平成27年度の上野東京ライン開通後、毎年2000人以上の人口増が続き再開発の機運が高まる、松戸市のまちづくり

2018年12月18日

千葉県の北西部、江戸川を挟んで東京都と隣り合う松戸市は、古くは水戸街道の宿場町として栄えた街。1896(明治29)年に日本鉄道(現・JR常磐線)が開通、1960年代になるとベッドタウンとして急速に宅地化も進んでいった。近年は暮らしやすいまちづくりに力を入れており、2018年度まで3年連続で待機児童数ゼロ(国基準)を達成、日本経済新聞社と日経BP社の共働き子育て家庭向け情報サイト「日経DUAL」が共同で実施した「共働き子育てしやすい街ランキング2017」では1位に選ばれた。そんな松戸市では、JR上野東京ラインの開通によるJR常磐線のアクセス性向上などによって、人口の増加も続いており、人口は千葉県内で4位の約49万人を誇る。また、さらに暮らしやすい街にすべく、市内各所では様々な開発や新たな施設も建設も進められている。

JR上野東京ライン開通により東京駅・品川駅へ直通できるようになった松戸駅

港南側から高輪ゲートウェイ駅・4街区および3街区建物を望む(引用:JR東日本)4街区および3街区建物(引用:JR東日本)

松戸市の中心地となっている「松戸」駅は、JR常磐線と新京成電鉄の停車駅。JR常磐線(各停)は東京メトロ千代田線と直通運転を行っており、「松戸」駅が始発となる列車も多い。大手町のほか、赤坂や表参道、代々木上原など、おしゃれな街にもダイレクトにアクセス可能なので、休日のレジャーなどにも便利に利用できる。2015(平成27)年には上野東京ラインが開通したことにより、これまでは「上野」駅が終点だった常磐線が、「品川」駅まで延伸された。これにより都心方面へのアクセス性がさらに向上し「松戸」駅の利便性も高まった。

高輪ゲートウェイ駅イメージ(引用:JR東日本)高輪ゲートウェイ駅イメージ(引用:JR東日本)

東京では国際競争力を向上させ、更なる成長へと導くため、アジア地域の業務統括拠点や研究開発拠点のより一層の集積を目指し、特区内への外国企業誘致を推進する「アジアヘッドクォーター特区」を指定している。上野東京ラインによって「松戸」駅は、「東京」駅や「新橋」駅を含む東京都心・臨海地域、「品川」駅や2020(令和2)年に開業予定の「高輪ゲートウェイ」駅を含む品川駅・田町駅周辺地域の2つの特区指定エリアに直接つながったことになる。

松戸からつながる都心エリア松戸からつながる都心エリア

「アジアヘッドクォーター特区」にある「品川」駅周辺の開発の中でも、特に注目なのが「高輪ゲートウェイ」駅に隣接した品川駅北周辺地区の開発だろう。2019年4月の「東京圏国家戦略特別区域会議」および「国家戦略特別区域諮問会議」を経て、内閣総理大臣による認定を受けたこの開発は、「グローバルゲートウェイ品川」をコンセプトとして、周辺地域と連携した国際的で魅力あるまちづくりを進める計画となっている。
地区内は4つの街区に分けられ、総敷地面積約72,000平方メートルにも及ぶ開発が予定されている。2024(令和5)年度の街びらきを目指して、2020年頃より工事が開始される予定だ。

グローバルゲートウェイ品川(引用:JR東日本)グローバルゲートウェイ品川(引用:JR東日本)

「グローバルゲートウェイ品川」では、開発の基本方針として「世界につながり、地域をつなぐ、エキマチ一体の都市基盤形成」、「国際ビジネス交流拠点にふさわしい多様な都市機能の導入」、「防災対応力強化とC40(世界大都市気候先導グループ)が掲げる先導的な環境都市づくり」の3つが定められており、それぞれの方針に沿った開発が進められることになる。

港南側から4街区(南棟および北棟)を望む(引用:JR東日本)港南側から4街区(南棟および北棟)を望む(引用:JR東日本)

まちづくりのコンセプトにふさわしい景観を実現するため、まち全体のデザイン構想について、世界的に著名な建築家ピカード・チルトン氏と隈研吾氏を起用。
各街区の複数建物を「日本列島の島々」に見立て、「アーキペラーゴ(列島)」を創出。滑らかな歩行者ネットワークの整備や緑の丘を構築、各建物が個性を持ちながらも一体感を持たせたまちづくりを目指している。「高輪ゲートウェイ」駅前は、「エキマチ一体まちづくり」の象徴として、和を感じられるデザインの新駅と、緑豊かで滑らかな曲線を持つ4街区建物によってつくり出される「360度の広場空間」を形成する。

それぞれの街区では、第1街区は国家戦略住宅整備事業を活用して、住宅のほか国際水準の居住施設やインターナショナルスクールを整備。第2街区は文化創造施設としてホールやラボ、エキシビジョンなどの拠点施設を整備。街の価値向上に資する新たなアイデア・技術の創造に持続的に取り組むとしている。第3、4街区は国際ビジネスの拠点として業務スペースが主な用途となる予定で、そのほかに、ビジネス支援・交流・発信機能を持つコンベンションやカンファレンスも設置される予定。また、第4街区南棟には国際水準の宿泊施設が整備され、ビジネス・観光などの短期滞在ニーズにも対応する。

松戸からのアクセスはさらに便利に松戸からのアクセスはさらに便利に

そのほか、JR常磐線と直通運転を行っている東京メトロ千代田線沿線でも、日本一の高さとなる予定のオフィスビル建設が計画されている大手町や、「東京ミッドタウン日比谷」の開業で話題を集めた日比谷などで様々な開発が進んでいる。「松戸」駅からは千代田線の始発列車も運行されており、そういったエリアにダイレクトにアクセスすることができる松戸市も相乗効果で賑わいが増していくだろう。
将来的には「品川」駅に発着するリニア中央新幹線をはじめ、JR東日本が検討をしている都心部から「羽田空港」へアクセスする路線「羽田空港アクセス線」に常磐線からの直通運転を想定されるなど、さらに利便性が高まることが期待されている。

羽田空港の出入国者数の推移羽田空港の出入国者数の推移

また、「羽田空港」では、新しい飛行経路の設定の検討が進められており、滑走路の使い方・飛行経路などを見直すことにより、深夜・早朝時間帯以外の国際線の発着回数は現在の6万回から9.9万回と、最大で年間約3.9万回(約1.7倍)増加させることができるようになる。インバウンドの増加により「羽田空港」の利用者数は大幅に増加しており、2017年の入国外国人数は約370万人と、2013年に比べ290%も増加している。ここからさらに国際線の発着回数が増えるのだから、今まで以上に世界とつながりを強く感じることになりそうだ。もちろん、「羽田空港アクセス線」でつながる「松戸」駅にも、その流れが波及することはいうまでもない。

松戸からのアクセスはさらに便利に(引用:国土交通省)

関東で唯一候補地に指定されている「松戸」駅周辺

市内各地で行われている開発だが、「松戸」駅周辺でも様々な計画や取り組みが行われている。2017年12月、「松戸駅周辺地域」が、都市開発事業等を通じて緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域として、内閣府が発表した「都市再生緊急整備地域」の候補地域となったことにより、周辺エリアの開発の機運が高まっている。市では現在、協議会で議論が行われており、今後、関係者との議論を深めながら、民間事業者による都市開発等を誘導し、良好な市街地形成を推進していくとしている。

「都市再生緊急整備地域」の候補地域は、全国で4エリア(松戸市のほかに大阪府枚方市、大阪市、福岡県福岡市)のみで、直近では平成30年10月に同じく候補地域であった福井県福井市と広島県広島市が都市再生緊急整備地域に指定されている。

「都市再生緊急整備地域」の候補地域(引用:内閣府地方創生推進事務局)「都市再生緊急整備地域」の候補地域(引用:内閣府地方創生推進事務局)

2017年9月~2018年2月には、松戸市の「松戸駅周辺地区」(約48ha)を対象に「第20回 まちの活性化・都市デザイン競技」が実施された。これは、まちづくりに対する関心を高めるとともに、活力ある美しい景観を備えたまちづくりの実現に寄与することを目的に、国土交通省が後援となり毎年6月に実施しているコンテストで、「まちづくり月間全国的行事実行委員会」と「都市づくりパブリックデザインセンター」が主催している。コンテストに合わせて松戸市でも、まちづくりを考えるシンポジウムを開催するなど、行政だけでなく、市民レベルでの盛り上がりも見せている。

第20回「まちの活性化・都市デザイン競技」の作品(引用:公益財団法人 都市づくりパブリックデザインセンター)第20回「まちの活性化・都市デザイン競技」の作品(引用:公益財団法人 都市づくりパブリックデザインセンター)
Kite Mite Matsudo(キテミテマツド)Kite Mite Matsudo(キテミテマツド)

2018年3月に惜しまれながら閉店した「伊勢丹 松戸店」の跡地は、その活用方法に注目が集まっていたが、2018年11月に「Kite Mite Matsudo(キテミテマツド)」として2019年4月にオープンすることが発表された。スーパーマーケットを核店舗として大型物販、フードコート、ルーフトップレストランなど約50店舗が入居する予定となっており、松戸の中心地に新たな賑わいを創出する施設として期待を集めている。

(引用:松戸市HP)(引用:松戸市HP)

街の玄関口である「松戸」駅では、現在バリアフリー化の工事が進行中だ。駅西口駅前広場では2018(平成30)年5月にエレベーター・エスカレーターの整備が完了。駅構内でもエスカレーターやエレベーターの整備、多機能トイレの新設が進められており、平成30年度末の完了を予定している。さらに、駅ビルの「アトレ松戸」でもリニューアル工事が進行中で、1階の食品フロアと2階生鮮ゾーンは2018(平成30)年11月にリニューアルオープン、7階のレストランフロアと8階のサービスフロアが2019年春のオープンが予定されている。

東口については、2018(平成30)年3月に発表された「新拠点ゾーン整備基本構想」の中で、ランドマークとなる多機能拠点づくりを進めていく方針が示された。構想では、目指すべき方向性として「多核都市松⼾の、もっとも中⼼の核(コア)となる。松⼾市⺠の広場となる。」「東京に最も近いみどり豊かな⽣活都市として、松⼾ならではの魅⼒の象徴(コア)となる。」「 多様・多世代の市⺠が集い、新しい多彩な市⺠活動・⽂化活動が始まり、活気にあふれる松⼾を創り出す(クリエイトする)拠点(コア)となる」の3つのコンセプトが設定され、今後この構想に沿って話し合いが進めらていくだろう。

新拠点ゾーンの位置(引用:松戸市HP)新拠点ゾーンの位置(引用:松戸市HP)

そのほかにも、駅西口の北側にあるダイエー周辺では、地権者が再開発に向けて勉強会を行っていたり、市長が市役所の建て替える方針を示すなど、松戸駅周辺の街づくりや再開発は、より一層活発に行われていきそうだ。
これらの施策をさらに加速させていくため、2019(平成31)年の2月に発表された平成31年度施政方針でも、「都市再生緊急整備地域」としての本指定を年内に受けるべくエリアや地域整備方針について素案の検討を進めるとしている。また、「新拠点ゾーン整備」については、市役所の移転や老朽化した文化施設の集約、「松戸中央公園」の再整備など、多世代の市民や来訪者の様々なニーズに応え、交流や賑わいを生む本市の新たなランドマークづくりを目指すことが示された。

松戸市立総合医療センター松戸市立総合医療センター

松戸市内には「松戸市立総合医療センター」をはじめ「千葉西総合病院」、「新松戸中央総合病院」、「新東京病院」など高度な医療を担う総合病院が多く、それぞれが得意とする疾病分野で多くの症例が集積することで、全体として質の高い医療の提供につながっている。これらの病院や診療所では医療機関相互のネットワーク、疾病別の病院・消防間のネットワークが構築されているなど、医療資源に恵まれた地域でもある。

周辺エリア最大級の商業施設も今秋オープン

そんな松戸市では、アクセス性の向上などもあり、便利な街として近年は人口の増加も続いている。直近のデータを見ても2014年以降、1年に約2,000人のペースで人口が増加(※松戸市HPより)していっており、平成30年11月1日現在、約49万人と千葉県内で第4位の人口を誇る。それに伴い「松戸」駅の利用者数も年々増加。2017年度の千葉県内のJR駅別乗車数では、船橋、西船橋、柏、千葉についで県内5位(100,831人)となっている。

より暮らしやすい街を目指して様々な開発も進められている。「新松戸」駅の南東側にあり、2017(平成29)年に閉鎖された「松戸市公設地方卸売市場北部市場」跡地では、新たな商業施設の「テラスモール松戸」の建設が進められている。2019年秋の開業を目指しており、シネマコンプレックスの「ユナイテッド・シネマ」、フィットネスクラブ「東急スポーツオアシス」、スーパーマーケット「サミットストア」をはじめ、約180店舗が開業予定となっている。駐車場も約2,000台分整備される予定なので、車での利用もしやすいだろう。

テラスモール松戸(引用:住商アーバン開発)テラスモール松戸(引用:住商アーバン開発)
テラスモール松戸(引用:住商アーバン開発)テラスモール松戸(引用:住商アーバン開発)

平成30年には羽田空港直通バスが開業

2018(平成30)年6月には「東京外環自動車道」の三郷南IC~高谷JCT間が開通。北側の常磐自動車道や東北自動車道、南側の京葉道路や首都高速湾岸線をつなぐ路線として、カーアクセスも向上。水戸街道をはじめとした一般道路に頼っていた道路事情が改善したことにより、市内の渋滞も緩和された。開通に伴い利用が開始された「松戸IC」の南側では、「東京外環自動車道」と「成田空港」を最短で結ぶ「北千葉道路」の未事業化区間の延伸計画もあり、早期事業化に向け、県・国・沿線市で検討が進められている。
さらに「東京外環自動車道」の開通に伴い、2018(平成30)年の9月からは「松戸」駅発着(一部は「新松戸」駅発着)の「羽田空港」行きの高速バスの運行も開始。「松戸」駅からは約60分で空港にアクセスできるようになった。

北千葉道路整備イメージ(引用:千葉県HP)北千葉道路整備イメージ(引用:千葉県HP)

※本文中で掲載している各パースはイメージのため、実際とは異なる場合があります。

イニシア松戸
物件公式サイト

駅前の利便性を享受しながら、
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「松戸」駅周辺の大型商業施設を普段使い

「松戸」駅周辺には「アトレ松戸」や「ダイエー松戸西口店」、「イトーヨーカドー松戸店」といった大型商業施設が充実。新たなランドマークとして「KITE MITE MATSUDO(キテミテマツド)」や「(仮称)テラスモール松戸」も開業予定など、
多種多様な大型商業施設が集積~開業する松戸はさらに便利でココチイイ街へ。
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都心の交通拠点の中心「東京」駅へ直通24分。
千代田線直通電車も利用可能で、
より快適なアクセスがココチイイ。

「東京」駅をはじめ、「大手町」駅、「品川」駅など都心のビジネス拠点へ直通、スムーズアクセスが魅力の「松戸」駅。
さらに1駅7分の「北千住」駅からは、東京メトロ半蔵門線、日比谷線(東武伊勢崎線直通)も利用可能。
ショッピングはもちろん、通勤や通学も快適です。
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リビングイメージ

イニシア松戸