横浜駅がリニューアルし、西口はアトリウムを持つ新しい横浜の顔に

2014年4月24日

2020(平成32)年に「横浜」駅西口が一新、国際都市の玄関口として生まれ変わる

国際都市・横浜の玄関口である横浜駅が生まれ変わろうとしている。横浜駅周辺では、2009(平成21)年に横浜駅周辺大改造計画「エキサイトよこはま22」が策定され、国際競争力のあるまちを目指した再開発が進められているが、その中心となる駅ビルの建設計画がスタートしたのだ。

JR東日本の発表によると、「横浜駅西口駅ビル(仮称)」は地上26階建の駅前棟と鶴屋町棟の大きくふたつに分けられ、駅前棟には明るく開放的なアトリウムが設置される。アトリウムは4層吹き抜けで、「横浜の顔」にふさわしいドラマティックな空間となり、開業は2020(平成32)年の予定だ。

駅前棟にはオフィスのほかに、大型の商業施設の入居も予定されているようで、ホーム側には重層的な回遊デッキも設けられ、駅の利用だけでなくショッピングの利用客も増えそう。その完成イメージは、百貨店が入居し大型の吹き抜け階段を持つJR「京都」駅に近いものかもしれない。

災害時には地域防災拠点としての役割も担う施設に

またこの施設は、地震や津波などの大規模災害の際に帰宅困難者などの受け入れができるように配慮した設計が行われる。「横浜 」駅周辺エリアの地域総合防災拠点としての機能をもち、環境や防災にも考慮した施設となる計画だ。施設は高速道路の高架下をくぐって鶴屋町まで広がり、鶴屋町棟は駐車場と保育施設を設置する予定になっている。2020(平成32)年には、「横浜」駅の「顔」が大きく様変わりすることになるだろう。

 

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■参考

JR東日本プレスリリース 資料
https://www.jreast.co.jp/press/2013/20140302.pdf
横浜市都市整備局 エキサイトよこはま22
http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/tosai/excite/

■開発種別:大規模施設・再開発
■エリア:神奈川県横浜市 横浜駅
■完成時期:~2020年
■事業主体:JR東日本ほか