東京湾に面した湾岸エリアは、この数年間の再開発によりタワーマンションなどの大規模施設が数多く誕生し、都心へのアクセス利便性や子育て環境が充実した暮らしを実現できるエリアとして人気を集めてきた。東京オリンピック・パラリンピック以降も湾岸エリアでは再開発が続々と完成を迎える予定で、さらに進化を遂げることは確実だ。
2020(令和2)年12月に「月島」駅付近、「月島もんじゃストリート」の一角で行われていた「月島一丁目西仲通り地区第一種市街地再開発事業」が「MID TOWER GRAND」として完成を迎えた。「MID TOWER GRAND」は地上31階地下1階のタワーマンションで、下層階には飲食店をはじめとした店舗も併設されている。デザインは世界的な建築家である星野裕明氏が担当し、上部にアーチを頂く個性的な外観は月島の新たなシンボルになるだろう。
晴海エリアの北、勝どきエリアでも再開発が進んでいる。「勝どき」駅の南、朝潮運河に面した約3.7ヘクタールを対象に行われている「勝どき東地区再開発」では「パークタワー勝どきサウス」と「パークタワー勝どきミッド」の2棟のタワーマンションが誕生する予定だ。
「パークタワー勝どきサウス」は地上58階地下3階総戸数1665戸、「パークタワー勝どきサウス」は地上45階地下2階総戸数1121戸となり、いずれも2023(令和5)年8月の竣工を予定している。
「パークタワー勝どきサウス」、「パークタワー勝どきミッド」はいずれも都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅と地下通路で直結となり、雨が降っても傘を差すことなく電車に乗れる。
「パークタワー勝どきミッド」の地下1階から地上3階の低層部にはスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどショッピング施設、保育施設、クリニックモールも併設されることになっている。「パークタワー勝どきサウス」、「パークタワー勝どきミッド」なら生活のあらゆるニーズを身近で済ませることができるだろう。
「パークタワー勝どきサウス」、「パークタワー勝どきミッド」の西側を通過する環状2号線には虎ノ門、「新橋」駅、「東京」駅と湾岸エリアを結ぶBRT(バス高速輸送システム)が2022(令和4)年度以降に開通する予定だ。BRTは勝どきエリアにも停車する予定になっており、都心方面へのアクセスのさらなる利便性向上が期待される。
月島エリアではさらなる再開発の計画がある。「勝どき」駅の北、清澄通り沿いの約1.0ヘクタールを対象に行われる「月島3丁目南地区再開発」では地上50階地下1階、約750戸の住宅とショッピング施設などが入る再開発ビルを整備する。2021(令和3)年度に着工し、2024(令和6)年度の完成を予定している。
「月島3丁目南地区再開発」の北側、「月島もんじゃストリート」沿いでも「月島3丁目北地区再開発」が進められている。「月島3丁目北地区再開発」では地上59階地下1階のタワーマンションなど3棟を整備し、総戸数約1160戸の住宅やショッピング施設、保育施設などに使われる予定だ。着工は2022(令和4)年度、完成は2025(令和7)年度を目指している。
「勝どき」駅の南西、「中央区立豊海公民館」付近の約2.0ヘクタールでも「豊海地区再開発」が計画されている。今のところ地上56階地下1階のタワーマンションを2棟整備することになっており、合計2150戸の住宅が誕生する。2022(令和4)年度の着工、2025(令和7)年度の完成が予定されている。
さらなる再開発が目白押しの湾岸エリア。とくに「勝どき」駅から「月島」駅、晴海エリアの一帯では多くの再開発が計画されている。さらに魅力あふれる街へ進化を遂げつつあるこのエリアに改めて熱い視線が集まっている。
これからも再開発が目白押しの、注目を集める湾岸エリア
所在地:東京都江東区
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