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大学キャンパスを核にした新しい街づくりが進む葛飾区新宿6丁目

2013年11月14日

広大な製紙工場跡地を活用、学園都市として再生が進む

かつて葛飾区新宿(にいじゅく)にあった三菱製紙中川工場の跡地を中心にして、新宿(にいじゅく)6丁目周辺が大規模に都市開発され、新たな「学園都市」が生まれようとしている。計画地はJR常磐線金町駅から約10分、中川に面した約33ヘクタールの広大な土地で、葛飾区の都市計画マスタープランでは「新たな地域の顔となる大学と公園を核としたまちづくり」が目標として掲げられ、住宅、文化、教育、交流、医療福祉など複合的な都市機能の導入が計画されている。その中心には東京理科大学の「葛飾キャンパス」と「新宿六丁目公園(仮称)」がすえられ、「金町」駅周辺やフィットネスパーク等との連携により地域の活性化をはかっていく計画だ。都市部に残る工場などの跡地を活用することで街がどんな変化を見せるのか、文化・教育施設を絡めた再開発の事例として注目しておきたいエリアだ。

 

東京理科大学葛飾キャンパスがすでにオープン、タワーマンション計画もスタート

すでに2013(平成25)年春には東京理科大学の葛飾キャンパスが開校し、街はにわかに活気立ってきた。このキャンパスは研究・教育の場としての機能を持つことはもちろん、葛飾区と連携した「地域とのふれあい」にも重点が置かれている。街づくりには「景観ガイドライン」をもとにしたデザインが採用されていることも特徴のひとつで、キャンパスは周辺との柵や塀が設置されず、キャンパスに隣接した個所には公園が新設されている。最寄りの「金町」駅から大学に続く商店街は「理科大通り」と名付けられたほか、子供たちが科学により親しめるような施設である「未来わくわく館」の建設も行われており、まさに地域と結びついた“学園パーク型キャンパス”であると言えるだろう。今後は住宅や医療施設の建設が進む予定があるほか、37階建てのタワーマンションの建設計画も動き始めている。学生・大学院生をあわせて数千人の学生が通う予定の新キャンパスによって、葛飾・金町が若者の街に変貌するかもしれない。

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■参考■
http://www.city.katsushika.lg.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/009/819/tosimasu-honpen.pdf
http://www.ur-net.go.jp/urbandesign/produce/guidelines_pdf/katsu_shinjuku6.pdf#search=%E8%91%9B%E9%A3%BE%E5%8C%BA%E6%96%B0%E5%AE%BF%E5%85%AD%E4%B8%81%E7%9B%AE
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35738
http://www.tus.ac.jp/news/katsushika/outline/index.html
http://www.ur-net.go.jp/urbandesign/produce/guidelines_pdf/katsu_shinjuku6.pdf

 

■開発種別:大規模施設
■エリア:金町駅北側・葛飾区新宿6丁目
■完成時期:2016年(タワーマンション完成予定)
■事業主体:葛飾区、UR(都市開発機構)ほか