いくつかの計画変更によって、新たに医療拠点の設置計画が決まった
さいたま新都心は首都圏機能の一翼を担う業務核都市として、JR大宮操車場跡地に開発された再開発事業エリアで、「さいたまスーパーアリーナ」や、「けやきひろば」、合同庁舎やオフィスビルなどの業務棟、「さいたま新都心駅」等の整備を進め、2000(平成12)年5月に「さいたま新都心」の街びらきが行われた。その後は埼玉県でも有数のビジネス拠点となり、現在も企業誘致が進められている。また、「コクーン新都心」などショッピングモールも整備され、周辺では三菱マテリアルの研究所跡地の再利用計画なども構想されており、周辺エリアとも一体となった整備が進もうとしている。
この中でも8-1A街区に医療拠点を整備しようとする計画が動き始めた。この街区は2006(平成18)年に第二東京タワー(現:東京スカイツリー)の誘致を試みたが失敗し、その後超高層複合ビル開発計画が持ち上がったものの、環境変化などにより撤回されていた場所だ。
県立小児医療センターとさいたま赤十字病院の2病院を開設する
「さいたま新都心8-1A街区」は敷地面積約2万4000平方メートルの広大な敷地をもち、敷地北側に「さいたま赤十字病院」、敷地南側に「県立小児医療センター」が建設される予定だ。両病院は構造上は別々の建物だが、デッキで連結されるとともに周産期医療や救急医療面で連携して高度な医療サービスを提供することが計画されている。県立小児医療センターには特別支援学校機能や、発達障害児支援機能、子育て支援機能なども付加される構想もあり、埼玉県でも有数の医療・子育て支援拠点として活動することが期待されている。
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■参考■
http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/485685.pdf
http://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/h01/#m3233
■開発種別:大規模施設
■エリア:さいたま新都心地区
■完成時期:2016年(医療拠点の完成)
■事業主体:埼玉県など
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