住宅ローン、変動型金利を利用する人が増加!

住宅ローン利用者の動向を調べたアンケート調査がまとめられています。最近は、変動型金利を選択する人が増加の傾向にあるようです。詳しくご紹介いたします。

「変動金利型」の利用者が増加し7割を超える

2022年6月28日に独立行政法人住宅金融支援機構から発表された「住宅ローン利用者の実態調査(2022年4月調査)」は、2021年10月〜2022年3月までに住宅ローンの借入をした人、1500人を対象に調べたもの。約半年間の期間を置いて同様な調査が行われているので、経年の変化を把握することができます。

最新の調査結果の一番のポイントは使用した金利タイプについて。住宅会社ローンには「変動型」、「固定期間選択型」、「全期間固定型」にわけることができますが、今回は「変動型」が6.5ポイント増加し7割を超えたことが特徴にあげられます。逆に「固定期間選択型」と「全期間固定型」は減少となっています。

グロバール経済を見回すと、アメリカの金利上昇を受けて大幅な円安状況となっていますが、日本の金融政策は依然として緩和が継続される見通しです。こうした金融情勢の変化も、利用金利タイプの選択に影響を与えている可能性があります。

金利見通しは「上昇する」が増加

気になる金利動向ですが、ローン利用者に「今後1年間の住宅ローン金利見通り」を尋ねる質問もあります。回答をみると「現状よりも上昇する」が前回の23.1%から39.2%と大幅に増加を示しています。逆に「ほとんど変わらない」が63.1%から46.1%へと減少し、金利の先高感を持つ人が増えていることが読み取れます。ただ、先高感もありながら「変動型金利」を選択する人も多く、悩ましい判断をくだしているのかもしれません。

融資率は90%超100%以下がボリューム

ローンの借入額を物件価格(購入価格や建築費用)で割った「融資率」は90%超100%以下が最も多くなっています。これは金利タイプの違いにかかわらず、同様の傾向が読み取れます。

住宅ローン利用者の実態調査

https://www.jhf.go.jp/files/400361299.pdf

       







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