「渋谷」駅西口にあった「東急プラザ渋谷」は1965年に「渋谷東急ビル」として開業し、1973年に「渋谷東急プラザ」に、2012年に「東急プラザ渋谷」と改称されてきた。「渋谷」駅周辺のショッピング施設の一つとして親しまれてきた「東急プラザ渋谷」は2015年に閉館となり、跡地では「道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」が行われることになった。
「道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」は地上18階地下4階のビルを整備し、オフィスやショッピング施設などに使われることになっている。ショッピング施設は2階から8階、17階と18階を占め、名称は再開発前の名を受け継ぎ「東急プラザ渋谷」と決定された。新しい「東急プラザ渋谷」は「都会派の感度が成熟した大人たち」をターゲットとし、今までにないショッピング空間と価値観を提供するという。
「道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」で誕生するビルの1階には空港リムジンバスも発着するバスターミナルが整備されるほか、外貨両替施設や観光案内施設なども併設される予定で、海外から訪れる外国人の拠点としても機能することになる。
さらに、地下から地上、道玄坂方面へ立体的な移動が可能になる歩行者動線「アーバン・コア」が整備され、「渋谷」駅から「東急プラザ渋谷」や新設されるバスターミナル、道玄坂方面へとスムーズにアクセスできるようになる。屋上には広場も設けられることになっており、渋谷の街を訪れる人々の憩いの場としても機能しそうだ。
2019年秋予定の完成後は以前の「東急プラザ渋谷」と同様に「渋谷」駅西口のシンボルとして親しまれることになるだろう。
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■参考■
東急不動産株式会社プロジェクト・ノート
■開発種別:再開発
■エリア:東京都・渋谷区道玄坂一丁目
■完成時期:2019年秋予定
■事業主体:東急不動産株式会社
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