1946(昭和21)年に都市計画と定められてから68年。2014(平成26)年3月29日、環状2号線新橋~虎ノ門間をつなぐ約1.4km(うち地下トンネル区間0.9キロ)の開通式典が行われた。
新橋~虎ノ門では環状2号線の本線は地下を通過するため、スペースに余裕ができる地上部分は歩道を広くとることができ、幅13メートルの都内最大級の歩道となる。地上部分には「新虎(しんとら)通り」という愛称も付けられ、今後は東京都としては初めての本格的なオープンカフェなどが展開され、パリのシャンゼリゼ大通りに匹敵するような、国際色豊かで、活気に満ちたプロムナードになる予定である。
しかし、現状はまだ整備帯が並び、ただ“道幅の広い通り”という印象を受ける。通りの両側にコインパーキングやペンシルビルがあるなど、整備にあたり課題は多く残るが、「東京シャンゼリゼプロジェクト」の候補地としての呼び声も高く、今後の進展には期待感が高まる。
また、2016(平成28)年に開通予定の新橋・豊洲間(3.6キロ)が完成すれば、環状2号線全14キロがつながることになり、都心から羽田や成田の国際空港へのアクセスがスピーディになるほか、2020年東京五輪の新国立競技場と晴海の選手村を結ぶ最短ルートとなる。こうした面でも、「東京シャンゼリゼプロジェクト」の成功は大いに期待されているのだ。
森ビルが特定建築者として建設する「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区虎ノ門1-23-1から4)の開業日が、6月11日に決定した。
新虎通り上にそびえ立つ地上52階、地下5階の超高層複合施設「虎ノ門ヒルズ」は、オフィス、住宅、ホテル、店舗、カンファレンスを擁するタワーだ。
東京都が推進するアジアヘッドクォーター特区に指定されている新橋・虎ノ門エリアだが、これまで以上に、世界をリードする企業が集まり、たくさんの外国人ビジネスマンが活き活きと働き、生活する国際ビジネスエリアへと変わっていくだろう。
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