ夢洲駅タワービル 完成イメージ
画像出典:大阪市高速電気軌道株式会社プレスリリース

「(仮称)夢咲」駅開業に合わせて超高層ビル「夢咲駅タワービル」が誕生

Osakametro中央線の終点となる「(仮称)夢洲」駅は「開放的で出会いの予感に満ちた駅」をコンセプトとし、未来的なデザインの駅になるという。
Osakametroは「(仮称)夢咲」駅を「活力インフラ」の拠点と捉え、前向きに開発を進めていくことを発表した。具体的な場所や規模については土地確保や共同事業化などの開発に必要な条件が整い次第、検討を進めていくとしている。
「(仮称)夢咲」駅周辺開発の一環として「夢咲駅タワービル」も計画されている。「(仮称)夢洲」駅の開業に合わせてオープンする「夢咲駅タワービル」は地上55階地下1階、高さは250~275mという日本有数の超高層ビルとなる。
「夢咲駅タワービル」のコンセプトは「多様性が活力を生み出しそれが大阪中へ染み渡っていく」とされ、らせん状のシンボリックなデザインとなり、ショッピング施設やエンターテインメント関連の施設、オフィス、ホテル、展望台などが入る予定だ。
「夢咲駅タワービル」は買い物からレジャー、宿泊まであらゆるニーズを満たす複合ビルとなり、「2025年日本国際博覧会」の会期中は国内のみならず海外からの観光客が集まり、にぎわうことになるだろう。

夢洲駅 完成イメージ 夢洲駅 完成イメージ
画像出典:大阪市高速電気軌道株式会社プレスリリース

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■参考■
大阪市高速電気軌道株式会社プレスリリース

■開発種別:新線/新駅
■エリア:大阪府・大阪市此花区
■完成時期:2024(令和6)年度
■事業主体:大阪市高速電気軌道株式会社